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(上巻より)
前作の最後で判明した、
セバスチャンの娘についての話が進むのは期待していたが、
それが話の中心になることや事件に巻き込まれることは
望んでいなかった。
また、前作のダメ警官が刑務所長になって再登場したのはわくわくしたが、
妊娠中の妻が巻き込まれるのはちょっと違う。
全体的にあざとすぎるというか、何かをやりすぎている気がする。
今回登場した女性で、
セバスチャンのストーカー、
人の話を聞いていない押しかけ女房的なエリノールよりも、
IT担当で特別班の縁の下の力持ち的存在だったビリーの彼女、
彼を変えようとしているミィの方に薄気味悪さを感じるのは、
自分だけだろうか。
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シリーズ二作目
前作で主人公の「秘密」が明かされた為、他のメンバーにバレないように行動が制限される。過去の事件の凶悪犯との知能戦にも苦戦、ほぼ活躍が無いまま時間が過ぎて行く。
事件の進展よりも人間関係のドラマを重視してる。監獄の中にいる凶悪犯とそれを支持する模倣犯のように、人と人が出会うこと変化していく様子が捜査班側の当時人物それぞれで描かれていて面白い。
「この人、この話だけで登場しなくなるのかな」と思うようなひとがキーマンになってきたり、あっさり消えたり展開が読めない部分は良い。でも、セバスチャンの活躍どころが上下巻なら一回ずつくらいは欲しいかな…女と寝てるか焦ってるだけやん…とか言いつつ下巻の展開が面白くて夜更かししてしまった。
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セバスチャンシリーズ第二弾。初めて読んだが、十分楽しめる。物語当初はセバスチャンのパーソナリティが、説明され、多少退屈さも感じる。しかし、彼と関係を持った女性たちが殺されるという、猟奇的連続殺人事件と、それを操る黒幕が判明されると、その後は一気読み。シリーズで読みたい。