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心臓が痛い。
私はカイ至上主義で、読んでいる途中でもカイに同調しながら(おまえは月人か)読んでいるからか、「あの」場面でほぼカイと同時に涙がぶわっ…!と(T□T)
何を見て、何を感じて泣いたのかは、読んだ人にだけわかるということで……まあ、三四郎もあれですね、おいたわしや←。えっ、三四郎も好きですよ!扱いがカイと違いすぎるって?いやそれはカイが好き過ぎるだけです/笑。
なにはともあれ、ラストではすこーしだけカイがふっきれたような顔をしているので安堵しました。
次巻ももう半分以上書き上げているという事なので、今年中は無理でもまた来年には読めるかな。
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かれこれ20年に渡って続いているシリーズである。
番外編と銘打たれているものの『カデンツァ』が『青の軌跡』と地続き、本筋であるのは明らかだ。
第1巻からのファンはジュール=ヴェルヌを降りるまでの作品と思っていただけに
これはうれしい誤算である。また作者も誤算だったであろう。番外編とつけてしまったのが物語っている。
4巻は事件が巻き起こる前の、いわば溜めの部分だ。
カイと三四郎の前にたれこめた行き場のない、出口のない、また答えのない問答が、
思考を得意としない三四郎の前に大きく立ちはだかり、
彼の双子の弟ではないが、ざまあみろと胸がすく想いである。
ちゃんとカイと立ち向かいなさい。男なら逃げるなよと。
三四郎の自由な生き方は個人的に好きだけれど、周りにはいて欲しくないタイプである。
カイは本当に大変だ。惚れたほうがいつだってつらいのだ。
なんだかよくわかりませんが、ネタバレを回避するとこんな感じです。
派手な事件が起きる前、不穏な前夜とも取れますが、
じつは『青の軌跡』のテーマど真ん中なのではないだろうか。
生きた人間の息吹、苦悩、生き様がこの作品にはある。
人が二人いればそれだけで摩擦が起きる、それが世の常。
それがどんなにいとおしい相手でも、いやいとおしい相手だからこそ、
無視することはできないのじゃないかな。無視どころか煩悶する。
それが今回の三四郎です。
長いシリーズのなかで少しずつ距離が縮まってきた彼らだけれど、
着地点は違う道を歩く気配がし、そのラストで締めたはずでした。
でも結局、カイは三四郎を好きでたまらないのだな。
だからこそ『カデンツァ』は、番外編に収まらなかったのではないだろうか。
まただからこそ、思考を得意としない三四郎に、カイは自分にとって何者だ、
と作者は迫ってくれたのではないだろうか。
この続編の着地点が三四郎に依存(執着)するカイを解き放つものになるかはわからないけれど、
なんとなくそんな予感はするものの、いやもうラブラブで行っちゃえよ!
三四郎嫁に行っちゃえ、シリーズここまで読んだんだから作者様お願い!と祈ってしまうんだけど、
そうはならないだろうなあ。いやわかんないですけどね。
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カイと三四郎のもどかしい関係がさらに悪化することで,少し光明が見えた気がした.一方プランBの実行前にリリアン誘拐,盛り上がる展開に次巻が楽しみ.
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もし良ければこちらでご覧下さい(*_ _)人
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