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初めて佐伯泰英さんの本を読んだが、私好みである。
時代小説が苦手なのだが読みやすく1日で読む事ができた。
吉原を題材にしているのがなお良い。
ゆっくりと読み進めたいと思う。
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豊後岡藩の馬廻役、神守幹次郎とその幼馴染の汀女が駆け落ちしたところから物語は始まる。
汀女は、父親の借金のかたに、18も歳上の納戸頭藤村荘五郎に嫁いだが、嫉妬深く横暴な藤村に、限界を感じ、幼い頃から思いあっていた幹次郎と何もかもを捨てて逃げ出す。藤村は妻仇討ちを許され、後を追う。およそ十年にもおよぶ流浪の末、2人は避けていた江戸へとむかう。無理矢理藤村の養子にされ、この仇討ちに同行させられている汀女の弟を救うために。
そして、その闘いを見ていた吉原遊郭、四郎兵衛会所の名主にその腕を買われ、幹次郎は用心棒としてその剣で、汀女は吉原の女たちの手習い師匠を通じて内から、女たちを守っていくことになる。
悪い仲間に利用され、吉原を炎上させようとした女郎。
最後に弟の仇を討ちたかった女郎。
吉原に恨みをもつ男と女郎たちの騙しあい。
吉原の物語というと、私の中の一番は「吉原御免状」。吉原は苦界ではなく、外の世界では虐げられるような人がここでは、才能さえあれば、お大尽だって袖にできる…。
吉原の壁は閉じ込めるためにあるのではなく、中の者たちを守るためにある。
そういう根底がこの吉原裏同心シリーズにも感じられます。
色々な薀蓄も楽しかった。
今、ちょうどNHKでドラマ放送していて、本に手を伸ばしてしまいました。小出恵介さんと貫地谷しほりさん。面白いです。
2人に本当に穏やかな日は来るのだろうか…。
それにしても、いつまで幹次郎は姉さまと呼ぶのか…。
色々と続きが気になる一冊です。
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幼馴染の人妻と駆け落ちして、十年余りの逃亡。
相手はどんなにひどくても、逃げ出された方も面子があるので必死。
追手に追われつつ吉原で雇ってもらえることになるまでが巻の半分。吉原で仕事を請け負う話で半分。
やはり主人公が真っ直ぐな人物というのは、読んでいても気持ちがいいです。ま、人妻はさらってるけど(笑)。
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ドラマの話が多かったので読みやすかったし面白かった。
幹どのはドラマの小出恵介さんより姉様に頼ってるというか甘えてる感じだったけど(笑
ドラマも好きだし原作もよかった。
ドラマ続編があるといいな。
本は20まであるみたいだからこれも1か月1冊のペースで読めればと思ってる。
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佐伯先生の作品で
ついに古着屋総兵衛以外に手を出した…
もうタイトルから既に面白そう!!と
期待してしまう、吉原裏同心。
最初読み進めがすごく正直苦痛だった…前振りというか
主人公の幹次郎と幼なじみの人妻汀女の馴れ初めというか
この2人がどういう流れで吉原に辿り着いたのか?!みたいな。
まぁ、中盤以降から急に物語は加速したわけで
こんな一気に短編を読んでるような気持ちになったのもまた不思議な感じ。
追っ手もいるし、吉原ならではのいろんな事件とか盛りだくさん!
シリーズ作品なのでしばらく暇しなさそう。
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10月-3。3.5点。
借金のカタに嫁いだ汀女と、駆け落ちした幹次郎。
10年の逃亡生活の果て、吉原へ。
裏同心となり、汀女は俳句を教えながら情報収集。
着眼がなかなか面白い。
次作も期待。
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追手に追われながら、吉原で悪を懲らしめる裏同心の話。裏同心に任命されるまでが長かったが、その分、幾多の苦労が感じられてリアリティがあった。
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吉原裏同心(一)
主人公が強いのが良いです!
時々句が登場するのですが、一番好きな句はこれでした。
初雪を 白無垢に着て 永久(とわ)の旅
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前々からこのシリーズは知っていたものの
なかなか手に取る気になれずにいた。
ところが最近、ドラマ版がCSで再放送されたのを機に
図書館で借りることにした。
(貸出状況の都合上、ランダムに読んでいる。)
個人的感覚なのかもしれないが
磐音や鎌倉河岸に較べ、一冊の読了時間がかかる。
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雑誌に、「女性向けの時代小説」という作者のインタビューがあったので、読んでみようと思いました。
なかなか読みやすくて面白いです。
二人が駆け落ちをするまでの、恋愛物語がなかったので、二人の間にある愛情が、ちょっと見えてこないのが、物足りないかな。
幾松が、本当に娘だったのか、そうではなかったのか、よくわからなくて終わってしまったので、消化不良な感じでした。
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神守幹次郎と汀女の詳細のいきさつが理解できた。第一巻からではなく途中巻から読んでいたので概略は知っていたが、逃亡中の苦労・岡藩との因縁などがよく理解できた。
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裏同心になるまでの経緯が中途半端かな。
そもそも汀女の幹次郎に対する感情は敢えて曖昧にしているのか良く分からないし、吉原に落ち着くまでの全国規模の逃走も距離と年月の割にサラッと書きすぎです。
その後の物語は要所要所に登場する俳句も含めて面白いので、この先が楽しみです。
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ドラマを観てから原作を読み始めたが、より深く書かれているので想像以上に面白かった
吉原の文化に興味があったのでちょっと知ることが出来て嬉しい
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2023年9月3日
逃亡の身は心が静まらない。
幹次郎に剣の腕があって良かった。
汀女に俳句や文学の素養があって良かった。
体面大事、名誉毀損には極刑断絶というひりひりする世の中に身を置くのは本当に辛い。
裏同心の職につけて本当に良かった。
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面白かったです。
はじめて佐伯泰英さんの時代劇小説を読みました。気になっていたので読んで良かったです。
江戸時代のことが良く分かります。
ちなみに、スマホのアプリで「大江戸今昔めぐり」というのがありまして江戸時代の江戸の町並みが詳しく分ります。このアプリを見ながら小説を読みました。江戸の町がイメージできてとても理解しやすかったです。(このアプリはとても楽しいです。江戸時代に興味ある人なら、ずっと見ていられると思いますよ^_^)