投稿元:
レビューを見る
ヤクザ組織の総大将の愛人だった母親の死を機に、主人公は組織の懐に入り込み、内部から組織壊滅と父親の抹殺を狙う。
まず暴力描写が過多で、次々と人が殺されていく点で読者の好みが分かれるところ。ただ、私はそれ以上に、主人公の身体の秘密とその葛藤についての描写に対する興味が勝り、途中までは結構テンポ良く読めた。しかしながら、怒涛の展開の中盤からキャラが超人化してきてハチャメチャになってくるし、ラスト、、、。最後の最後で救いのあるものにしたかったのかもしれないけど、私は逆に興ざめだった。ここまで滅茶苦茶に人が殺される残虐な展開をしておいて、最後だけハピエンって何?みたいな。このラストをイイ意味で評価する人もいるかもしれないけど、私はモヤってしまった。
投稿元:
レビューを見る
日本最大の暴力団組織組長の妾腹として生まれた主人公の凄絶な復讐譚。著者らしい骨太ノワールで楽しめました。ただし、ちょっと人が死にすぎかも(笑
投稿元:
レビューを見る
しるしなきものに、何処まで連れて行かれるんだろうか。
最初のページからの疾走感はすごい。出てくる登場人物が大抵濃い。こんなに濃い人を使い捨てか!と叫びたくなる油断できなさである。贅沢だ。
そうして最後まで読み終えると、うわーってなる。しるしなきものに着いてきてよかったと。
投稿元:
レビューを見る
なんというか、(あまり見たことはないんですが)ヤクザ映画の原作になりそうな。ていうか、そういう映像映えしそうだなあ、と思いました。バイオレンスあり人情あり活劇あり、と。かなり好みがわかれる作品だと思いますが、「好きな人は好きだろう」という感じ。
ところでAmazonの内容紹介で「父と子の人間ドラマを描いた」って書いてあったけど・・・そうだったの?!
投稿元:
レビューを見る
72たくさん人が居なくなって、人間の心って何かわからなくなるけど、主人公の中にあった淋しさが小さな生命の成長に変わっていく話しはちょっと感動する。もうちょっと穏やかな話しも読みたいかな。
投稿元:
レビューを見る
主人公が求め続けたもの、の必然性が理解できない。またこのキャラクタが日本最上位の極道社会でのし上がれる感じが全くしない。故に言葉を弄んでいるだけにしか感じられなかった。やはり真藤氏の著作は私にとって好悪がハッキリするようだ。
投稿元:
レビューを見る
全くどうして、それで死なないの?!と何度思ったことか。
思いながらも、主人公以外は、ばったばったと殺されて行く爽快さ(笑)
しるしなきものとは、読めばなるほどです。
ラストはスッキリで、おすすめ。