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これはすごい。です。
軽い。軽い。あれ、泣いてる。ミスドで涙が止まらずマスクをつける。ボロボロ止まらない。
ユーモア。そんなエッセンスがあったんだった。
放送作家。こんな世界があったんだ。
誰でも読める。辛い時ほど効果があるかもしれません。わたしがそうでした。樋口さんをもっと知りたい!
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自分が死んだあとに残される家族を心配して、妻の再婚相手を探す話。余命が短いため急がないとといった気持ちは分かったが、読者からすると自立心が強い妻は夫の死後も一人でたくましく生きていくんじゃないかと思われるので、夫が再婚を押し付けることには戸惑いを感じた。
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これは、小説ではない。
舞台やドラマなら、演者が場の空気を造り出し、物語に厚みを持たせてくれるのだろう。が、これはそれを文章で描き出すことをしようとすらしていない。
物語以前、小説未満の台本だ。私は、小説が読みたいのに。
発想とタイトルには興味を引かれたので、それに敬意を表して星はひとつ追加。
不満は山盛りにあるけれども、一番腑に落ちないのは最後の「ドッキリ大成功」。
自分に仕掛けられたドッキリだと分かったけど、必死なのが分かったから知らんふりして全力で乗ってやった、と。
それって、死にゆく夫の(斜め上で傲慢で独りよがりで家族の気持ちを踏みつけるとンでも企画ではあったけれど、どうやら本人的には妻のためにと心から願った本気の)思いを無視した、ってこと?あるいは冗談で片付けた?
これ聞いた修治は、笑えるんだろうか。せっかく事後のことをいい人に託せたと思っていたのに。私なら、これで笑うなんて無理。
ドッキリバラエティーなんて大嫌いな人間だから、相当バイアスがかかっているだろうけど、やっぱり嫌いだ。不快でしかない。
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この結末は想定外。でも振り返ってよく考えたら 当然の結果か とも思うし。
相手がどんなにいい人でも このシチュエーションで 次のひととハッピーエンドはないよな。うんと時間が経てば また別かもしれないけど。
内容の割には 明るく軽く面白く読めた。
映画見てないけど 映像が目に浮かぶ感じで
出てくる人もみんな魅力的だし。
ただ 面白かったけど 何度も読み返したくなる本ではないかな。
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余命半年を告げられた主人公が、残された家族のために妻の結婚相手を探すお話です。
ユーモアと思いやりが詰まっていて、ほっこり温かい気持ちになれます。お仕事小説としても楽しめます。
読後感が爽やか。
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「愛」って何なのだろう。
余命6ヶ月と言われたら、少しでも家族と同じ時間を過ごして、思い出を増やすのが普通だと思っていたけれど、修治が愛する家族と自分の現在ではなく、愛する家族の未来のために奔走するのも、愛なんだよなぁ。
愛って本当に難しい。
けど、彩子が伊東さんと結婚すると決めたのがドッキリで、「あなたとの思い出だけでこれからずっと生きて行けます」と言い切った結末を思えば、やっぱり余命は愛する人と自分のための時間にするのがいい。
残される人が生きていくためには、やっぱり、思い出が必要なんだから。
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なんだか気がすすまないテーマだなと思いながらも読み始めたら、ぐんぐん読める。
三村さんの人柄がいいんだろうなぁ。
否、出てくる人みんないいか。
こんなことあるかよって思いつつ、最後まで読んでしっくりきた。
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映画化されていたので、なんとなくどんな話かは知っていて、余命半年って、重たい話なのかなぁと思って読み始めたら、けっこう軽い感じで始まり、さらさらっと読み出せました。
バラエティー番組の放送作家の主人公と明るい妻。なんだかんだいっても愛のある夫婦。その生活に突然のすい臓がんで余命半年。シビアな状況にもかかわらず、ぎりぎりまで最後の企画、妻に再婚相手を探しに奔走する。実際に余命宣告されたらこんなわけにはいかないよーと思いつつも、家族の愛を感じさせるお話でした。
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初めて読む作家さん。
題名だけは、たぶん映画の宣伝かと思うけど知っていて、本屋さんで平積みされてたから買ってみた。
主人公は放送作家。作者も有名なホントの放送作家。
さんまのからくりTVの「からくりビデオレター」とか「学校へ行こう!」とか、なかなか面白い企画をする作家さん。
小説の中でも、これらの企画についていっぱい出てくる。
そんな放送作家が、膵臓ガンにかかり余命6か月を宣告される。
そこで考えたのが奥さんの結婚相手を探すというもの。
ん~、ちょっと無理があるけどね。
そんなの承諾するわけないじゃんねぇ。
でも奥さんがすごくステキな人なんですよ。
映画では吉田羊さんが演じてるようで、(とうぜん見てない)、でも、吉田羊さんのイメージがぴったりなんだよなぁ。
吉田羊さん、イイなぁ。
ストーリーは、切なくていっぱい泣けます。
なかなかおもしろかったです。
気軽に読むにはイイですよ。
ビデオでもいいかも。
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◆「今日から妻に代わって婚活をしよう。」◆
主人公・三村修治は余命6ヶ月を宣告された放送作家。残されたあまりにも短い時間で妻のために何ができるか。彼が導き出した答えは、なんと妻に最高の結婚相手を見つけることだった!
