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タイトルに惹かれて購入。
もっと埼玉ローカルについて書かれているのかと思いきや、著者の消費センス論がひたすら述べられているだけだった。
期待はずれで残念。
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埼玉が暮らしやすいと思ってる私の意見とほぼ一緒。 東京育ちの筆者がそう思うのは嬉しいような。
でもそれだけの内容だった。
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もうなにをかいわんや。でも埼玉はいいところだよ。あと「中国化する日本」とは論評のレベルがまるで違うので、あれの流れで読むと失望するかも。
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04.24.2015 読了
タイトルに惹かれて図書館で予約待ちして借りたものの、残念な感じがする。一言で言えば鼻につく。
消費に関する考察は面白いが、いたるところで「私センスいいでしょ」感がプンプンする。それこそ「高感度」な著者の独りよがりな面が多く、主観先行。一研究という視点で読むことは不可能。
そして、横文字が多く日本語でいいじゃん。と思える表現をよく目にする。
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しょぼいショッピングモールの近所に住んでる埼玉都民の一人として、頷いたり首かしげたり、耳が痛かったり。
ただ、上中下のランキングは方便ではあっても語感から抵抗がある。
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埼玉には何もない。にも関わらず、人口は増えている。ということは、特筆すべきものはないが、住みやすいということだ。
確かに埼玉は住みやすい。
交通の便が良いし、スーパーやショッピングモールが多い。
さらに、一戸建てやマンションもそれほど高くない。
つまり、そこそこ都会でそこそこ田舎という、中道、中庸が埼玉の特徴だ。
そこそこの物は埼玉で買える。そして、少し足を伸ばせば、東京でハイセンスの物が買える。
地方でも、ショッピングモールでそこそこのものを買い、駅前でハイセンスのものを買う、という構造にできるはず、というのが筆者の主張だ。
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あまり頭に入ってこなかった。というか・・・
わざわざ書籍化するような内容か? と感じた。まぁ、新書だからな。
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1969年生まれ、中沢明子さん「埼玉化する日本」、2014.12発行。東京生まれ東京育ちの著者が、埼玉のマンハッタンw川口に引っ越し、今は浦和に在住、埼玉県民として嬉しいです。次はきっと大宮でしょう(^-^) 本の内容は、まず埼玉のモール御三家の説明です。越谷レイクタウン、新三郷ららぽーと、美園イオンモール。次にエキュート第1号の大宮、エキナカさえもモール化。庶民の懐にやさしいしまむらや安楽亭にも言及されています。でも、読み終わっても埼玉化の概念はわかったようで、わからなかったですw。
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「埼玉化する日本」というより「さいたま(市)化する日本」、もっと広くいえば「郊外化する日本」と表現するのが正しいでしょう。
良くも悪くも、ここに書かれた多くの事象は郊外モデルに当てはまります。
もし筆者がさいたま市でなく千葉市にいたら「千葉化する日本」になっていただろうし、横浜市にいたら「神奈川化する日本」になっていたと思われます。
ただ、東京23区内で生まれ育ち、点在したエリア間で選択的なショッピングカルチャーを経験してきた筆者の視点には独特なものがあります。私の近所にある某イオンモールで、TDLかのごとく衝撃を受けて市内に移住してしまった人は初めて見ました。
おそらくどの国にも主要エリアを離れればこのような大きなショッピングモールはあると思うのですが、そのような場所にすら通うことがなかったのではないかと思うくらい尖った感性で綴られており、それが逆に新鮮に写りました。
どこか鼻持ちならない、小馬鹿にされたようにも感じますが、この作品に関してはそれらは皮肉というより、本当に何も知らなかった人が純粋に真面目に書いたという感じがあります。
筆者のような境遇がなければ書けなかったという点で、ある意味での珍しさはあるかもしれません。