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たしか、いつだったかの国語の教科書に載っていました。
「てつがくする」という言い方がなんとも可愛らしくて、大好きなお話です。極上の絵本らしく、シンプルなストーリーに、たくさんの意味を含めた、上質の本だと思います。
ライオンとかたつむりが仲良しというのも、良い。少しばかりのスパイスは人生に必要だと思うけれども、度を超えたスパイスはおなかをこわしてしまう。そんなときは、このライオンとかたつむりのような、皮肉もなく馴れ合いもない互いを尊重しあえる関係をみて、デトックス。
読んだ後、ずっとライオンとかたつむりが心の中に住んでくれます。そして、頼めばきっと、ライオンはとびきり美しくて立派な「てつがく」を見せてくれるでしょう。
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おはなしが先に工藤直子さんの自家版詩集に入っていて、それを新新太さんが見つけて絵をつけてくださったそう。
てつがくのライオン、強いはずのライオンが愛らしい。かたつむりとともだちなのも良い、とてもやさしい世界。
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話になにか意味があるかは読み手自身がとう捉えるかによる。
自分としては、哲学的に世の中を考えることで、日常とは離れた見方がうまれ、周りの景色がよりあざやかに、感受性豊かに見れるということだと思う。