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ILCの宣伝本かな?
確かに目の前で直ぐに利益が見えない巨額事業への関与を簡単には許さない時代だから仕方ないか。
科学的内容というより、日本の現在の寂しい現実を突きつけられている内容に愕然とならざるを得ないというのが正直なところか。
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日本で本格的な国際協力によって、線形加速器ILSが建設されようとしている。その理論的な意義と、技術的な挑戦についての解説。普段あまり触れられない粒子加速器の技術、なかなか面白い。世界の頭脳が日本に集結すると、いろんな変化が起きるでしょうね。
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いまCERNは退職した職員の年金問題を抱えているという。スイスは国民年金とかじゃないのね。
ILCをふくめていろんな予算を見てみると...
年間予算(年度はばらばら)
ILC 270億円
Spring8 + SACRA 147億円
KEK 380億円
CERN 1011億円相当
参考
JAXA 1875億円
NASA 176億ドル
さすが宇宙は桁が違う。
それはともかく日本にはKEK Spring-8 SACRAがあって、さらにILCとなるともうちょっと集約できないもんかなーと素人目にはおもう。
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2012年、世界最大の円形加速器LHCの研究チームがヒッグス粒子を発見したというニュースは記憶に新しいところだろう。しかし、この発見は新たな問題の入り口に過ぎず、この世界の専門家たちは新たな発見のために動いている。その動向と今後日本での建設が有力視されているILC(国際リニアコライダー)についてまとめられたのが本書である。他のレビューにも書かれている通り、本書は宇宙の理解のための本というよりもILC(国際リニアコライダー)のPRのためにまとめられたものであると考えてよいだろう。重複する部分もあり、本当に読者のためを考えてつくられているか疑問が残る。しかし、ILC(国際リニアコライダー)の実験の意義を通して学べる部分もあるのでこの評価とした。