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ビル・ゲイツがウォーレン・バフェットに薦められたという伝説の書。
米国経営史における重大事件の取材記録なのだが、経営陣をはじめ事件当事者の体験が生々しく、新製品開発の興奮、証券取引所の臨場感、金融危機の焦燥感をその場にいるように感じられる。
事例の大半は、金融市場の話で、米国にとって経営は事業ではなく金融なんだな、とあらためて思った。
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評判が良くて読んでみたが、事例が古すぎて興味が続かず、途中で読了断念。冒頭、フォードの「エドセル」のマーケティングの失敗事例は、巨額の費用を投じたにも関わらず、「マーケティング」に頼りすぎたため、まったく売れなかったり、差別化しすぎておかしなデザインの車体になったり、リリースした製品が故障ばかりで顧客に呆れられたりと、同じような仕事をしている身として肝に銘じておきたいあるある話だった。
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・過去の企業の失敗談
・1960年前後
・ボリューム大
・フォードとGEの事例を読んだ
新製品の開発はタイミングが大事
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企業があるからこそ起こることにフォーカスして人と人の間の問題を取り上げた1冊で、特に外資の中でもアメリカのかつての大企業の性格をよく浮き彫りにしている1冊だと感じました。日本の企業やアメリカでも現代のGAFAのような大企業では少し違っているだろなと。でも、まず今の企業群とそれを取り巻くルールの起点になったような、第一世代のトピックスが取り上げられていて非常に興味深かったです。1番印象に残ったのは、「それが起こったあとにはいくらでも分析ができるのに、なぜそれが起こることは予想できないのか」という視点。ここは今の自分たちも課題かなと。
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20年以上前にウォーレン・バフェットがビル・ゲイツに推薦しゲイツが最高のビジネス書として紹介したという本書の原題は「Business Adventures」、1959から69年に書かれたエッセイ。日本語タイトルは答えを明らかにしてくれるような響きがあるが、評価したり結論付ける訳ではなく、フォード、GE、ウォール街などで当時起きた(今となっては)史実をむしろ淡々と書き綴られたケーススタディのよう。法整備や経済状況は異なれど、人間の思考、行動という観点からは現代に通ずる。
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・企業が重要な社会的関心事について立場を表明すれば、つねに自分自身が問われることになります。大切なのはバランスです。ただ当たり障りのないことを言っているだけでは与えられた影響力を無駄にしてしまう。だが、すべての重要な問題について立場を明らかにすることもまた不可能です
・裁判を経験したウォーゲマスは、失言に懲りたとでも言うように、ゆっくりと言葉を選びながら慎重に語った。六か月もの時間を裁判に費やした彼は、一度でも失言をしようものなら罰金に懲役、技術者としての破滅が待ち受けていることを肝に銘じて働き続けることになるだろう(グッドリッチ社 ウォーゲマス)
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どちらかというと説話集に近いかな。
面白いのだけとどこか掴みきれない感がある。何が言いたいのか伝わりそうで伝わりにくい、みたいな。(俺の読解力の問題??)
「ウォーレン・バフェットからビル・ゲイツに渡された…」なんて書かれているので結構興味深かったんだけど。
例として取り上げられている話が古いから、21世紀も15年近く経過した現代だとピンと来ないというか。フォード車のエドセル、とか言ったら知ってる人は知ってるのかな。
こういう話はいかに肌身に感じられるかどうかが重要なポイントだと思うから、そういう点ではもっと「近い」題材を扱っている本のほうが面白く感じられるのだと思う。
自分がアメリカ人でもう少し昔に読んでいたら、もっと得られる物があったのだと思う。
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ビルゲイツが"最高のビジネス書"として何度も読み返している本らしい。
アメリカ経済の転機となるような出来事、例えばフォードの失敗、Xeroxの株暴落、GEの価格カルテルなどが取り上げられている。
いずれも登場人物の内面にフォーカスしており、課題はいつの時代も変わらないことを示唆している。
個人的には、永遠のテーマである"コミュニケーション"についての章が特に興味深かかった。
"コミュニケーションの断絶は、個人の内面から生じる。自分自身との対話がうまく行かなければ、他人との対話など不可能だ。
中略
そうなると、明確な命令を発するよりも曖昧でいるほうが好都合だと言う考え方が生まれてくるのは無理もない。"
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ウォーレン・バフェットからビルゲイツに渡されたという、伝説のビジネス本。
