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完結
けれど、話の厚みは『怪物王女』に負けていないな、と思う
南久阿たちが、正義の味方ぶって悪を叩きのめすのではなく、単純に「日本」って国を守るというスタンスで容赦ない行動を起こし、起こされた災厄を解決するってストーリーは実に面白かった
南久阿の個性も強かったが、彼女に惹かれ、自分の意思で共にいる事を決め、望み、その為に全力で戦える太郎、あまりにも圧倒的な力の差に惨敗を喫する事はあったけれど、ラストまで南久阿の元を離れず、帰りを待ち続けた彼がこの作品で最も、心の強い人間だったんだろう
しかし、タイプの異なる女性たちに囲まれている、ハーレム境遇に関しちゃ、ちょっと妬みが(笑)
彼は一体、誰と結ばれるんだろうか、そこが渡来神との今後のバトル以上に気になってしょうがないんだが、私は・・・
彼女達の闘いに一区切りがついてしまい、続きを知れないのは、本音を言えば残念だが、最終回の質の高さを考えると、光永先生にぶつける文句も案外、出てこない
個人的に推しの回は、第二十二和「南久阿、夢で逢う~なくあ、ゆめであう~」だ
南久阿とグレタの会話を引用に選んだのは、どちらも正しいと思った上で、南久阿の意見に同意したいから