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映画『花とアリス』の前日譚。
映画『花とアリス殺人事件』の小説版を乙一が執筆。
面白かった。
乙一の文章ってどこジュビナイル風だなと思った。
ひらがなを効果的に多用していて印象が優しげ。
そして登場人物達と読者の間に、節度ある距離を保させるように書いてあって、押し付けがましくない。
お話は乙一らしく意外性に満ちた青春ミステリ。
この’青春‘の部分がくすぐったくて思わず笑ってしまう。
切なくてちょっと泣きそうにもなる。
’失われた‘ものだからかな。
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両親が離婚して苗字が変わったことにまだ慣れない徹子。引っ越してきた家で前の住人のテストの答案を見つけ、隣家からの視線を感じる。クラスでは変な呪いにかぶれた同級生から奇妙ないじめを受け、それが前の住人や隣家の少女とも関係があることを知る。 乙一さんの本を読むのは初めて。ひらがなの使い方に特徴ある。ほとんどの登場人物が相手を呼ぶ呼称が「きみ」なのにすごく違和感。
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買ってから長いこと積読だった本。
読まないしメルカリにでも出すかと思った時に、読み始めたら面白かった。
映画「花とアリス」の花とアリスが小説の中にいた。こうやって2人は出会って仲良くなったのか、と納得できた。ノベライズ版は、がっかりすることが多かったけど、さすが乙一。アニメも見ようかな、という気になりました。
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蒼井優と鈴木杏の映画「花とアリス」があって、その前日譚のアニメーション映画「花とアリス殺人事件」があって、その前日譚のほうのノベライズて事で、これは映画を見てから読むべきものだったなあ…
蒼井優も鈴木杏も大好きな女優さんで昔から見たいと思ってた映画なのに、ここまで見ずに来てしまった。
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好きな作家さんの一人である乙一がノベライズ化したので、読んでみた。
原作があるせいかな?それに合わせようとしているのか、少し物足りなさが残った。
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「人間というのはね。自分の中にある感情を言葉で表現したって、なかなかつたわらないもんだ。だからつい、手を出してしまうんだ。ほとんどの戦争はそうなんだ。最初は外交でどうにかならんものかと努力する。だけど最終的には武力で何とかしなければならなくなる。自分のおもいが踏みにじられたと感じたとき、人間は戦争するものなんだ。いっそのこと、人間のなかに愛なんてものがなければ、戦争や殺人はおきないはずさ。だけどおきるってことは、やっぱり人間のなかには、愛というものが、確かにあるんだろうね。そうおもわないかい?」 (P116)
「白黒映画って、なんか、不気味」
「どうして?」
「出てる役者さんの、ほとんどがさ、もう死んでるわけでしょう。そうかんがえると、こわくなっちゃうんだ」
「すぎさった人々だ。いつかみんな、むこうに行く。白黒映画の時代も、おわってひさしい。まるで昨日のことのようだけど」 (P130)
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アニメ映画のノベライズ、まんま。
乙ー仕事選ばんね。
初老の男とかユダの婚姻届とか意味不明もたいがいだけど、アニメだと思って割り切って読めばゆるすしかない。
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何十年前かな、映像が綺麗だった事は覚えている。好きな「岩井俊二」と「乙一」さんの名前を見て、最近は殆んど小説読んでいないが久しぶりに手に取る。(仕事が大変でキャッチアップするためビジネス書ばかりだ)
中学生転校生のアリスと花の話。黒魔術的話が出てきて、「こんな話だったっけかな?」とゲンナリするが、後半はまあまあ、でもネームの割には物足りな度が高い。
あとがきを読むと、「花とアリス」が出た後に作られたアニメの小説バージョンなのかな。もう一度普通の「花とアリス」が観たい。
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「花とアリス」も「花とアリス殺人事件」も大好きな映画。だから本も読む。
アリスが大好きで。このユニークさも純粋さも優しさも。バレエもな。アリスは憧れの女の子。何者でもない私そのまんまで生きていく。
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乙一さんの作品だから
もっとこわいかと思ってたから
なんだかちょっと拍子抜け。
アレルギーはほんとにこわいから
絶対やってはいけないいたずらだったなあ。
いたずらというか、嫉妬心というか。
発言がちょこちょこ怖くて
ストーカー気質が垣間見えて
ブルッとなるとこが所々。
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乙一だ! 岩井俊二だーーっ!
とかって勢いで読み始めたものの、岩井俊二が大好きすぎるのもあって、文章の尽くが岩井俊二的な画で浮かんできてしまう。。。
(もう、蒼井優が走り回ってるようにしか読めない!)
というわけで、乙一っぽくない本としてしか読めなかったのが個人的には残念。