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深海の中でも深海生物にスポットを当てた本。超ディープな、とあるようにそれぞれの生き物の話しはかなり専門的。が、分かりやすく書いてあるので門外漢でも読むことができた。読み終わって、深海生物に詳しくなった気がする。深海生物が好きな人は是非読んで欲しい。
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タコスミパスタ食べてみたいな。(成分解析したところでは、イカスミよりもおいしいはず、らしい)
深海生物が、1章1生物ごとに紹介されている。ちょっと説明なしで専門用語が出てきて難しいところもあったけれど、たいていの部分はわかりやすく読めた。
生物の話もおもしろかったけれど、原油流出や海ゴミ(と生態系)に対する著者の解釈が独特ながらも個人的にはしっくりくるものだった。
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一般向けにいろんなエピソードを詰め込んでやや雑駁な印象も。「チャレンジャー号」や「タイプ標本」など説明の必要なボキャブラリーも多く、誰向けの本か、やや中途半端かも。化学合成生物群集の部分など面白かったので、もっと進化や多様性といったテーマを一貫してまとめたらよかったと思う。
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21世紀になっても、まだまだ新しい発見がある深海の世界。面白い。ダイオウイカは出てきますが、イカ大王は出てきません。
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【新着図書紹介】学生さんからリクエストのあった本です。
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=TB10075839&key=B145102107805547&start=1&srmode=0
図書館においてほしい本は、MyLibraryからリクエストできますよ。MyLibrary → https://lib.s.kaiyodai.ac.jp/myopac/
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タイトル通り、深海生物についてテレビではそこまで掘り下げないという細かく深いところまで書いた本。とはいえけして難しくなく、そうなのか!という発見と驚きに満ちたおもしろい本でした。
アンコウやリュウグウノツカイなどのメジャーな生物からチューブワームなどの深海マニアの心をくすぐる生物までいるのが嬉しい。
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様々な深海生物を取り上げそれぞれの生態が深く掘り下げて描かれている本。興味持てた生き物の章だけ読んだ。透明な身体を持つクダクラゲの、胃袋だけが赤い理由が凄い。食べた生物が光るので外敵に見つかってしまう。それを隠すため、深海には赤の光が届かないことを利用し、胃袋だけが赤い。
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深海生物本は一つのジャンルを築いたといえよう。僕もそれなりに読んだ。ウヘェ〜気持ちわりい〜とか、ちょっと前に知ったばかりの深海生物をあたかも前から知っていたかのように振る舞ったりとか。そういう用途には、この本は向いていない。
ウヘェ〜、という時代はもう終わったのだ。深海生物の真の面白さは「進化と生態」にある、と。期待大。口絵にこそ生物の写真があるが、あとはもう、文字ばかり。
さて、第一章「ダイオウイカ」から、いきなり僕の知識の誤りに気が付かされる。プランクトン、というのは、あのちっちゃい生物たちを指すのではない、のだそうだ。プランクトンに対して、ネクトンとベントスという三種類がある。これは生物種を指すのではなくて、ライフスタイルなのだ。プランクトンは、ほとんど遊泳能力を持たない浮遊型。ネクトンは水中を移動し、ベントスは海底を這う。だから、クラゲもプランクトン。マンボウも、まあ概ねプランクトン(ネクトンでもある)。
で、イカはネクトン、タコはベントス。タコは岩場に隠れたりするから生息環境の寸法に制限があるが、イカにはそういう制限がない。だから大きくなることは出来る。ダイオウイカの眼は体に対してかなりデカくて、その理由も推察されているが、ダイオウイカ自身がなぜ大きいという戦略をとったのかは、わかっていないそうだ。なんだか残念。
ホフ・クラブと呼ばれる深海生物がいる。毛深いそうだ。「ホフ」の由来は、デビット・ハッセルホフ、ナイトライダーのマイケル・ナイトだ。あの毛深い人。ありか、そんなの。
深海にはロリータ熟女がいる。成長にともなう変態にエネルギーをかけず、幼魚のうちから性成熟している奴ら。深海は広すぎるので、滅多にパートナーに出会えない婚活地獄であり、餌不足でもある。どうやってパートナーを見つけ(られないから、性転換する奴もいる)るか、少ないエネルギーでどう生きる(ヒモ化して、メスに寄生するとか)か。
ラブカは、見た目こそ生きている化石チックだが、実のところは現代のサメそのものだとか。
ウミユリが生息環境を広げている。これには人間活動が影響している、というか、海底に沈んだゴミを基質に、新たな生息環境へと進出したのだ。
といった具合(だいぶ端折ったが)に、深海生物がどうしてそこにいるのか、なぜそういう風になったのか、ということを綴った12章。生き物ってすげえなあ〜、と楽しもう。