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【収録作品】第一話 睦月童/第二話 狐火/第三話 さきよみ/第四話 魔物/第五話 富士野庄/第六話 赤い月/第七話 睦月神
最後はホラー。ぞっとする話だった。
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ファンタジーで人情味あるお話が読めました!
こう言った西條さんの作品が大好きです。
イオちゃんがんばれと声援を送りたくなりました。
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おぉ、面白かった!
タイトルと表紙から、どんな座敷童の話なのか?と思ってたけど、予想をはるかに超える物語だった!
お勧めします!
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時代物でありつつファンタジー。恥じるところのない人生って、強い自分を持っているか、人の心を無くしているか、極端なものなんだなと、普通の人間である自分を顧みる。そういう物語か見えて、後半は、女性であるということの哀しさを感じた。
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人の心の闇を映し出す“目”を持つ童女・イオ。
ネタばれあります。
日本橋の酒問屋の若旦那・央介と一緒に江戸の事件を面白い角度から解決していく・・・と、なかなか期待させる導入だったのだけど、イオの村の秘密が明かされるにつれて、う~~ん、これって作り過ぎじゃない??と。
時代劇ファンタジーということで、かなり斬新な設定を苦心されたのはわかるんだよね。でも、奥深い村に伝わる奇譚、人知を超えた何モノか、というくらいで十分楽しめたのではないかと・・・。
同じ罪を犯していてもイオの瞳に動じる人、動じない人。結局、イオが映し出していたのは、罪というより良心でそれがなくなってしまっている人にはイオは何の脅威でもない、というあたりも、もうちょっと面白くなってもよさそうかな。
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不思議な力を持つ童女と彼女のおかげで改心できた若旦那が、江戸の町で事件を解決していく人情話…かと思いきや!伝奇ものでしたよ^^; でもさすがは西條さん、優しくて哀しいお話でした。あの終わり方からしていずれ睦月神は復活するのかしら?たぶんするんだろうな…でもその先が読みたいとは珍しく思わなかったな~。
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+++
おめえの鏡は罪じゃあなく、人に残った人らしいところを映すんだ。人にとっていちばん大事な、あったかい心だ。
ある東北の村から日本橋の酒問屋に招かれた一人の少女・イオ。彼女は「人の罪を映す」という不思議な目を持っていた。荒れた生活を送っていた酒問屋の跡取り息子・央介は、彼女の目をみたことで激しい良心の呵責に襲われ、かつて自分が犯した罪を贖おうとする。やがて更生した央介とイオは、彼女の目を使って、江戸で起こる数々の事件を解決していくことに。しかし、イオの出生の秘密を知る侍が現れたことで、二人の運命は大きく動き始める……。
人にとって「罪」とは何か。そして「許し」とは何か。イオの不思議な能力の源泉に隠された秘密とは何か。そしてイオの過酷な運命を、央介は救うことができるのか。日本ファンタジーノベル大賞でデビューした著者が贈る、感動の時代小説。
+++
江戸物語とファンタジーの融合といった趣である。ホラーテイストもほんの一滴、という感じ。ファンタジーもホラーも苦手な分野ではあるが、本作は無理なく読み進めることができた。下酒問屋(くだりさけどいや)の放蕩息子・央介と、彼の両親が息子を案じて呼び寄せた睦月童のイオとの出会いと心の通い合いが微笑ましく、あたたかくて、二人とその周りの人たちとのしあわせを知らず知らず願ってしまうのである。睦月神とそれを崇める里人、そして里人たちのためにその信仰を断とうとする想いに切なさも募る。ラストは、ほのぼのとしているようでもあり、また何か恐ろしいことが始まる予感も含んでいるようでもあり、ドキドキさせられる一冊である。
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異形の力を持つ者には、異形の力を持つゆえの掟があり、その掟を破ることは決して認められない。
けれど…
なんと頼りにならない主人公と思っていたけれど、その頼りなさが良いのかもしれない。
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西條さん、ストーリーテラー。
物語にはすぐ引きこまれた。
睦月神のもとからやってきた睦月童と
睦月童を迎えた家の若者が主人公。
この二人の関係がいい。
しかし、この設定
はじめから先が不安だったが
やはり、読後、後味の悪さが残る。
そういうお話なので仕方ない。
この後味をじっくり味わうことにする。
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L
江戸時代+ファンタジー
座敷童枠。霊モノでも物の怪でもない。
個人的に好みではないのでナントモ。
目の設定は良かったけど、特に終盤はファンタジー満載で…。
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連作短編7編、かと思いきや在終章に導くための大きな流れのストーリー。最後の怖い予兆を、央介のイオへの揺るぎない慈しみが打ち破ってくれる、と信じて読み終えた。
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前半の童の不思議な力の話と、後半の神との対決話に大きく分かれるが、両方とも神秘的で面白かった。
童の無垢さが可愛く守ってやりたい気持ちになっていく。
大人の御伽話の世界にすっかりのめり込んだ。
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時代小説? ファンタジー? 不思議な力を持つ少女イオ。彼女の生まれ育った里には同じように不思議な力を持つ女達がいるらしい…。イオの持つ力は「鏡」。己にやましい心があるとイオの目が金色に見えるという。イオによって更生した央介は、やがてイオの里、睦月の里の命運に関わることになる。
結末は予想出来るのですが、睦月神のことを考えると何かもやもやとしたものが残ります。イオと央介がどうなるのか。想像の余地を残す結末に、明と暗、両方の未来を想像しました。
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著者お得意のお江戸ファンタジー。結末は少し切なくも心癒やされます。それにしても、ゴメスシリーズの続編はまだかなぁ・・・
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不思議な力を持った女の子と彼女に助けられた大店の跡取り息子が主人公の時代ファンタジー。
イオがとても可愛らしくほのぼの進んでいくかと思いきや、段々雲行きが怪しくなっていく。
後味がなんとも言えない。二度と同じことが繰り返されないよう願う。切なさと哀しみ、優しさとぬくもりが絶妙の塩梅でした。