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借りたもの。
福島第一原発の廃炉作業は少しずつであるが確かに進んでいた。
廃炉に向けての具体的な作業の一部(解体とか)が描写され、大変な環境(放射能だけでなく防護服着た状態とか、低賃金とか…)で作業されている事が垣間見れる。
1巻では(どうしても)主に放射能対策ばかりに目がいってしまっていたので、「今」を知るためにこうした描写があるのが大切だと思った。
現場での風景の変化――瓦礫の撤去、解体だけでなく女性職員が現場に入るようになったこと等、悪い方向に行っている訳では無いのかもしれない。
作者の“楽しむ”姿勢が心強い。
地元のB級グルメや、パチンコだけでなくバーで演歌演奏したりと地元の人達との交流が描かれる。
休耕田のコスモス畑に遭遇するエピソードは、自然の力強さにも癒やされたのだろうと想像する。
コミックを出したことでの周りの反応だけでなく、各種マスコミから受けた取材のエピソードには、興味深いものがある。
現場でさえもあらぬウワサが立ったり、週刊誌などマスコミでさえも極論や尾ひれの付いたウワサが実しやかに報道される現実は、震災から3年(2014年)経っても変わらないようだ……
勿論、何が真実なのか、現場に私たちはメディアを通してしか知れないのだが……このコミックを通しても然り。
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2012年秋、竜田は6次下請け企業からの脱出を図り、念願の建屋内作業の職に就く。2012年末、一旦首都圏に戻り覆面漫画家としての活動を始めた竜田だったが、実は彼は2014年夏、ふたたび作業員として1Fで働いていた。作者が見てきた「福島の現実」に賞賛、反響続々!! NHK「クローズアップ現代」や朝日新聞「プロメテウスの罠」などで特集され、今も世界中から取材依頼が殺到する話題作!!(Amazon紹介より)
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たった一人の報告はつづく。でも大げさじゃないんだよね。生活している人間の目線の良さ。批判とか摘発じゃない、現実に対する、働く人間の感想。そこがいい。
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図書館の都合で最後になった2巻
続きのストーリーが問題にならない作品なので、特に読後に違和感はない。
相変わらず面白い。
必読。
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残るは圧力容器上蓋 玉掛け=クレーン荷吊りワイヤー掛け 1Fにウンコしに来てるみたい 歯軋り 前借りの清算も追いつき 番を張った 侠気に溢れた人物 いわき市内にもビニールシートがかかった屋根はまだあった 姉御肌な人物 高線量現場の話 一口に多層下請けといっても内情は複雑だ 当然その間で給料の中抜きをしつつ TBMツールボックスミーティング KY危険予知 でもそういうのって抜き打ちで来なきゃ意味ねんじゃね 実態把握が目的ならね 放管手帳には毎月の被曝量を記載する欄があり 電動ディスクグラインダー通称サンダー 海江田経済産業大臣 TIG溶接 PT検査 バンドソー(電動金ノコ) タイベック 線量役者 サーベイ=汚染検査業務 JV=ジェイヴィレッジ ADP=警報付き個人線量計 「酪王カフェオレ」は福島県が誇る県民的飲料なのだ 常磐線竜田駅 小名浜特殊浴場街 美空ひばりのみだれ髪 震災の風化 ガラスバッジ リングバッジ 南相馬 凍天しみてん 楢葉の水田に秋桜 分譲中 冷却停止 いわき市平 目光メヒカリ唐揚げ WBC=ホールボディカウンター 昔から漁師には水死しても身元が分かるように刺青入れる風習があんだってよ