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インサイトを意識して仕事している人なら、一度読んでおきたい一冊。
易しい編集はされていないので、多少、読解力が必要だけれど、ヒントがあちこたにある。
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自他の認知の特徴およびその歪みの特徴を一般向けに解説。マインドリーディングや他者の心的状態の推測をする機能を説明するのに「第六感」という言い方をしている。視点取得や自己中心性バイアスやステレオタイプなどの説明をするにはうってつけ。
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タイトルが示す通り、本書全体を通して『人の心は読めるか?』という疑問に答えている。人の心を読むことはできるが、読んだものが正しいとは限らない。その限界を知ることで謙虚になり、相手のことに注意を払い、話を聞くことも理解することもやさしくなる。
状況や環境を変えると考え方や行動を変えることができる。人は分からない・確信が持てないことがあると自分の既にある考えで補ったり、周りに合わせようとして出方を待ち動かなくなったりする。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12009183655.html
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人が優れているのは相手の心を察することができるから。
2歳児の頃から相手の考えを察するという事は発現している。
人は出会って0.05秒の間に相手を判断する。
人は1日のほとんどを自分後周りから見てどう見えているかを想像していい印象を持ってもらおうとして過ごしている。
他人から見た自分の印象を知りたい。
頭の中がわかる機会が発明されたとしたら、パートナーや家族の気持ちを知りたいと思うらしい。
自分の能力を数値化し、他人からも数値化してもらった時それはだいたい一致する。
しかし、特定のだれから、ということはわからない。
相手の内なる考えが表情や仕草や話し方によってのみ現れる。
あえてそれらを使って誤解させたりペテン師になる技術を身につけたりした。
相手の言うことが本当か嘘かを見抜こうとしても当たる確率は半々。
ヒトラーはチェコスロバキアには侵攻しないと言った言葉を信じたネビルチェンバレンは言葉を信じてしまったがヒトラーは嘘をついている。
よく知っている人でも他人の気持ちを察するのはあまりかわらない。ビデオを見て相手の気持ち当てるテスト。
他人(20パーセント)
親密な人(35パーセント)
でも、相手の自己分析、処世術だとか、自尊心などのレベル感はパートナーはよくわかっている。
しかし、自分が思っているほど相手のことはわかっていない。
正解率は44パーだが、正解だと思ってる人は80パー。長くいれば長くいるほど、正解だと思い込みだけが助長される。
第六感は素晴らしい能力だが間違いだらけ。
自分には洞察力があるという幻想を捨てよ。
ーーーーーーー
自分のことも自分はよくわかってない。
差別主義者だと思っていたけど、実際にはそんなに反応しなかったり。
作業見積もりが非常に甘かったり。
特定の人はだれからもみ力的に感じる。
それは、脳は左右対称なことを魅力的に感じるため。
60cmが人との距離の近さの心地よいところ。
コピーを撮る時に理由をいうとコピーとをらせてもらえる可能性が高くなる。
人は自分に肯定的な感情を持っている。
自分の写真に美人要素を混ぜた写真を用意すると、本当の自分より混ぜた写真を本当の自分だと考えてしまう。
自分が自分についてわかっていないのは、
思考と行動を結びつけるトリガーと無意識の連想。
理由は自分が納得できる理由をあてはめている。
自分が納得できるストーリーを意識が紡ぎだしている。
しかし、自分ではそのことに気づいていない。
ストッキングを4足見せて、全て同じ商品なのにだいたいの人は最後のものを選んだ。
理由を聞いても並び順と答える人はいなかった。
他人より自分の考えの方が優れていると思い込みをする。
りんごが赤く見えるのはりんごが赤いからではなく、赤い光を反射してそれをりんごの色と勘違いしているから。
これをナイーブリアリズムという。
自分が世界をありのまま見ていると思っていたら自分と違う見方をする人に会った時どうなるだろうか?
