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表紙の可愛らしさが内容をよく表していますね。
ライトノベルに入ると思うので、がっつり読みたい方は向きません。
個人的に、母校が出てきたので、そのあたりとても読みやすかった笑
読後もさっぱりしているので、次巻も読むかな〜
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着物が着たくなる人が死なないミステリー。
悲しみやなるせない想いを浄化するような謎解きが素敵です。
今後の二人の動向もきになります。
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風に立つライオンの後に読んだので軽過ぎて予定調和で、うざい若者って感じがしてどうも苦手。
少し軽い本を読みたいときなら満足できたかも。
続編読みたくないけど借りちゃってるので読まないわけにもいかない。
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古典文学・文化、ファッションが好きな方にはたまらない一冊だと思います。
また、サクサク読めるので、時間はたくさん取れないけど本が読みたい時にいいかと思います。
虫干しした着物にまつわる謎を解いていくのですが、ファンタジーにはいるのかな?分類はわからないけど穏やかに謎解きが進むほっこり感に癒されました。
源氏物語の車争いが出てきた時、古典好きの私はテンション上がりました。
着物には詳しくないけど、物語の鍵の着物も主人公が着る着物も想像すると楽しくなりました。
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着物に秘められた物語を解き放つ。
きっと集英社オレンジ文庫の方向性がそうなんだと思うけど、これはコバルトとか角川ビーンズとか読んで育ってきた人には抗えない小説。
舞台は現実だけれど、着物の絵が抜け出す、もしくは変わるというファンタジー。鹿乃は、祖母から受け継いだその着物のエピソードを辿り、想いを昇華してあげる必要がある。谷瑞恵『思い出のとき修理します』とか、漫画では『夏目友人帳』好きな人にすすめられるのでは。
もちろん登場人物も少女小説系です。兄・良鷹は、目の確かな古美術商だが、毎日ソファでぐうたらしている、しかし「いいのは顔と頭だけ」と言われてしまうような美青年。居候する良鷹の友人・慧は若くして大学で教鞭をとる物静かで天涯孤独(父親とは絶縁、親戚中をたらいまわしにされ、ここにいる)の、これまた美青年。また、洋館に住み薔薇を育てている大学生・春野も途中で登場。これでもかというくらい美形揃い。
舞台がとっても地元なんですが、そこであえて一言。そこの女子校は「ごきげんよう」&セーラー服ではまったくありません(笑)鹿乃のイメージからマリみてっぽい学校に変えたんだろうけれど。そういう地元ネタも楽しいです。
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装丁が綺麗で、京都と着物の絵柄、猫、文学が合わさった和の世界観を感じさせるものである。全体的に読みやすく、京都を舞台に、旧華族の暮らし、着物から紐解く謎解きなどもきちんと出ていて良かった。着物の模様などから浮かび上がってくる謎解きもそうだが、随所に和のテイストが盛り込まれていて、それらが文学と融合されているのが良かった。普段着物を着ることがないので着て生活する光景が素敵だと思い、憧れるものである。それぞれの話に出てくる鹿乃と慶は時折焦れったさを感じ、もどかしいと関係だが、進歩してうまくいくといいと思う。
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亡くなった祖母が管理していた蔵の中の着物を虫干しすると、その着物になぜか変化が・・・
ツクモガミ化した着物を元に戻すために、なぞ解きをしていく話。
主人公の鹿乃と兄の良鷹、兄の友人で下宿人の慧の3人の閉鎖的な世界がいい雰囲気です。
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さくっと読めるいいお話。祖母がなくなり1年が経ち蔵から出した着物から不思議な事が起きて謎を解明する3人。普段から着物を着ている鹿乃が可愛い、だけでなくしっかりしているので見習いたい。兄は普段だらけているのにやることは一応やるイケメン世渡り上手で、その世渡り術をわけてもらいたい。同居している慧もイケメンで頭脳明晰で脳を取り換えてもらいたい・・ちょっとうらやましいお宅です。繋がった短編がいくつか入っていて、ちょこっとファンタジーな部分があり、でも違和感なく読めました。京都にまた行きたくなります。
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着物好き、猫好き、国文学好き、京都好きの人には是非!…という帯紙惹かれました。
鹿乃がお祖母ちゃんからの宿題を読む場面。お祖母ちゃんの結婚当時の心情が今の自分自身の恋愛と似ているなんて共感しながら読みました。いつもと違う自分が違和感でしかなかったんですけれど、恋愛に対して厭だと思うのは自分だけじゃないんだ…とお祖母ちゃんの葛藤する気持ちが反芻しながら、安堵していきました。
恋愛感情の共感もあり、サンルームの場面はお恥ずかしながら泣いてしまいました。
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アンティーク着物にまつわる話、というところに興味をひかれつつ、軽いお話かな?とあまり期待せずに購入。京都は下鴨を舞台に、祖母が遺した着物に関する謎を解決していくお話。テーマに沿った着物の描写や、同居人の准教授が小出しにする蘊蓄にあっという間に引き込まれる。続編も期待大。
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「下鴨」って、いい名前ですよね、なんか。
森見さんの小説にもよく出てくるし、「下鴨茶寮」ってお店もなんか入りたくなっちゃう(笑)
なのでこの「下鴨アンティーク」も、最初は完全に名前で手に取りました。
私は本当は、非現実的というか、この話でいえば着物から泣き声が聞こえるとか、そういうのあんまり好きじゃないんですが、これはなぜかすんなり読めるんです。
悪い人が全然出てこないからかな。
源氏物語とかシェイクスピアとかの文献を紐解いて……という内容なので、ちょっと「ビブリア」を思い出します。
オレンジ文庫って割と低年齢向けのシリーズなので、若い子たちがこれを読んで、次に源氏物語に興味持って読んでみたりとか(まずは「あさきゆめみし」あたりから)するといいな、なんて思います。
ここに出てくる着物もそうだけど、鹿乃や慧が作る料理もおいしそうで、そんな食卓を想像するのもまた楽しいです。
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柄が変わる着物や泣き声がする着物など、祖母が残した曰くつきの着物を、孫の鹿乃がその謎を解いて元に戻そうとするお話。身近な京都が舞台なので、親しみやすさもあり、はんなりとした雰囲気もよかった。次も読んでみようと思うくらいには面白かったです。鹿乃がやってる、テーマを決めて着物をコーディネイトするっていうのに憧れるなぁ。着物なんぞ一枚も持ってないけども・・・。
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着物を着たくなった。美味しいものもたくさん出てくるし、文学も骨董も……なんて盛りだくさんなんだ!全く予想外に面白かった。描写も良かった。
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下鴨アンティークだが、特に古美術の店の話ではない。
舞台は京都。
古い着物の話で、普通の骨董品の話ではなく、魔法のような幽霊のような、ありえない出来事が起こり、それを解決していく話。
着物と、和歌や古典文学が絡んだ話で、ライトノベル。
女子中高生に好まれそうなライトノベルです。
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主人公が京都弁なので、小説としてちょっと読み辛さがあり敬遠してたのですが、周囲の評価はわりとよかったので図書館にあったのを機に読んでみました。
思ったほど読み辛さはなく、お祖母さんの優しい思い出話等、読まず嫌いで済まさずよかったです。
ただ、やっぱり私自身が関西住まいのため、どうもあの口調を文章で書かれると脳内イメージがあまり可愛い子にならないのが何とも…。お兄さんもカッコイイと騒がれるレベルのはずなのに。