紙の本
手を抜かない、という美学が伝わる一冊
2015/08/31 22:31
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投稿者:コイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
稀代のインタビュアー、吉田豪によるハウツー本……かと思いきや、
本人が書いている通りの「面白エピソード集」。
電車の中とかで読もうと思ってたのに、
あんまり面白いので仕事中に一気に読んじゃいました。
笑いながらもつくづく思ったのは、
仕事に於いて手を抜かない人である、ということ。
この姿勢は見習わなきゃ。
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2014/12/20 Amazonより届く。
2016/8/19〜8/30
豪さんのインタビュー力の秘密が書かれたエッセイ。対談に臨む時の心得など、普段の会話にも応用できるかも。巻末の阿川佐和子さんとの対談もアプローチの違いがよく分かって面白い。正解は1つでは無いということだろう。
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多くのディープな人をインタビューしてきた吉田豪が、その経験をもとに書いたインタビュー術。一応「インタビュー術」らしい見出しはついているけれども、実際はインタビューの裏話といったところか。ともあれ内容は面白いし、そこから何かしらの教訓は読み取れると思う。たとえばこんなところ。
◼️p40 ボクはむしろ取材中にその手の知っている話が出てきたときは、「ああ、その話、ボクも大好きなんですよ」とリアクションすることで、「そのエピソードは面白いんですけど有名なので、今回はもっと深い話をしましょう!」と無言で訴え掛ける。その結果、全く知らない面白い話が出てきたとき、初めて「えーっ!それ本当ですか!」と大きく受け身を取るわけなのだ。
◼️p111 キッチリ下調べをした上で、さらに深い話が出来るようにしたり、いつもなら聞かれないようなことを質問したりするのが、予定外のやりとりを生み出すコツだとボクは思っているのである。
◼️p138-139 これはインタビューとかに限らず、人と接する上での基本だと思うが、自分からハードルを上げるのは損でしかない。
人に何かを聞き出すスキルというのは結構いろんなところで求められているのではないだろうか。そんな人には楽しみながらも参考になる部分が多いだろう。ただ吉田豪のインタビュー対象はややディープ過ぎる気もするが笑。
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豪ちゃんのインタビュー術の一端を、自身がインタビューした芸能人のエピソードを交えながら、本人が解説したエッセイ。本人いわく、阿川佐和子のベストセラー「聞く力」便乗本とのこと。巻末に本家阿川佐和子との対談もあり。なお、本書とは全く関係ないが、「豪さんのポッド」ぜひ再開してほしい。有料でもいいから!!お願いっ!!
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豪さんがさんまさんだけをインタビューした本が出る布石になっていくのかなと読み終わって思ったり。
ターザンさんみたいにならないために一般的な教養は天才か異才じゃなければ絶対に必要という当たり前なことも再確認させてくれる読みやすい一冊でした。
踏み込みすぎても出せなかったり取材相手と距離や趣味が近いのも実は表にでなかったりと不思議な世界ではあるのだな、まあ人間なんてめんどくさいし関係性や事務所とか会社っていう組織があればどうしようもないんだろうなあ。
酒飲みながらマネージャーもなしに鬱列伝でユースケ・サンタマリアさんが豪さんの取材を受けていたのはよくわかった。
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「聞き出す力」云々よりも、芸能人の面白エピソード集として楽しんだ。
エピソード集刊行してくれないかなー。
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相手から聞きたいことを如何に聞き出すか、それをカテゴリ毎に、著者の実例や数多の小ネタ・ウンチクを踏まえて纏めている。実用的なインタビュー指南書とするにはハードルが高すぎるが、対人とのコミュニケーションの為にそなえたウコン的役割は果たしてくれるであろう。読む人を選ばず身になる良書。
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豪さんの本は結構読んでるつもりだったのに、まだ知らない話もあって嬉しかった。
流石プロインタビュアーの本、こちらの本は仕事にも使えると思う。
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いやー!やっぱり面白い‼︎軽く読めるんだけど、芯があって、でも馬鹿馬鹿しくて最高だね!世代が違うから話題についていけないのが悔しい!
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基本は「有名人インタビューおもしろエピソード集」なのだが、ところどころ本当に「海千山千の猛者にインタビューして、面白い話を引き出すためのコツ」が込められている。そういう視点で読んでも面白いかも。
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とにかく面白い!タメになる話は本当に少しだけ!しかし吉田豪初心者には優しい本だと思うもう一周読みたい
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66 インタビュー3カ条
本人より、本人に詳しくなる
サプライズを持参する
敵じゃないことを伝える
おもしろい箇所もあり、そうじゃないとこもあり。
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吉田豪氏の人間観はリスペクトに値する。
人間肯定だよね。とりあえず受け止める。
自分の考えと違う…それを拒絶しない。とりあえず受け止めて、それを楽しむ。
それこそが吉田豪の人間への姿勢だ。
そんな風に人と繋がれたら世界はもっともっと面白くなる。
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新しい研修用の教科書!くだらない講師のワークショップの100倍は役に立つ。新人でひりひりしている若者からしがらみに疲れた中年まで、守備範囲と応用の幅は広い!
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著者自ら、大ベストセラー「聞く力」の便乗本だと書いているけれど、上品なアチラ(いや、読んでないけど間違いなくそうでしょ)より絶対こっちが面白いはず。断言しちゃうよ、こっちしか読んでないけど。
プロインタビュアーを名乗る吉田豪さんが、取材術を語る…のではなくて(まあ、それもあるけど)、インタビューおもしろエピソード集という感じ。へぇ~、あの人ってこうなの、という話もいろいろあって野次馬心を刺激される。プロレスラーや野球選手の方達など、テレビでは絶対放送できない放言だらけ。長渕剛のインタビュー時の裏話なんか、まずどこにも出てこないものだろう。いやあ面白いなあ。
こういう「明るいゴシップ」って今はどこで読めるんだろう。なんの当たり障りもない公式見解的な、あるいはもっと露骨な提灯持ち的な記事も、その反対で、ネット上なんかに飛び交う悪意にまみれた噂も、どっちもいらないのである。