中絶や、宗教になると対立が激しくなる。
⭐️
自分の考えと行動は矛盾する。
行動の大半は無意識で行っているから。
自分の考えならよくわかっているというのは幻想。
その幻想は他人より自分の考えの方が優れているという思い込みを生む。
ーーーーーー
第六感は相手が同じ人間であるということを認知しないと働かない。
視線と身体が一体化すると心も一体化する。
思考と感情は見ているものに由来し、身体的な反応に影響される。
友人が苦しそうな顔をしているとわたしも苦しくなる。
相手の行動を真似することは相手の心を理解するのに欠かせない。
アフリカの古い言い伝えにウブントゥという概念がある。人間は他者を通して存在する。
あなたの人間性は他人への接し方に現れる。
スタンディング・ベア。
アメリカ政府はポンカ族を野蛮人のように暑かった。死んだ息子を埋葬したいという願いから、故郷に帰ったが、捕まった。
彼らはもののように扱われた。
相手の心に無関心だと相手を知性のない存在のように考えるミスを犯す。
相手を自分より軽薄だと思いがちな傾向は万国共通。
9.11の兵士は心のないテロリストではなく家庭のある人であったりする。自分の社会集団との深い絆や危機にさらされている生活を守りたい強い責任感。
敵対集団への軽蔑芯から突き動かされている。
テロリストの心を読み間違えたため、誤った軍事戦略を取ってしまう。
感情のない動物のような存在なら圧倒的な力を見せればよいが、敵が自分の集団への同情、個人的な利益より大きな意味を持つ大義名分のために戦っているなら、この作戦は相手を恐怖に陥れるとともに相手を勢いづけることにもなりかねない。
パキスタンで流行った歌はアメリカの心無いテロリズムで人が死んでいく。でも仁義は力を恐れない。
▫︎賢いリーダー
リーダーが部下のやる気を出すためには内在的なものと外在的なものの2つがある。
内在的なものは仕事自体に備わっているもの。意味のあることを成し遂げる喜びやスキル向上など。
外在的なものは給料やボーナス。
軍の退役者の理由。
多くの人がお金で辞めていくと思っているが、実際は3パーくらいしかそれで辞めていかない。
自らの成長が望めないことに不満があり、辞めているのだ。
ゼネラルモーターズ。
従業員は給料のためだけに働いている頭の悪いバカという考えで運用していた。
その通り、従業員はそうなってしまった。
その後工場をクローズ。
そのあとトヨタ方式を学び、従業員にも一人一人人間の心があり仕事への誇りを求めているという考えのもと工場の操業システムを作り上げた。
コツは自ら考えるように励まし、決定権を与え、意味のある仕事に関わっていると実感させること。
ビキニ姿の女性は男性の脳のモノや道具に関わる部分に神経活動が見られ��。相手の心にまつわる部分には反応が見られなかった。
医大生が解剖をするために。人間的なモノが視界に入らないようならすそうだ。
まずは背中から。
⭐️
自分とかけ離れた存在の人には第六感が働かず、心がない存在に思える。
相手に無関心だと知性のない存在に思えてくる
相手の心に向かい合えばより賢い行動がとれるようになる
相手との距離を縮め第六感しっかり働かせよう。
ーーーーー
ものの心を見る。
株価のアナリストは市場が喜んでいるとか、怒っているという表現を使うし、人は車に親しみや悪意を感じるらしい。
スポーツセダンのデザイナーのラルフギレスは悪意を感じる顔のほうが消費者に好まれるという。
犬が粗相をした時にはんせいしているか?
ある科学調査によると飼い主の反応に反応しただけで、悪いと思ってるかは全くの無知。
ありとあらゆるものに心の存在を認める行為は頭の中で起こっている心理的なプロセスで、目の前のものに実際に心があるかどうかは関係がない。
面白いのは人に対する共感のトリガーを人以外にはっきしていること。
自分なりに説明をつけられる。
このトリガーを引くには以下の3点。
対象が人と似ていること
心があると考えた時に納得が行くこと。
自分の心と密接に結びついていること。
人間はあまりにも目に敏感である。
何かに見られているという些細なきっかけがあるだけで観察者の目を通して振舞うようになる。
任意の金額をいれる箱の横に目と花を交互に置く。
目の時が3倍多くお金を払っていた。
122
心があると納得する時。
機械が思ったように動かない時に。
操縦がやや乱れている時に人格を感じる。
心に関する言葉は誰でもが理解できる言葉を使っている。
チンパンジーの実験で心にまつわる言葉を使わないよう実験結果を書いていったのだが、そうすると何の法則も見出せなくなった。
明らかに擬人化する表現を利用するといとも簡単に説明できてしまう。
人は機械や株価、車などに、予想外の動きが発生する時に心を感じる。
第二のポイントは心の存在がそれでしか説明できない現象を説明しようとする時。
自然現象を擬人化する傾向は原因を顧みない人の気質に由来する。
信仰が本質的に説得力を持っているのは心の存在があらゆる出来事や行動を直感でわかる形で説明しているから。
びろーどのうさぎ
ほんものってなあに?
ほんものっていうのは、どんなつくりになっているかということは、かんけいないんだよ。
どんなふうにあつかわれているかということのんだ。
一人の子が長いことずっと君を大切にしてくれて、ずっと遊んでくれて、心から大事に思われた時君はほんものになる。
ゼンマイを巻くみたいにすぐに起こること?
