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システム思考の入門本。
モデルとダイナミズムについてシンプルに語られている。
抱える課題について、モデルとダイナミズムを考え、実践を今からしていこう。
なぜなら、相転移の根源的ドライバーはストック的なものだから。
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本質思考(システム思考)についての導入。各論について大変わかりやすく、まさに本質を解説し、初期導入方法へと読者を導いてくれる。しかし、対象と見込む読者を広く取っているためか説明に使われる例がどうも表層的すぎて筆者の推薦する本質思考の魅力を貶めているように感じた。
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システムダイナミクスという考え方を下敷きに物事の本質に迫ろうというもの。システムダイナミクスとは、モデル(構造)とシステム(因果)を読み解き、レバレッジポイントを探して、モデルを変更(少しずらす)ことで、システムを変化させ、問題を解決していくという考え方のようだ。本書の最初のほうの思考の癖の章がなかなか面白かった。これを意識するだけでも、本質に迫ることができそうである。
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vol.292 MIT式、課題設定と問題解決の方法。スジが良い答えを出せる考え方とは?
http://www.shirayu.com/news/2015/
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『本質思考』要約
■そもそも「本質思考」とは何か?
結論をまとめると、
本質=構造(モデル)✖️因果(ダイナミズム) で成り立っており、
「本質思考」とは、物事をモデルとダイナミズムから考える思考のこと。
この思考には4つのステップがある。
①モデルを描く
→構成要素と関係を1枚の絵で表すことで、「どうしてそうなっているのか?」という因果関係を明らかにする。注意点として、因果は入れるが相関は入れない。
モデルを考える上で、以下の5つの構成要素を入れると良い。
1:インプット元
2:アウトプット先
3:競争関係
4:協力関係
5:影響者
②ダイナミズムを読み解く
→モデルが生み出す結果を長い時間軸で捉える。その際に、「ストックとフロー」「非線形」「作用と反作用」などを意識すると、ダイナミズムが特定しやすい。特定したダイナミズムを検証する時は、「物語として成立するか?」「因果の終着点までたどり着くか?」を確かめると良い。
③モデルを変える打ち手を探る
→大きな変化を生む小さな「くびれ」=レバレッジポイントを探す。モデルが変われば問題は解決する。
④行動し、現実からのフィードバックを得る
→①〜③を繰り返すことで、実際に自分が考えたモデルやダイナミズムの精度を検証し、現実からのフィードバックを得てそれを高めていくことが本質思考のアプローチである。
■なぜ「本質思考」が必要なのか?
一言でまとめると、「スジの良い答えは本質から考えないと生まれない」からだ。
本質から考えずに、目に見える表層的な部分だけをみても、スジの悪い答えしか出てこない。だから結果に繋がらない。
これはプライベートもそうだが、特に様々なビジネスシーンで役に立つだろう。
具体的には、「何が問題なのかがわかる」「何をすべきかが明確になる」「関係者を説得できる」「関係者の共感を得られる」「行動に移すことができる」「問題を解決できる」といった効果を発揮する。
■どうやって「本質思考」を取り入れるのか?
本質思考は、現象や情報に惑わされず、ものごとを抽象化し、自分の頭で考えるという、情報に頼らない考え方である。
裏を返せば、本質思考を鍛えるためには、情報を収集して知識を詰め込むだけではいけないことがわかる。
つまり、考えるための切る口や、使えるアナロジーを増やすことの方がはるかに重要となるのである。
〈本書に書かれているトレーニング法〉
・新聞や雑誌の記事のタイトルから連想する
→タイトルを見て、記事の内容をモデルとダイナミズムで捉え、記事のストーリーを自分なりに描いてから記事を読む
・「思考の雛形」を増やす
→頭の中の思考の雛形が多いほど、色んな角度からモデルを考えることが可能になり、より物事の本質に近づく可能性が高くなる。
・思考の「見える化」を行う
→思考を見える化し、描き出したモデルとダイナミクスをクリティカルに見て、考えを深化させる。
・持論を他人にぶつけてみる
→メリット①ストーリー作りの訓練になる
メリット②相手の賛成や反対、質問などによって、自分の自論が進化・深化する。
・歴史観を磨く
→根源的なドライバーを考えるという発想を育む。
・答えのない問題に取り組む
→ロジックだけで解けない問題、人によって大きく考えが異なる問題などは、本質思考を鍛える上で大いに役立つ。
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■その他メモ
・「現象の裏返しは決して答えではない」
なぜなら、現象はあくまで結果であって原因ではないからである。原因を解決しないものは対症療法にしか過ぎず、結果的に時間とエネルギーの無駄になる。
・本質に目を向けると論理的思考や仮説思考の威力が増す
→本質から考えた上でのピラミッド構造や仮説は、現象から出発したピラミッド構造や仮説とは明らかに質的に異なってくる。
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ざっと読み終わって、言われてる思考ができれば役に立ちそうと思ったけど、一読だけでは全く身についていない実感。もう一度振り返りながら咀嚼して、日頃から意識できるよう、どうにかして行動に組み込まないとならないと思った。欲を言えば、どう行動に組み込めるかまで解説してもらえるとありがたいけど、それは甘え過ぎかとも思う。自分なりに体得できるか否かが人と差をつけるポイントになると思う。
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「本質」を因数分解して解説している。
考える力をつける、という本をいくつか読んだが、いまいちピンと来なかった。
まさに、「構造」と「因果」を用いて腑に落ちる内容だった。
あとは実践あるのみ
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「本質思考」
1.購読動機
ビジネスを展開するにあたり、本質とは?という不明瞭、重大かつ永遠の課題を、目の当たりにしているから。
2.本質とは?
