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長編「死者のあやまち」の原型となった、中編一話が収録されている。
「阿房宮」だけで憶えていた私は初め、ミス・マープルの阿房宮と混同していた。
あちらは、「グリーンショウ氏」の阿房宮。ポアロは、「ポアロとグリーンショア氏」の阿房宮。編集と訳者さんの苦労が偲ばれる。
死者のあやまち版はかなりの長編だったが、こちらはコンパクトにまとまっている。しかし登場人物も、話の筋も同じ。読後の満足感は……時間が取れないけどアガサが読みたい!となったときにはこちらに軍配が上がるか。じっくり時間をかけて一冊の本にとりかかるなら、死者のあやまちをオススメする。
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「死者のあやまち」の原型の中編。
中編だけあって骨格だけになっている。「死者のあやまち」のほうが、たっぷりしたごちそう、といった読み応えな感じがする。
1954執筆
2015.1.15発行
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月曜日に大好きな本の新訳が届くのでそれまでの繋ぎに読んだけれどアガサクリスティってこんなもんなの?って思ってしまった。
魅力的な人物は1人も出てこないし、事件もしょーもなかった。
三文小説じゃんこれじゃ
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クリスティーの長編が好きな人には物足りないかもしれないが、これはこれで、短くまとまっているので、気軽に読めていいと思う。長編疲れしてきた頃に読むと、いい息抜きになる。
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久しぶりにいつもの図書館に顔を出したところ、アガサ・クリスティーの文庫本シリーズが特設棚に並んでいました。彼女のミステリーものは映画やテレビではいくつも観ているのですが、そういえば「書物」としては読んだことがありませんでした。
流石に「これはまずい」ということで、(私にとって)有名ではない中ぐらいの長さの作品を手に取ってみたのがこの本です。
ミステリーですから「ネタバレ」になりそうなコメントは避けますが、思っていたより“あっさりした”物語でした。もちろん謎解きとしては楽しめましたよ。
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ポワロシリーズの「死者のあやまち」の元になった作品。近年になって発見された幻の中篇だそう。死者のあやまちを読んでいたけど、これはこれで気楽に読めておもしろかった。詳しい部分が知りたいときはやっぱり死者のあやまちを読むのがオススメ。
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アガサの未発表作であった中編を出版したもの。
ポワロは相変わらずポワロだけど、謎解きのエビデンスがすくなく中編のせいか裏付けに乏しい。
未発表たる所以はそのあたりにあるのかなぁ。
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ポアロシリーズは大好きで全部読んで来ました。
書店で未発表の作品と謳われて発売されているのを見かけ手に取りましたが、読後の第一印象としてはちょっと物足りないな…と
読後、解説でこれを基に長編を書くことにしたため発表されなかったと読んで、それはもの足りないわけだと納得しましたが笑
それでもポアロが最後に朗々と事件解決の手がかりを語る場面はいかにもポアロシリーズといった感じで面白く、久々にポアロの世界観に浸れたのは良かったなと思います。
この中編を基に書かれた「死者のあやまち」再読しよかしらと思いました…!
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後に長編へと生まれ変わる作品だそう。
確かにサラッと進む物語はちょっと物足りないかも。登場人物をインプットする前にポアロの謎解きが…。
でも久しぶりに読んだポアロの雰囲気は味わえました。次はガッツリ長編を!
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面白かった。
ポアロシリーズを読みたくて、図書館にある中からとりあえず薄いものをと、手に取った。
ポアロはクセがなく、読みやすいミステリーで好き。他のシリーズもぜひ読みたい
なんだかんだ思うけど、小説とかの物語や映画もそうだけど、日本を舞台にしているものより、海外の方が自分の中で、物語としての舞台に相応しく思っていると改めて認識した。
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アガサクリスティの未発表作品として販売された中編小説。
学生時代の趣味はいくつかあるが、古本屋を巡り、インターネットでダウンロードしたアガサクリスティの索引を手にしながら、出版社には拘らず女史の作品を集め回っていた頃がとても懐かしい。
そんな中、クリスティの未発表作品があると聞いて心がときめいた(表現が恥ずかしい)のはいうまでも無い。
後に「死者のあやまち」の原型となった作品で、打ち切りの様な形だったものをまとめた様だ。
それでもクリスティファンには嬉しい作品で楽しく読む事が出来た。
相棒はオリヴァ夫人であり、彼女のパワーに圧倒されながらあっという間に読み終えてしまった。
この作品を題材にした「死者のあやまち」と比べてしまうと、明らかに後者の方が面白いのだが、やはり全ての作品を集めた上で(全部は読破できていない。いずれ新品で買い揃えたい)新しく刊行されると嬉しさが勝ってしまう。
作中の導入や序盤の進み方はやはりクリスティ。圧倒的だ。
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短いのにトリックも大胆でやはり予想もつかず面白い。
だが、短いのに登場人物が多くあまり重要でないと思われる登場人物もいたので物足りなさを少し感じた。未発表の作品だから少し仕方ないだろう。