すぐには起こらないね。ゆっくりとそうなっていく。
長い時間をかけてね。
だからすぐに壊れてしまったり、尖ったところがあったり、大事にしまっておかな���ればならないモノにはあまり起こらないんだ。
孤独を感じる人ほどこのような傾向がある。
神を信じることも、孤独を感じた時に強く信じるようになる。
集団で祈るより一人で祈る時のほうが神をより身近に感じる人が多いのも偶然ではない。
⭐️
自然現象やペット、人でないモノを意思のある人に思えてしまう。
人に似たモノ、予想不可能な動きをするモノ、キズナを感じられるモノは人のように感じる。
モノに心があると感じるプロセスは他人に心があると認めるプロセスと同じ。
ーーーーーー
自分基準で考えない。
アシュリーは自分の頬に自分でbの文字を刻んだ。
それで事件をでっち上げたが、bの文字が鏡で見たbだったため、ばれた。
自分の話がニュースになる程度にはたにんのこころがよめたが、自分の考えが他人と違うかもしれないというハードルは越えられなかったようだ。
冗談がある。
川辺にいる男が向こう岸の男に向かってどうやったら向こう岸に行けるかな?、と叫ぶともう向こう岸にいるだろうと答える。
誰かと話す時は相手の視点に立って話さなければならない。
このルールは生まれつき持っていない。
成長とともに獲得する。幼い子供が利己的なのもそのためだ。
自己中心的な考え方は思慮深く考えることで初めて克服できる。
大人も子供もまずは利己的な考えをする。
大人はその次の行動で注意深く考え、答えを出す。
このパターンは二種類ある。
お互いが注目しているポイントが違う場合。
もう一つは同じモノを見ていたとしても違う解釈をする場合。
自分が世界の中心にい続けると貢献度を良くも悪くも過大評価しがちになる。
夫婦間での家庭活動に対する貢献度を書いてもらうと自分のほうが貢献している、と感じている。
同時に自分の犯したミスに関しても過大評価している。
自己中心的ということは、自分の間違いや欠点に関しても敏感なのだ。
グループになるとより顕著となる。
グループを作り、自分の貢献度を出してもらうと、数が多いほどパーセンテージがドンドン高くなっていった。
貢献度が評価されてないと感じたら、あなたの頭の中の自己中心的な考え方かもよ?
あなたは思ったより注目されていない。
顔写真がプリントされたシャツを着て、遅れて部屋に入った時。
自分は半数くらいの人に気づかれたと思っているが実際は25パーセント程度。
失敗はそんなに注目されていない。
恥ずかしいことを大衆の前でさせられたとしても、自分で考えるより他人は他人に寛大だ。
他人の失敗を本人ほど深刻に考えないのだ。
自分のレンズは自分だけのもの。
裁判の実験で、無作為に原告と被告側に分けて争わせた。
どちらも自分たちのほうがこんきょがあると思い込むようになった。
マスコミの報道が偏ていると主張する人は、自分に有利なように偏っていると文句を言う人はいない。
自分ではなくマスコミが偏っていると信じてしまう。
他人も自分と同じように世界を見ていると思い込んでしまう。
自分の意見が多いと見積もってしまう。
知識を持つと、知識を持っていなかった時のことが想像できなくなる。
自分のことは自分が一番知っている。
昨日の気持ちも、5年前のことも。
自分のことを知りすぎているので、自分の肌の調子が少し悪いとかもわかるけど、他の人から見たら他の人と比べてという印象程度しか言わない。
メールの正確性は50パー程度。
皮肉を書いたメールを正確に感じられるか。
電話だと70パー程度皮肉を感じられる。
リンカーンの演説 南北戦争時代。
どちらも同じ聖書を読み、同じ神を信じわお互いが相手に勝つために神の助けを求めています。正直な働き者からパンを奪い取るために正義なる神の助けをこうなどおかしな話ではないでしょうか。
神の考えは自分の考えとなる。
他社の考えよりも神の考えを理解しようとする時のほうがより自己中心的な見方をするそうだ。
社会問題に関して自分の考え、神の考え、アメリカ人の平均的な考えを述べてもらう。
自分の考えと神の考えは脳の神経活動は一致する。
アメリカ人の平均的な考えの時とは動きが全く別物らしい。
神は私たちの頭の中にいる。
179
神が道徳的な羅針盤なら、その先は信じるものがすでに向いている方向を指すようだ。
▫︎他人の目を通しても無駄。
自分の首の問題はまだ克服しやすい。
集団生活で他人の貢献度と自分の貢献度を出してもらうと大体正解になる。
しかし、レンズの問題は体験しないとわからない
相手をある集団に属している存在だとみなすと、自分には関係ない存在に思えてくる。
相手の属する集団ともに相手の心を理解しようとする。
⭐️
あなたの貢献度は思ってるほどではないし、あなたは思ってるほど注目されてない。
知識を持っているとありのままに見れなくなる
他人の目を通してみようとしても逆効果の場合もあるを
同じ体験をしよう。
ーーーー
ステレオタイプを見方につける
世界を分断する二大要因。
富と政治。
リベラル派は、格差是正をすべきだと。民主党
保守派は成功者に重税をかすのは不公平だと。共和党
ステレオタイプはある程度あっているが、そう思っている人の度合いに関しては当てはめられない。
脳はすべての情報を覚えることはできないが、全体を見た印象を覚えている。
まるの大きさがばらばらな図形を見たあとで、まるが一つしかない図形を見る。この図形は先ほどの図にあるか否か?