①モデル
②ダイナミズム
の2要素であること。
①モデル
自社 インプット
成果、解決したいこと アウトプット
ここに、
競合、サプライヤー、影響者を絡ませて図式化。
②ダイナミズム
原因→結果
3.2.本質を捉えてるには?はじめの一歩
だから、それで?
なぜ?
そう、問いをすること。
そして、図式化→他者にプレゼン→揉み直し
で精度をあげること。
4.私のなかの自覚
展開中の業務を、わがものとして消化したい。
そこに辿りつくために、本書を手に取ってみた。
絵として、捉える。
この頻度を高めることからか、、、。
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本質とは何かとは、システムダイナミクスにおいては物事の本質を現象の裏側に潜む構造と因果として捉えると理解しやすい。モデルとはその現象を生み出す構造つまり構成要素や相互の関係性のこと。ダイナミズムとはそのモデルが生み出す現象について長い目で見てどんな結果動きが見られるのかと言う事つまりどんなパターンが見られるのかと言うこと。
部下が望んでいるのが、単に働きやすい環境や優しい上司だけではないと言うことに気づく瞬間がある。部下は自分が成長し、会社や顧客に貢献できていると言う実感を求めているのである。誰しも認められ意味のあることをやりたいと思っている。そう考えると、リーダーとしてどう振る舞うかも大切だが、リーダーが何を目指すのかのほうがもっと大事だということに気がつく。つまり部下はその人についていくのではなく、その人が目指すものについていくのである。
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書いている軸となる理論は真っ当で、現象の裏側にある要因の相互関係からなる構造(モデル)とモデルが何周も回ることにより起こる展開を読み解くダイナミズムの組み合わせが「本質」であるというもの。
問題に直面している時(つまり日常)は、本質を見てモデル自体を変えることでしか本当の解決にはならないので、ツボとなるレバレッジポイントを突くべきであるという。
ただ、出てくる例え話がどれも少しピントがずれていて気持ち悪かった。
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ダイナミックスとモデルで問題解決を図るのが主旨
キモが2つあります。
1つが、本質思考を妨げる9つのクセ:
本質を考える上で、陥りがちなバイアスとしての9つの思考のクセ この解説が前段
もう1つが、本質思考の4つのプロセス:
①モデルを描く、②ダイナミズムを読み解く、③モデルを変える打ち手を探る、④行動し、現実からのフィードバックを得る 個々のプロセスの説明が解説が後段です。
フィードバックを伴う、システム工学をベースとしていますが、事象を表現することがわかりにくく、具体化するのが大変かなと感じました。
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本質=モデル✖️ダイナミズム
と分解しているが、本質に迫るという抽象的な表現を色んな角度からのアプローチが書かれていてとても勉強になった。特に思考の癖からスタートしていて、正に陥りがちな注意喚起をしてくれてから、実ビジネス場面での具体的なシーンで様々な思考法が紹介されていてとても勉強になった。繰り返し読み直す。
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本質思考ができない人の頭の使い方から説明し、本質は物事のどこにあるのか、本質思考をするにはどうすればよいかという内容が後に続く。
本質思考のためには物事の様子を端的に表した「モデル」という図を用いるといいらしい。しかし、思い付いた文章をひたすら書いてストックしている自分にとって、いきなり右脳で思い描いたモデルを紙に描いてみるのはハードルが高かった。モデルは知識やまとめる能力が無ければ描けないものではないか?と思いながら読み進めていった。
けれども、モデルはハードルが高くて描けないという発想自体が、自分の考えをノートに書くだけで満足しようとしていることに起因するのではないか?と本書を読み終えて思った。このように、ちょっとしたことでも本質に迫るために考え方の切り替えを意識するようになれたので、この本を読んで良かったなと思う。
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内容は理解できたものの、思考法として定着させるには常にこの本を持って実践する必要があり、出来るイメージが持てていない自分がいる。