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自分が高校生のころを振り返ってみると、こんな純粋な高校生活なんてねーよ、と冷めた目で見てしまうのですが、『桐島、部活をやめるってよ』と比べると、登場人物の関係性や話の流れが上手く流れていて、物語の世界にすっと入ることが出来ました。文庫本の表紙(写真)が、この短編集に合っていると思いました。
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読みやすかったけれど、印象に残らなかった
一つ目の物語は好きだったかな
きっと穏やかで温かい「先生」の声が頭の中で聴こえてきた。「私」との間の空気感が良かった。
最後は…ううん。
全体的に良くも悪くもなくたぶん読み返さないかなぁという感想
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文章がとにかく瑞々しくて染み渡ってくる 桐島もだけどじっくり大切に読みたいのに自然とあっという間に読み進めてしまう 登場人物はどの子も人も現実的ではないかもしれない、だけど卒業のカウントダウンと共に進んでいく7つの物語はどれも限られた時間の中でどうにか答えを見つけ出す様にどこかリアルさを感じられた。いつも思うけど朝井リョウの女子心ってどこでこんなに生み出されたんだろ。
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懐かしく、切なく、悲しく、面白くて、何だか胸がざわざわした。描写がとにかく細やかで、色んな眠っていた記憶がよみがえってきた。
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朝井リョウさんの小説、
読みやすくてやっぱり好き。
自分もタイムスリップさせたかの様な、
描写が好き。
青春の甘酸っぱさで胸を軽くつねった様な
短編が揃う本作。
お気に入りは「在校生代表」
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朝井リョウさんの作品を初めて読みました。心理描写がとても上手で男性ということを忘れて途中からは女性かと思いながら読んでいました。
お気に入りは『在校生代表』こんな送辞を聴きたい。
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取り壊しの決まっている地方の高校。最後の卒業式の一日を切り取った7つの別れ。
高校を卒業してかなり経っているので話についていけるかな…と読み始めた1話目で心を持っていかれました。私の卒業した同じ、地方の共学校へ。
先輩への憧れ、同級生との恋と別れ、同性の友達とのやり取り…すべてが一瞬で押し寄せてきて、懐かしくて、切なくて、哀しくて。
たった一日の卒業式の出来事を、こんなにも新鮮な言葉で描いていく朝井リョウがやっぱり好きだ❗
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とにかく懐かしい。淡い。青い。人の数だけ青春があって、悩み、笑い、恋をしている。色々な人間模様。障害や死をも独特な清々しさを含みながら描いている青春ストーリー。
全てに共感し、一度しかない学生時代をもっと大切にしまっておこうも思った。
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ほんとに朝井リョウはすごい。
心を鷲掴みにされます。涙がこぼれます。
買ったその日に読み終えました。
余韻に浸れる一冊。
寺田くんが好きだった。
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切ないなっと思う短編集です。最後の高校生活で学校が消えていく前日、校内の様々な場所で連なるストーリーは、朝井氏の作品とは世代が違う我々でも皆同じ気持ちになるのかなと思います。
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高校卒業をきっかけに様々な「さよなら」が描かれる群像劇。
高校卒業って人生の中で最大の「けじめ」のタイミングなのかもしれないと思いました。そしてまっすぐな高校生たちはなあなあにせずちゃんと、自分の気持ち、相手との関係に「けじめ」をつける。
純粋で、切なくて甘い作品。
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それぞれの視点が離れて、交わって、展開していく様が素晴らしかった。
どのエピソードも共感する部分があり、物語に入り込んで読んでしまった。
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比喩のセンス、時代の若さを切り取る言葉のチョイス、つくづく若さが羨ましくなる。
そう、物語も朝井リョウの作風も、どちらも。
ただ…最後の短編はやりすぎだなあ。
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高校時代は有限で貴重な時間だという当たり前のことを、その最中にいるとなぜ見過ごしてしまうのでしょう。この本は、その高校時代にしか感じ得なかったいろんな感情を思い出させてくれました。高校時代の日常の中にある普通は見過ごしてしまうような些細な物・事・季節の描写、比喩表現などがそうさせるのでしょう。著作は男性であるにも関わらず、女子高生の繊細で強かな気持ちを表現するのがとてもうまいです。個人的には、「エンドロールは始まる」「在校生代表」「夜明けの中心」が好きでした。毎日通った私の居場所である図書室、笑いを誘った答辞をした彼、そしてもう2度と戻らない高校生活を否応なく思い出しました。
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生徒会、バンドマン、真面目ちゃん、
先生に恋する美術部員などなど、
それぞれの視点から見た「卒業」を描いた連作短編集
個人的には、こういうのいくつも読んでると、
学校もので連作っていうのに少し飽きが出てきた