ないのだが、ほとんどの人はあると答える。
なぜなら、一つのまるは図形の平均値だからである。
ステレオタイプは半分は当たっている。
男女の違いでも半分くらいは当たっているのだ。
まるの現象と同じ。
しかし、まるでは正確に把握できるのに、人の事になるとなぜ半分程度しか当てられないのか?
以下3つの時に間違える。
・情報が少ないこと
・お互いの���いで集団を定義する事。
・違いの原因を直接目で確かめない事。
旅行などに行ったとして、いつも居る場所と違った特別な事を話すだろう。
自己紹介する時も他の人と差別化できるものを探しているはず。
人と同じはつまらないというのは人に最初から組み込まれている。その仕組みは網膜にも及んでいる。
まわりの世界が見えるのは目が常に動いているから。眼球の衝動性運動というのだが、これのおかげで明るさや輪郭を知覚できる。
麻酔で目の動きを止めると世界は真っ暗になる。
絵が描かれたコンタクトランズを目にはめても絵は少しずつ見えなくなる。
集団の見え方もこれと同じ。
二つの集団の違いによって定義されている。人の社会感覚は違いを察知する検出器である。
老化もステレオタイプの可能性。
老いぼれ、などの言葉を見た後にテスト、賢明、などの言葉を見た後にテストをすると圧倒的に後者の方が成績がよい。
テストを受ける前に君の国籍はなんですか?と聞く質問が入ると黒人は圧倒的に成績が下がる。
⭐️
脳は目に入ったものの平均値を瞬時に計算する
ステレオタイプはある程度は正しい。
定義にとらわれるとステレオタイプに騙されてしまう
相手の行動理由をステレオタイプで説明するのはやめよう。
ーーーーーー
相手の行動から本心を読まない。
人の心は行動と直接結びついているという考え方。
これは対応バイアスと呼ぶのだが、気持ちを出すし欲しいものを選ぶし、やって嬉しいことをする。
これは、自分の気持ちを正直に態度に出し、慎重に考えた結果に選択し、周囲の状況に惑わされずに動く自由があるなら理にかなっている。
しかし、実生活は例外にあふれている。
地球は平らだと私たちの祖先が考えていたことと状況が似ている。
相手を理解するには、その行いを引き起こしている目には見えない部分を考えなければならないからだ。
出題者に難しい問題を考えさせ、回答者に答えさせる。
側から見ると、出題者が賢く見え、回答者はバカに見えるそうだ。
出題者は得意な分野から戦っているのに回答者はすべて答えなければならないという状況。
状況をかんがえなければこのようなバイアスがかかってしまう。
ニューオリンズの台風が襲った時、避難しなかった人々を、他の人は愚かだというが、避難できなかった理由がある。
金がなかったり、人脈が狭かったり。
広い視野からその人の立場に立つことはできないのだ。
相手の置かれている状況が見えにくいから、、相手の心の内側が行動に出ていると思い込んでしまうのだ。
相手の置かれだ状況を知る。
人の行動と気持ちを安易に結びつける可能性が低いのは置かれた状況を最も理解している人。
クイズボウルだと、出題者はその状況をよくわかっているので、自分のことを物知りだとは思わない。
役者が演じた役をまるでその人の性格のように感じるのも、対応バイアス。
小さい時から相手の行動を意図と結びつ��て理解することを学ぶ。
母親が飲み物に手を伸ばすのは喉が渇いているから。
この根強い直感のせいで、
例えば以前有罪だったけど証拠が認められなくなったので無視してくださいと言われても有罪を下しがちになるし、
実験だとわかっていても厳しいことを言う審査員より褒めてくれる審査員の方が好意的に見える。
その人後置かれた状況を理解しないと大きな問題に対しても効果的な解決策が出せなくなる。
相手の行動は彼らが望んだ結果だとすれば相手の態度を変える方法ははっきりしている。
相手が正しいことを望むように仕向ければよい。
マイケルブラウンは、ハリケーンの対策、今後の対策に市民に命令が十分に伝わるようにせねばならないと考えているが彼らに必要なのはバスである。
良かれと思って考案された問題解決策にも過ちの影響が見て取れる。
市民がゴミを捨てる?キャンペーンしよう。
相手の行動を変えるために相手の考え方から変えようとする。
しかし、問題の原因を誤解しているため効果が出ない。
相手の行動を変えるには思考よりも相手の置かれた状況を変えて、すでに望んでいることを実行しやすくすること。
ゴミを捨てる問題。
大抵の人はゴミを落とすのは悪いことだと思っている。問題は人は社会的な動物で周りの人と同じことをしがちなのだ。
公園にゴミを落としてほしくなかったらゴミ箱を増やして、捨てやすくする。
落ちていればひろうといい。
みんな道に捨てたいわけではなくて周りに流されているだけ。
学校成績問題。
自由市場主義者は人は動機付けされたことをすると信じている。
トップ成績者にお金を与えれば成績も上がるのでは?