死が刻々と迫るなか、「愛する人の未来に幸せを残す」ただそのために、策を巡らせ、ひた走る。その姿に胸がいっぱいになります。有能だけど、ちょっぴりお調子者。そんな主人公・三村を演じる織田裕二はまさにハマリ役です。
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ユーモアに富んだキャラクター描写は良い。
放送業界の日常風景を垣間見られるのも良い。
しかし、フィクションとはいえあまりに展開が急だったり唐突だったりする箇所が見られる。
特に後半、主人公が自分の考えで突っ走りすぎているところも目につく。
ただ、ラストで救われた思いがする。
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余命宣告された放送作家三村は、余命期間に妻の結婚相手を探すことに奔走する。
タイトル通りのストーリーで、???と思っていましたが、三村の人柄と、その愛する妻の姿で納得でした。
同じ妻の立場だったら、自分の死後の結婚相手を探す夫を受け入れることは出来ないと思いましたが、夫を思えばの妻の決意に、エンディングはすっきり。
この夫にしてこの妻あり、ということですね。
妻の取扱説明書として三村が伊東に話した「心の荷物にそっと手を添えてくれる人」言葉、理想的な妻像だと思いました。
心に留めておきたいです。
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原作の存在を知らず、編み物のお供に映画の方を先に観てしまい、めちゃめちゃ感動したので、慌てて図書館で借りて原作を読みました。
テレビはいつも夢を与え続ける夢の箱でなければならないと考え、『世の中の出来事を好奇心で「楽しい」に変換する仕事』をしている放送作家の三村修治さんが自分の死後、家族が幸せになれるように妻の再婚相手を探す事を思いつき、行動していく過程が、先に見た映画より、ゆっくりとしたテンポで描かれていました。
いつになったら彩子さんのお相手が見つかるのかハラハラしてしまいましたが、自分の妻の再婚相手を探すなんて、突拍子もない思いつきですものね。映画の展開の速さの方が作り物で、出来過ぎだったんだなぁと思いました。
でも、私にしては珍しく、原作よりも映画の方が感動しました。織田裕二さん、吉田羊さん、原田泰造さんの演技と脚本が私の感性に合っていたのだと思います(*´꒳`*)
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あらすじは作品紹介を見ていただければと。
死の恐怖を楽しさに変換することも目的だったかもしれませんが、自分の寿命をほとんど捧げてまで残された妻のために尽力していくのは、心温まると共にうるっとしました。
そんな人だからこそ人望も厚く、最終的に後悔のない最期を迎えられたのかと思いました。
それだけ大切に思える家庭を私も持ちたいなと思わされました。
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「きっと、気づくタイミングが早いんです。辛いことは、解決策が見つかるまで絶対に口にしないから、悩んでいるように見えないんです。誰よりも気が小さいのに」
修司は、近づいてくる死に対して、叫び狂うほど弱音を吐きたいのに、妻の結婚相手を探すことで必死に「楽しい」に変換しようとしていたのだ、と。
前向きであるということだ。楽しいことをより楽しく、辛いことこそ楽しく、難しいことを面白く、当たり前のことを丁寧にーさりげないことに愛が溢れていた。