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こんなに主人公に共感できない作品も珍しい。
と言ってもこの作者のヒロインはいつもエキセントリックだけど。
第一話から掴みが凄かったなー。
社会生活に徹底的に馴染めなくて、喧嘩売ってきた不良をボールペンで刺し殺そうとしたりする(それで私は何も間違ってないとか言い出す)ような主人公、響(15歳)が小説家になるというのがあらすじ。
ヒロインが次に何をしでかすかわからないドキドキと、小説家としてのサクセスストーリーが同居する。
その上で、響は小説家として初めから天才なので(御伽の庭、読みたい)振り回される周りの人の話だ。
物語としては響は精神的に成長しそうにないので、文芸部長のリカさんの成長が軸になるのかなあ。
(連載では)今のところ、世間に認められた天才だったはずが本当の天才に出会って打ちのめされる役割。今後ヤムチャになるのかベジータになるのかが楽しみ。
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いつかこの筆者は、自分がここで描いている何気ないアーティスティックな暴力の、その報いを受けるんじゃないかと思うフシはあるけれど、でもそこも含めて、破滅的な純文学の世界観と不気味なくらい符号している。読む人を傷つけながら、顔を真っ赤にさせるような嫉妬を振りまきながら、この作品もまた「一瞬の栄光」と「終末」に向かって駆け出してくれるだろう。ちょっと買いかぶりすぎかな。願望込みです。面白い。でもこれをわざわざ人に勧めてくる奴は、性格悪いかも……笑
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ツイッターで現役作家の人が絶賛してたので、5巻まとめて買って一気に読んだ。
だから、5巻まとめての感想。
「おもしろかった」
っていうのが、素直な読後感。
でも、このおもしろさは、文芸系出版界の内輪話への興味がほとんど。
それと、主人公以外のキャラクターがいろいろと魅力。
「うーん」
それなのに、☆を3つしかつけなかったのは、このマンガをひとつの創作作品として読むと、そんなにおもしろくはないかなー、っておもったから。
人格はいろいろとアレだけど文才は天才的、っていう主人公のキャラクター性にすべてを依存したストーリーなんだけど。
肝心の主人公の「すごさ」が、ただ「すごいーすごいー」というほかのキャラクターの絶賛のコトバで語られてるにすぎなくて、ゾクゾクするようなすごさが読んでて感覚的に伝わってこない。
ものすごい革命的な小説を書いちゃったらしいけど、その小説は一行も文章として出てこないし。
たぶん、アスペの設定なのかな、っておもう主人公の性格も、ちょっと「?」っておもうぶぶんがいろいろあって、「猟奇的な天才」の魅力はぜんぜんかんじれない。
「天才」のすごさを描く物語、ってむずかしいね。
でも、続編に期待。
このつづきも買ってく予定。
あとでブログにいろいろと書く。
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まだ話は序盤のはずなのに、引き込まれていく。これから何が起きるのか、今まで何があったのか、さっぱりわからないが、響が次に何をするのかが楽しみだ。
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ギクシャクは創造の母! とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。 編集部員の花井は、応募条件を満たさず、 ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。 封を開けると、これまで出会ったことのない 革新的な内容の小説であった。 作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・(Amazon紹介より)
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小説好きでもあるので、興味深く読めました。絵がうーん、、ですが、ストーリーには引き込まれます。ただ、自分に信念あるからって、何してもいいわけじゃないんだけどね。その辺の幼さははなにつきました。
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実際には4巻までもう読んだんですが、代表させて1巻を登録。絵はあまり素晴らしくないかもしらんけど、人物の書き分けは問題なくて十分に区別できるし、表情も豊かに描かれているから、その辺は特に問題なし。物語展開も興味深くて、そもそも小説家も含めての”小説”が好きな身としては、楽しめない訳がない内容。惜しむらくはどうしても感情移入できない主人公だけど、それを補って余りある内容で、まだまだ先が気になって仕方ないす。
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まんが大賞受賞ということで読んでみたけど、1巻だけではまだなんとも。主人公には感情移入できないし、どうすごいのかも今のところよくわからない。文芸という好きなテーマだけに、2巻以降に期待。
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マンガ大賞受賞ということとTSUTAYA貸本5冊無料クーポンを引き当てたことを機に、5巻まで読了。第1巻は天才登場!おそろしく純粋故に世界との関わり方がいびつな主人公が小説を通じて世界を描き、それが文壇を叩きのめす。第1巻では高校文芸部での居場所づくりと、一方とある出版社に送付された謎の原稿をめぐる編集者のはなしがパラレルに進む。連載だと主人公のキチガイぶりに目が行くが、単行本としてまとめて読むと、主人公の人となりがよくわかるのでおすすめ。本作は小説家を主人公としながら、主人公の描く小説について一切描写せず、周囲の評価や伝聞に限定して表現しているのがじつに上手いと感心させられました。また作者の柳本氏はかつて『女の子が死ぬ話』を書かれたように、本作も「死」というものが一つのテーマになっているように思いました。
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5巻まで一気に読んだ。
正直絵はアレなんですが一言でいうと面白い!
響さんの突拍子もない行動(暴力)は確かに筋が通っているかもしれないが、それによって才能が埋もれてしまうのではとヒヤヒヤ。
主人公の謎が解けていく過程はかなり惹かれた。
賞をとったあとは、少女にどんな展開が待っているのだろう。不幸にならないことだけを祈る。
『お伽の庭』天才の書いた小説を読んでみたいなあ。
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副題からしてまっとうな作家話かと思ったら、まぁそれはそうなんだけど、ヤンキーな部員をやっつける常識なしの高校生作家が主人公。文学よりは変わり者女子高生話で、それもかなりレベル低い感じがするがかわっていくのかな。絵もうまくないしパス。
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表紙やタイトルから想像してたのと違うものだった。
響の偽らない生き方にすごく興味を持った。
編集部は響を見つけ出すことができるのかな。
がんばってくれ若手編集者!
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5巻まで。
題材は面白いと思ったが、およそ文学を志す人間とは思えない口汚く、冷たい言葉の応酬。そして短絡的で暴力的な主人公の思考。作中に「それでもカッコイイと思ってしまった」みたいなセリフがあるように、そう思わせるのが狙いなのだろうが成功しているとは思えない。
絵に関しても、足りてない。手が明らかに小さいなど体のバランスがおかしすぎる。蹴りのシーンなども棒立ちなのに足だけ突拍子もない角度で描かれていてびっくりする。
とてもマンガ大賞を取るような作品には思えませんでした。
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うーん、ストーリーには引き込まれて一気に5巻まで読んだんだけど。。。主人公である少女の桁外れの暴力的な振る舞いに違和感を感じてしまう。男性が好むヒーロー願望を主人公に投影しているかな。
少女の感情や心の動きを別の方法で表現していたら、好きになったと思う。
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このマンガは、天才というもののあり方を表現するというマンガではなく、基本的には主人公・響のエキセントリックな(頭のおかしい)行動と、それに振り回される人々を楽しむマンガだと思っている。
この性格を楽しいと思うか、引いてしまうかで大きく評価がわかれると思うが。
実際、リアリティは全く感じない。
天才ゆえの苦悩や努力など全くない。
ただただひたすら響は天才なのである。
区別するならば私的にはギャグマンガに部類するものだと思っている。
でも、ただ、あり得ないと思いつつも、ホンの一抹、羨ましいと思ってしまう自分がいる。
性格破綻者ではあっても、自分の好きなものに真っ直ぐなその姿勢に。