→効果なし。
生徒も先生もすでに成績を上げたいと思っているから。学校での勉強時間をあげればよい。
痩せたい心理学。
痩せるためのプログラムを組んだ。
しかし、それはわかっていることだ。
人は目の前に出された食事は全部食べないと気が済まない。
自分の力を過信せす、小さいサラダ用プレートでたべればよい。
持ったものをすべて食べると大きな皿で食べたのと同じくらいの満足度はある。
なぜ人は見て見ぬ振りするのか。
心臓発作で死んでしまった人の例。
1.人が多すぎるとまず気づけない。
2.気付いたとしてもそれが緊急事態なのか見極めなければならない。
心臓発作で苦しんでいるのかドラッグでもやっているのかの違いがわからない。確信が持てないと人は社会的な生き物なのでどう振る舞うべきなのか見極めるため周りの人の行動を見る。
⭐️
人の行動はその考えを表しているとは限らない。
一度思い込んでしまうと修正は難しい。
原因を読み謝ると解決策を間違えてしまう。
心を読む時は相手の状況を読み取ろう
ーーーーー
嘘をつく人はそれがバレるような行動をとっているという。
身体のなかでも、顔には出やすい。
実際身体には心の状態がどれだけ出るのだろうか。
実験��音か映像かを消して被験者に気持ちを想像してもらった。
音を消した時の方が正解率は低かった。
話し手の感情は主に声を通して伝わる。
ダーウィンの理論。
言語を伴わない表情は人の進化のなかで受け注がれてきたものであり、怒りや喜びはとっさに出てくるもので、それが隠されるのは表に出た後のこと。
相手がとっさに出す感情と後から入ってることを比べれば読心術の達人になれる。
微表情、ほんの一瞬の感情表現。
ある男性が自分は幸せだといいながらかすかに眉をしかめると、嘘をついているとわかる。
しかし、科学的な信頼性はそんなに高くない。
感情は知らず知らずのうちに外に出ていて他人にわかるという考え方は自己中心的な幻想に思える。
良くも悪くも人は自分が思う以上に嘘をつくのが上手い。
また、微表情は見つからないケースがほとんど。
・人のみになって考えろが逆効果になる時。
息子の作文の手伝いをする時。
相手の立場に立って考える必要がある。
相手が聞きたいことを話す必要が。
自己中心性と、ステレオタイプのいいとこ取りをしつつ、、相手の立場だったらどう思うかをシミュレーションする。
しかし、これの弱点もはっきりしている。
相手の視点を正しく想像できたり理解したりする能力に左右されること。
相手の気持ちが分からなければ相手の立場になろうとも正しく想像できない。
さらに問題なのは相手の視点は間違えている都思っている時。
たらの乱獲の例。
じっくりと相手に対して考えた場合でも、正しく理解できるわけではない。
視点所得をするのではなく、相手に聞けば早い。
獲得をするのだ。
1993年にアメリカ政府は言うな聞くな法を成立させた。
同性愛者が軍に入ることを禁じたがオバマは撤廃を検討。
退役軍人に意見を聞くのと、現役で働いている軍人にきいた。
退役はやめろといったが、現役は気にしないと。
結果、撤廃されたが問題は全くなかった。
話をすると確実に正確度が上がるのだ。
本心を引き出すには。
視点獲得に難しい点。
相手がこちらの知りたいことを話してくれないこと。
嘘だったり曖昧だったり。
そうした障害があることを頭に入れておくことが大事。
人が嘘をつく最大の理由は相手から罰を受けないようにするため。
相手に自分のことを話してもらうためには真実を話すと罰を受けるかもしれないという恐怖心を和らげること。
アルカイダのリーダー、アブムサブザルカウィの拘束につなげた手段は留置者に肉体的苦痛を味わわせるのではなく親しい信頼関係を築き、罰を受けるかもしれない恐怖を減らすこと。
本当のことを言っても 罰しないし家族を守るとつたえ、安心感を持ってもらうことで可能とした。
人が悪いことをした時には直後よりも数分後に自分から認める傾向がある。
息子が悪さをした時に嘘をつくよ空になった。
私が起こりすぎるので、まず時間を置くことにした。
そして、真実を話した時は怒らないよ���にした。
ネイティヴアメリカンのトーキングスティック。
部族間で諍いが起きると話し合いの場が保たれる。
トーキングスティックを持つ人が喋り終わると、次の人が前に話していた人の話を前の人が納得するまで話さないといけない。
自分の意見を相手が正しく理解しているかを確認できる。
相手の心を確実に読める方法はない。
理性を働かせ相手が自分に正直に話せる環境を作ること。
⭐️
人の考えや感情は顔に出ないわけではないけど正しく読み取るのはほぼ不可能
相手の視線に立っても逆効果の場合があるので直接きこう。
相手の考えを正しく理解できているかは本人に確認しよう
