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著者の石田さんは10年くらい前はしょっちゅうTVに出てて、へんなコメントとかしていました。
流行りの人だったので本を読んでみたら、文章力がどうとか言う以前に国語的にどうなの?と思うようなモノを書いていて、それで完全に見切りました。
が、最近何かの雑誌の書評欄を読んで、10年経った変化を確認したくなり久しぶりに読んでみました。
まあ、たいして変わってなかったですね。
性欲が強く100人以上の男性と関係を持つ美少女ミノリのことを、場面ごとに何度も薄汚れた雰囲気にならない、汚れてるとは思えない、と繰り返す様とかイライラしました。
汚れてるように感じさせないようにうまく伝えるのが作家でしょう。主人公に直接的な同じセリフを何度も言わせることで読者にそれを印象付けるやり方は作家じゃない、と言いたい。
内容も私てきには理解不能で、何がオネスティだよ、と鼻で笑ってしまいました。誠実をはき違えているとしか思えない。
何でも話せる仲と言えば聞こえはいいけど、お互いの性体験を赤裸々に語り合うことが誠実なのでしょうかね。ただの性趣向じゃないか?
著者の作品はもう読むことはないでしょう。
最後まで読み切れた自分を褒めてあげたい☆
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うーん、書きたかったことは理解できたけれど、なんか浅いというか…物足りなさを感じてしまいました。
でも、石田さんって、こういうの(登場人物)好きだよね~って思わせるお話でした。
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幼なじみの男女がお互いを一番大切な人と認め、一時の感情で一緒になったり離れたりする恋愛感情をもたず、ただ正直に相手に自分を語る約束をする。物語の後半はそれでも動かしがたい感情に突き動かされ恋愛状態に陥るのかとの安易な想像は裏切られ、性を自由に生きつくしたいという女性の思い、男性の寛容なまでの愛情が最後まで描かれており新鮮だった。
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私たちは変わらない。
恋人にはならないけどずっとそばにいよう。
が前半から後半まで続くだけのお話。
これが究極の愛?私にはわかりませんでした。
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幼なじみってそんなもんじゃない?
幼、小の8年間、1クラスしかない生活を送ってきた私としては、ありえない関係だとは思わないんだよなー
静と動のカイとミノリ。
でもミキの立場だったらつらいか、やっぱり
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これは友情じゃない。
だから理解されなくても仕方ない。
2人が変わらない関係を貫くのは構いません。
ただ大切な人は1人なら他は傷つけてほしくなかった。
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共同体のような関係なのかもしれない。
心を裸にし合える相手に出逢えていることは幸せなのだろう。周りの人たちは辛いだろうけれど…
H28.3.2読了
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他の石田衣良作品のように心が揺さぶられることはなかったけど、「オネスティ」というタイトルの通り、正直に生きている2人の関係はすごく良いな、と思った。
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久しぶりに石田衣良。
うーーーん。
きれいゴトじゃないことをキレイに書いてるけど、やっぱり普通に生きてて、普通に恋愛してる人からしたら、それはやっぱり変でしょうと…
性の目覚めあたりまでは理解できたけど、みのりの生き方はもっと波瀾万丈な方が逆にリアリティーあった気がする。
もしくは二人の関係がもっと近い時もあったほうが自然じゃないかと。
旦那さんにこんな関係の女性がいたらイヤだ!
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純愛なのか、今時なのか共感できないし、よくわからない。カイとミノリの関係は本当の意味で「オネスティ」なのだろうか?
カイは最後にはミキに「オネスティ」だったが、ミノリは経験した男性には全然「オネスティ」ではないと思う。さらに自分たちの世界で関係を続けるならそれぞれ結婚はしてはダメだとも思う。
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ふたりの間にここまで何もかも秘密がないのはある意味すごい!
同性であっても話しにくいだろうにそれが異性となると……逆に割り切れちゃうのか!?
しかし、本当に大切な人であれば、性別を超えた長い付き合いをしたいもんだ。
となると、カイとミノリのような関係もいいのかもなぁ。ただ何もかも話すというのは抵抗アリだけどね。
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隠し事は一切しないと決めた男女の精神面での深い結び付きの物語。性に奔放なミノリは自由すぎるけど憎めない魅力がある。結婚や子供といった形のある結び付きをある意味恐れすぎた結果の関係性は普通の関係でもうまくいったかもしれないけど、この形がその人たちのすべてなんだろうなと感じた。関係性はそれぞれだけど、支えになる人がいるのは大切。
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性に貪欲なミノリと、草食男子な絵描きカイとの、男女の肉体関係や、友情を超えた、精神的な強固な関係が描かれている。
とても美しく頭脳明晰で魅力的なミノリに、カイ含め周りの人々が翻弄されているとしか言えない感じ。
でも、やっぱり、ミノリとカイはお互いに唯一の理解者なのだと思う。
昔の私だったら、ミノリのような女性は「不純」そのもので苦手だった。実際に性欲に見境いのない貪欲な女友達もいたし。
でも、私も四十路となり、自分と違ういろんな人間の生き方が素敵だなぁって思えるようになった。
ミノリにとっても、カイの存在はやっぱり特別で、唯一の心の拠り所なんだということは、痛いほど伝わってきた。
難しい題材なのに、汚れなく、偏りなく、リアリティにさらりと描いてしまう、石田衣良さんってやっぱり逸材。
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幼児の頃に、恋愛も結婚もしないけど隠し事はしないという約束をした男女の歪な性のお話
やはり、石田衣良の恋愛話は合わないなぁ
石田衣良というよりは、恋愛もののとある定形に対する感想なんだろうけど
「結局、周りの皆が二人に振り回されただけかよ」という印象を抱く作品に良さを感じない
もともと想い合っていた者同士が、他の人と付き合ったりしながら嫉妬されて、最終的にはくっつくというストーリー
ただ、どんな話がそれに当てはまるかは個人的な判断でしかなく
例えば、江國香織と辻仁成の「冷静と情熱」なんかも似たような展開だけど、そんな悪印象を抱いていない
となると、登場人物への感情移入の度合いによるものだけか?
男女かぎらず、性に奔放でヤリまくりでパートナーをとっかえひっかえなキャラはまず無理として
内向的で誠実であろうとする人は個人的に似ているはずなのに、今回はどうしても共感できなかったなぁ…
なんでだろね?不思議だなぁ
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幼馴染の男女の一つの約束から始まった、永遠の関係を描いた作品。
こんな関係、実際にはきっとどちらかの理性のタガが外れたり、どちらかが周囲の声に惑わされたり押し切られたりして、長くは続かないだろうと思う。
だけど、いつでも遠く離れても、お互いに嘘をつかず本当のことを伝え合える存在がいたら。
救われることも多いだろうなと思う。