本書は、名門雑誌『ニューヨーカー』で記者として長年勤務したジョン・ブルックスによって1969年までに記されたものである。
GE、Xerox、フォードといった著名企業の経営者たちに加え、ウォール街のブローカーや成り上がりのビジネスマンなどの物語が10のパートに渡って描かれる。
彼らがその人生やビジネスにおいて、「どこで間違えたのか(あるいは間違えなかったのか)」が筆者の丁寧な取材を元に、鮮明に描かれる。
本書は声高に筆者の主張を唱えるものでもなく、成功のためのノウハウを単純に伝えるものでもない。
彼らの物語や人間性から何かを感じ取るのは読み手の仕事であり、そこに本書の深さと価値がある。
半世紀余り前に記され、確かに時代背景や事例は古めかしいものではある。しかし失敗や成功の原因となる「人間の本質的な部分」を洞察するにはこれ以上ない一冊である。
本書は間違いなく、めぐるましく移りゆく現代においてしばし立ち止まり、より良い方向に進路をとるための助けとなる。
現代に生きる全てのビジネスマンが一度は読むべき古典の1つである。
「時代は変わる。しかし、人間の本質はそれほど変わらない。」ー本書より抜粋。
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どこで間違えたか、間違えなかったのかを、丁寧に記述しているが、クリアに示している訳ではない。要は誰もが間違うリスクとともにある、ということがこの本の要諦のように思う。
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日本書籍のタイトルは上記の通りですが、原題は「Business Adventures」。
つまり企業の失敗話の話ではなく、成功事例も載っていたりして、いわゆる「会社経営って、冒険そのものなのだ」ということを知るための本だと思った。
例え成功していたとしても、そこで奢らずに、ちゃんと顧客と従業員とに向き合えるか?
この中でのエピソードで、確かにビジネスで成功を収めたが、大事なものを失っていく様子も描かれている。
経営に安定はない。それ故の「冒険」なのだろう。
しかし人間は懲りないものだ。
これだけ成功事例、失敗事例は体系化され、知識として蓄積されているにも関わらず、いまだに、人と企業はどこかで間違える。
当社の経営は、本当に正しい道を進んでいるだろうか?
「真摯さ」を失ってないだろうか?
自己の反省も含めて考えさせられた一冊!
(2017/04/23)
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アメリカの事例ベース。理論が書かれているわけでなく事例ベースでそれぞれが示唆を得る形式。
タイトル通りかもしれないが、ある程度の規模がある組織に属していたり多人数の絡むプロジェクトにいる人のほうが自分ごととして読めると思う。多くの人が絡むとそれぞれの想いが複雑に絡み、そこから良いことも悪いことも起こる。事例を通じて改めて痛感させられる。
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ビルゲイツが何度も読み直した本と言うことで有名ではあるが、どちらかと言うと大企業のCEOクラスの人たちが読むような内容である。大企業の取締役級における人たちが日頃経営運営する中で経験しうる経験談が記載されている。勉強にはなるが一般的なノウハウ本とするより経営陣が日ごろの抱えている問題や体験物語として読むには最高のビジネス書だと言えるかもしれないが、一般受けするとは思えない。
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オットーフォン・ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言っているが、この本では、責任ある立場の人は、判断を誤れば組織の多くの人を路頭に迷わせることもあると言う点で、この様な過去の失敗談や美談として時が経ったものは、一読の価値があると思われる。ただし、この本が一回読んで、あぁそうだなと思うかどうかは、実体験というか置かれている状況の近さと言うか、環境がある程度理解できる人じゃ無いと、面白くないっていう感想になると思われる。もっと楽しいストーリーは他にも幾らでもあるでしょって。
何故そうなったのか?については、一つのケースでさえ、視点が違えば、違う感想が出て来そうだが、それでも一つの答えが提示されてるから、何も無いわけじゃない。倫理的な観点を学べるわけでも無いし、なんだろう、不思議な本。
想定読者は、40代以降のサラリーマン(経営層)だと思われる。
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購入した本。ビルゲイツ、ウォーレンバフェットおすすめの本。
ゼロックスは「不可能と思うほど困難な目標に向かって、必ず達成できると周囲を鼓舞すること」を大切にしている。
ソーンダーズの逸話は定期的に読み返したいと思うほど興味深かった。どんな逆境であろうとグリットをもって突破する姿勢は参考にしたい。
「ビジネスの時代に生きながら、ビジネスに関わらないのは、人生を不完全なものにしている」
デ・ラ・ヴェガの名言。「株の売買に関して助言をしてはならない。なぜなら洞察力が鈍ったとき、善意の助言が最悪の結果につながることがあるからだ」
時代は変わるが、人間の本質は変わらない。この本の主題はこれに尽きると思う。ただ各ストーリーのメインメッセージを抽出するのは難しいと感じた。