相手の心を読むにはまずは自分をオープンに。
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私たちは日々、相手の心を推測して生きている。ところが実は、もっとも近しい人の心でさえ、知らず知らずのうちに読み誤っていることが実験で明らかに。相手の心を正しく読むための「8つのステップ」を解き明かす。
全体的にちょっと期待しすぎたかな。まあ実際「人の心を読む」なんてことは無理だよねとも思うのですが。怪しげな読心術ではなく、かなり厳しい現実が書いてあります。盲点となりがちな面を様々な実験から検証しているのは納得しやすい。要は謙虚な気持ちで率直に相手に本音を聞くのが一番ということ。なるべく勝手に決めつけないようにしたいものです。
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人の心は本当に読めるのだろうか。読心術から微表情など、人の心が読めるという方法は多い。しかしそれは本当か?に向き合った本。読めば読むほど、自分の心も知らないし、相手の心も知らない。それを自分の脳が作り上げた物語や投影、自分以外頭が悪いと考えたり、自分基準だったら、ステレオタイプに騙されたりしている。
最も人を理解する方法は、その人と話して願望を聞いてみることだ。身も蓋もないけれど、それこそ自分の過信を防ぎ、相手と平和的にわかりあう、理解し合うことだ。
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タイトルどおりの内容なのだが、本全体を通して出る結論としては「人の心は読めない」ということ、かな。
「知識の呪い」「邪悪な環境」「首の問題」「レンズの問題」などの言葉の使い方も説得力があり、非常にわかりやすい。
他人に対して「がっかりする」「怒る」「悲しい」などの感情は結局のところ相手に対してのこうであろうという思い込みの強さからきている。
自分と人とはあらゆる点で「違う」というのを理解すれば対人への失望感というのは出てこないと思う。
とはいえ、それが簡単じゃないという話がこの本なんですけどね。
自分の「思い込み」のしくみを知るにはとてもわかりやすい本でした。
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ぶっちゃけ、人の心は読めません。
この本では第六感として推測する事は少しは出来ても、例え恋人や夫婦であっても相手の気持ちを読み切るのは検証して難しいということが分かったそうです。
なので、全くの赤の他人の今考えていることを読み取る、という漫画みたいな事はできません。
この本では如何に人の心を読むのは難しいか、色々検証したものを書かれています。
私がハッとさせられたのは、第三章です。
自分とかけ離れた存在は例え人間でも「心のないもの」として見てしまう。そして更には相手に対して関心がないとその人はもう「知性の無い」存在に見えてしまう。
そして更には多くの人は自分は人よりも感受性が豊かであると思っていたり、良い身でも悪い意味でも自信を過大評価していて、誰よりも人に貢献しているとか、失敗をすれば被害妄想に陥りやすい。
一頃で言えば自己中である。自意識過剰とも言える。
そんな風に客観的に考えた事もなかったので、私にとってこの本は大きな発見でした。言われてみれば本当にその通り。
もし本当に人の心を理解したいのであれば、耳を傾けたり、相手の立場や気持ちを想像する。できれば同じ体験をしてみる事が重要である。
でもそれらをしても、人の心は読めない。
じゃあどうすればいいのかというと、「本人に直接聞く」である。
身も蓋もないけれど、これが本当に正解であると、確かに思え、笑えました。
当たり前だ。でも当たり前の事すら私は出来てない。
直接聞くにしても、相手も自分も心を開かないといけない。包み隠さず正直にそして素直に話せる、そういう環境作りをしなければいけない。
言えば罰せられる、怒られる、否定される。受け止めてもらえない。そんな状況を作るのは時代遅れも良い所である。
素直に包み隠さず正直に話せる
理性・思いやりを持ち、相手に関心をもつ事、コレが本当の「読心術」なのだと気づかせてくれました。
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題名が気になったのでこの本を読みました。
色々な研究が例に挙げられていて、興味深い内容がたくさんありました。相手と接するときに、人はどんなことを考えて過ごしているのかなど、発見もあっておもしろかったです。人は人の心を読めるのか読めないのか、納得できる本でした。
