投稿元:
レビューを見る
20161123
祝日で休みだったのでサラッと1日で読了。
作者の仕事の延長のような作品だったが、企画力とタイトルが秀逸。
映画では感動的なシーンもあるのかもしれないが、余命半年という重いテーマとは裏腹に、全体的に軽い感じで進んでいき、感動出来る場面はなかった。
通常ならお涙頂戴にするところでも楽しく変換させる作者の意図が伝わってくる。それでいて、死と、どう向き合えば良いのかを改めて考えさせられた。
誰も不幸にならない、こんな感じの作品があっても良いものだなぁと感じさせられた。
投稿元:
レビューを見る
放送作家の修治が余命を宣告され、それとともに、妻の新たな結婚相手を探すということ、切羽詰った状況でこのような発想をよく思いつくなと思ったが、放送作家ならではのユーモアにあふれた発想だなと感じ、人を楽しませること、笑顔にさせること、自分の置かされている状況を受け入れつつも、後ろ向きでなく、前向きに残された時間を楽しんでいると感じる。放送作家は常にアンテナを張り巡らせていることと、家族の形、夫婦間の愛情を考えさせ、最後の場面ではちょっぴりウルッと感じた。妻と新しい結婚相手の方も幸せに生きて欲しいと感じる。
投稿元:
レビューを見る
ポップに死を扱う
愛しているってのはその人を喜ばせたいって感情なんだと思った
好きな人に尽くしたくなる作品
投稿元:
レビューを見る
ほっこりヒューマンドラマ。
普段は人情系はあまり読まないけれど、これは読みやすく、途中で飽きず、主人公の快活さに惹かれるまま最後まで一気に読めた。
主人公のような性格や生き方ができたら、生きるということ自体が楽しいだろうなぁ。
向き合いたくないことの裏返しなんだろうけど。
投稿元:
レビューを見る
バラエティの放送作家さんが書いた本らしく、テンポあって面白かった。笑いあり涙ありとはこの事。まぁニヤニヤとウルウル程度だけど。
自分も余命宣告されたら、どうするかなー?と考えた。こんなに妻の事を愛していると言えるだろうか?やりたい事をやり切る事が出来るだろうか?後悔せずに死にたいけど、まぁまずは死にたくないね。
妻にも読ませてみよう。
投稿元:
レビューを見る
自分の母親の最期までの6か月を思うと、この話のような6か月は素直に読めない。そんなに思うようにいかない。
妻の3人デートが最後のオチに繋がったところはよかった。
投稿元:
レビューを見る
映画化されたので知った作品。
いやー、笑いが凄い好きやっけど、人を笑かすセンスがなかった。こんな風に考えれると人生って素晴らしい!と思えるやろうなぁ。
嫁さん視点で見ると全く役立たず(一般的な夫、父親として)だけど、そんな男がこんなに愛されるのか~と悔しさを感じさせるが、自分自身がこんな男はエエなぁと思ってしまう。
分かりやすいストーリーでありながら、分かりやすく反応してしまう自分を楽しめる作品かな。
投稿元:
レビューを見る
これはすごい。です。
軽い。軽い。あれ、泣いてる。ミスドで涙が止まらずマスクをつける。ボロボロ止まらない。
ユーモア。そんなエッセンスがあったんだった。
放送作家。こんな世界があったんだ。
誰でも読める。辛い時ほど効果があるかもしれません。わたしがそうでした。樋口さんをもっと知りたい!
投稿元:
レビューを見る
自分が死んだあとに残される家族を心配して、妻の再婚相手を探す話。余命が短いため急がないとといった気持ちは分かったが、読者からすると自立心が強い妻は夫の死後も一人でたくましく生きていくんじゃないかと思われるので、夫が再婚を押し付けることには戸惑いを感じた。
投稿元:
レビューを見る
これは、小説ではない。
舞台やドラマなら、演者が場の空気を造り出し、物語に厚みを持たせてくれるのだろう。が、これはそれを文章で描き出すことをしようとすらしていない。
物語以前、小説未満の台本だ。私は、小説が読みたいのに。
発想とタイトルには興味を引かれたので、それに敬意を表して星はひとつ追加。
不満は山盛りにあるけれども、一番腑に落ちないのは最後の「ドッキリ大成功」。
自分に仕掛けられたドッキリだと分かったけど、必死なのが分かったから知らんふりして全力で乗ってやった、と。
それって、死にゆく夫の(斜め上で傲慢で独りよがりで家族の気持ちを踏みつけるとンでも企画ではあったけれど、どうやら本人的には妻のためにと心から願った本気の)思いを無視した、ってこと?あるいは冗談で片付けた?
これ聞いた修治は、笑えるんだろうか。せっかく事後のことをいい人に託せたと思っていたのに。私なら、これで笑うなんて無理。
ドッキリバラエティーなんて大嫌いな人間だから、相当バイアスがかかっているだろうけど、やっぱり嫌いだ。不快でしかない。
投稿元:
レビューを見る
この結末は想定外。でも振り返ってよく考えたら 当然の結果か とも思うし。
相手がどんなにいい人でも このシチュエーションで 次のひととハッピーエンドはないよな。うんと時間が経てば また別かもしれないけど。
内容の割には 明るく軽く面白く読めた。
映画見てないけど 映像が目に浮かぶ感じで
出てくる人もみんな魅力的だし。
ただ 面白かったけど 何度も読み返したくなる本ではないかな。
投稿元:
レビューを見る
余命半年を告げられた主人公が、残された家族のために妻の結婚相手を探すお話です。
ユーモアと思いやりが詰まっていて、ほっこり温かい気持ちになれます。お仕事小説としても楽しめます。
読後感が爽やか。
投稿元:
レビューを見る
「愛」って何なのだろう。
余命6ヶ月と言われたら、少しでも家族と同じ時間を過ごして、思い出を増やすのが普通だと思っていたけれど、修治が愛する家族と自分の現在ではなく、愛する家族の未来のために奔走するのも、愛なんだよなぁ。
愛って本当に難しい。
けど、彩子が伊東さんと結婚すると決めたのがドッキリで、「あなたとの思い出だけでこれからずっと生きて行けます」と言い切った結末を思えば、やっぱり余命は愛する人と自分のための時間にするのがいい。
残される人が生きていくためには、やっぱり、思い出が必要なんだから。
投稿元:
レビューを見る
なんだか気がすすまないテーマだなと思いながらも読み始めたら、ぐんぐん読める。
三村さんの人柄がいいんだろうなぁ。
否、出てくる人みんないいか。
こんなことあるかよって思いつつ、最後まで読んでしっくりきた。
投稿元:
レビューを見る
映画化されていたので、なんとなくどんな話かは知っていて、余命半年って、重たい話なのかなぁと思って読み始めたら、けっこう軽い感じで始まり、さらさらっと読み出せました。
バラエティー番組の放送作家の主人公と明るい妻。なんだかんだいっても愛のある夫婦。その生活に突然のすい臓がんで余命半年。シビアな状況にもかかわらず、ぎりぎりまで最後の企画、妻に再婚相手を探しに奔走する。実際に余命宣告されたらこんなわけにはいかないよーと思いつつも、家族の愛を感じさせるお話でした。