紙の本
老いの空白
2016/03/28 15:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ufo2016 - この投稿者のレビュー一覧を見る
団塊世代もいよいよ老いの現実に入り始めた。
筆者も団塊世代であり、老いを哲学する立場で冷静に分析している。
投稿元:
レビューを見る
「社会」に分類されていますが・・・・「哲学」です。
鷲田清一氏の哲学は好きです。
ただ、この書物についてはまだまだ迷走されているようで、正直、あまりよくわからなかった。
投稿元:
レビューを見る
無謬性への強迫観念への対処法など全く分からない.老いというものの本質を哲学的方法から追究する,難解な書.10年後に再読した際,どのように感じるだろうか.
投稿元:
レビューを見る
鷲田さんの本はときどき、これしかない、というくらいに読みたくなる。本書は新しく文庫になった本ということで偶然読んでみたけど、思いもよらず、鷲田さんのなかでもいいなぁと思えた本。
こういう言葉を待ってたって、読んだあとでそんなふうに思える言葉に出会えたから、もうそれだけでこの本を読めてよかったと思う。そう、成熟とか、老いというのが、本当にせまい意味でしかいまはとらえられてないと思う。老いの意味を積極的に見出そうとする、そんな作業が必要であって。
投稿元:
レビューを見る
私は若くて、周りからは「成長」の話をよくされます。
でも、「成長」より「成熟」のほうはどうなのか、最近は気になっています。
この本は「老い」についての本だけど、「老い」を分解していった先にあるいろんな要素、「できなくなる」「疲れる」とか「成熟」とか、人間として私も感じたことはある。
できるつもりの自分との乖離とかいつも感じていてそれで疲れてる。
「老い」を介護とか延命とかの高齢化社会の「問題」に限定して捉えず、人間的な生活のひとつの側面として扱っている本です。