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やはり人の心は読めないな。人の視点に立って、と言われても、環境が違ったり、文化が違ったりすると誤解してしまう。男と女、白人と黒人などのステレオタイプで見る見方も、間違った見方をさせてしまうときがある。結局、相手のことをよく聞いたり話し合ったりすることで理解がすすむということだな。話もしないで、相手のことがよく分かっていると決め付けることがいけない。
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・人の心を読むときは、広い視野を持ち、相手の置かれた状況を読み取ろう
・相手の視点に立って考えても逆効果の場合があるので、直接聞いてみよう
・人間の賢い頭脳がもたらしてくれる最善のものは、相手の心には自分の想像の及ばないものがあると認める、謙虚な気持ちなのかもしれない
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読心術の本と言っても、ノウハウ本ではなく、どういうときに読めていてて、どういうときに読めていないかを語ってくれる本。いかに自分が気づかずに人の心を読んでいるか、読んでいないかということがわかって面白い。
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・人の心は読めない
・むしろ、ある程度読めてると思ってるのはことごとく間違ってる
・なんなら、自分自身の認識についても、わりと間違ってる
・相手のことも、自分のことも、人に聞くしか理解への道はない
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・人がある選択をした理由を、それは"電気パルスと神経伝達物質と樹状細胞の複雑な連鎖反応"・・・ではあるものの、いちいちそうとは考えず、相手の心や考えを推し量る能力によって理解、判断する。人の脳が持つ能力である。
→ただ、完璧に使いこなせてるのか?
・相手の心を読み取ったり、相手に好かれてるのか嫌われてるのかを予測したりすることは、ほとんど間違ってる(自分の想像と、相手の考えは大抵ズレている)ことが統計的に証明されている。
→洞察力があるなんて、ただの幻想。
・自分についても、人は無理解である。自分の考えや思想に対して、実際の行動はえてして矛盾する。やろうと思っててもできないし。自分は人に見られてると思い込むし。
・人は自分の存在に肯定的なイメージを持っているため、自分は実際よりもイケてると思い込むし(自分の画像に対して、よりイケメンな5段階の画像とよりブサイクな5段階の画像を並べて"本当の自分を選べ"とすると、よりイケメンな画像を選ぶ)。
→人は自分の頭の中で起きていることの一部しか認識できない(大半は無意識下で処理される)ので、自分のことを完璧には理解できない。「自分自身が赤の他人」
・内省でも足りない。物語を作り出しているだけ。無意識下の思考や反応で見落としていることはたくさんある。
→自分の思考を説明する時も他人の考えを察する時の能力を使っている。
・自分のことはよくわかっているという幻想により、「他人より自分の考えのほうが優れてる、正しい」という思い込みを生む。
→「自分は思ってるほど賢くないし正しくない。逆に、他人も自分が思ってるほど間違ってない」、と知ることで、謙虚になり、他人を許せるようになるべし。
・自分と心理的・身体的・思考的に離れた存在、異なる存在、劣った存在と思ってる程、または相手の心に無関心な程、その相手に第六感(想像力)が働かず、「心がない存在」、「知性のない存在」と誤認してしまう。
→相手にも自分と同じ「心」があり、自分と同じように能力や経験を持っていると心に留めるべし。
そのためには、同じことを見たり聞いたり考えたりして関心を共有し、相手の関心の矛先を知ること。それにより、視線や表情や動きがシンクロし、心・感情も一体化することが大事(それでも相手のことを理解するのは難しいのだが)。
└仕事上で、従業員は金のために働いているのではなく(そういう面もあるだろうが)、自分と同じくいろんな理由が混在しており、よい仕事をしたいという思いもあるとみなせるかとうか、など。
・人間は、他者を通して存在する(アフリカのウブントゥという言い伝え)
・人以外(ハリケーンや車や為替の値動きやペットやぬいぐるみなど)が予測不能な動きをしたり人に似てたりすると、意志がある人のように思えてしまう。
→それらに「心がある」と感じるプロセスは���他人に心があると認めるプロセスと同じ。
・人は自己中心性バイアスを持っている(簡単には克服できない)
└起こりやすい出来事に対しては、他人より自分に起こる可能性が高いと思ってるし、起こりにくい出来事は自分のほうが経験可能性が低いと、心の中では思ってる(口に出すことと心の中は往々にして異なってたりする)
└幸福度や喜怒哀楽や恐怖・ショックなどの感情面についても、人より自分のほうがより享受してると考える
→人は自分の経験や感情についてはよくわかるが、他人のについてはよくわからない。だからといって自分が他の人より良い状態なわけないのに。
└仕事や家庭内の貢献度に対しても、自分が思う自身の貢献度よりも他人が感じてるその人の貢献度の方が低くなる。
└人は思ってるほど自分に注目してないし、気にしてないし、見てたとしても記憶に残りづらい。だから、失敗しても想像以上に大目に見てくれる(気にしてないから深刻に捉えてない)し、覚えてない。逆に、見てくれてる人は関係性がある人なので、それはそれで大目に見てくれる。
・他人も自分と同じように世界を見ていると思い込んでしまう。自分の見方は自分だけのものなのに。(簡単には克服できない)
└それは、自分の信念、考えだけでなく、知識も影響する。
└知識を持ってなかった時のことが想像できなくなるのは典型例。
└自分が必要だと思うものは他人にも必要と思ってしまう←マーケティングでハマる罠
└他人から見た自分の印象を知るには、自分が自分を見る視点を完全に捨て去る必要がある。昔の自分や細かい印象などは全く目に留まらず、簡単にわかる一般的な視点での印象部分で判断される
└メールはニュアンスが伝わらないため、その文章の真意は全く伝わらない(統計的に、当てずっぽうと同じ確率でしか伝わらないとのこと)
└神や国民などの抽象的概念を話す時は大抵、自分の考えに基づいて話してしまっている。神=自分になってしまう。
・ステレオタイプ(自らの見聞き、経験、思考、意見などをもとに判断されたもの、印象。ある集団の自分なりの特徴、イメージ、平均像。)は、ある程度は正しい。ただし、完全に正しかったり間違ってたりすることは、まずない。(凄い野球選手でも、ヒットもあれば凡退もあるように)
└相手の心を単純化してしまう。本当は相手も自分と同じく、複雑なのに。
└情報が足りてなかったり、世の中的な常識や定義に引っ張られてしまったり。
└また、ステレオタイプによって理由まで推測してしまうと、ほとんどの場合間違えてる。
└また、ステレオタイプによって、自分の思い込みを自ら助長してしまうと、その方向に結果も出る(女性の方が共感力があり、自分は男性だから...と思ってると、実際に共感力が身につかない、など)
└相手の行動や、自分が見た範囲だけから判断すると、大抵読み間違える。ただ、見えたものからステレオタイプを作ってしまうのが人の脳なので、少なくともそれを知った上で「誤らない」ことを気をつけるべし。
・人の考えや感情は顔に出ないわけではないが、正しく読み取るのはほぼ不可能(統計的にも。)
・相手の意見、意志、考えは、相手に直接聞くしか���い。相手をより理解するには、対話をする必要がある。
・相手の本心を言わないのは、恐怖心や不安感を持ってる時。本心を引き出すには、「親しい関係を築き、怒ったり罰や不利益を与えたりしないという信頼感を得ること」以外にない。
・相手の言うことを(ステレオタイプや自己中心性バイアスによって)誤解しないためには、自分が正しく理解できてるかどうかを確認する。つまり、自分の言葉にして伝え、確認する。
※その他
・人は、0.05秒の間に相手を判断する
・交渉術→論争・議論を解決する秘訣は、相手の関心は自分と正反対ではなく、自分の想像以上に重なってるかもしれないと認識すること。互いの関心事を包み隠さず述べて共通点を見つけ出し、互いに最大限の利益を得られるような解決法を編み出すこと。
・老化→老人を「賢い、思慮深い」など肯定的に捉えていると、自分が老人になった時にもそうなれる確率が高くなるらしい。しかも、精神的にだけでなく、身体的(病気になる確率が小さくなるとか)にも好影響になるらしい。
・行動経済学→相手の行動を変える効果的な方法は、その相手の思考ではなく、相手の置かれた状況を変えて、相手が既に望んでいることを実行しやすくすること。
・太らないためには→自分の意志を過信せず、家に食べ物を置かないことと。皿を小さくすること。(皿が大きくなくても、盛られたものを全部食べると満腹感は得られるらしい)
・意見を言う時→相手が聞きたいこと、相手がしてほしいことを話す必要がある。
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顔の小さな0.5秒の動き
人間は左右対称の顔を魅力的だと認識する
人の心は読めない謙虚になって、
顔を見合わせて、声と共に聞くことが