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投稿者：さやまん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

憧れの教師が、進路相談の席で欲求不満を解消してくれる……昨夜読んだ官能小説と同じような展開に動揺する男子生徒。
事が終われば、夢から覚めたように女教師は狼狽え……何か超常的なモノを感じつつ官能小説をチェックすると、昨夜は存在しなかった物語の続きが。
それは、次の日にまた実現し有頂天になる主人公。
しかし、主人公の欲求と物語の流れに齟齬が発生し、つい、欲望を優先するのだが……家に帰ってチェックすると物語は、主人公が優先した欲望通りに改変されていた。
小説の内容をベースに、新たな欲望の物語を描き始める主人公と、それに飲み込まれていく女教師……。

と、これが最初の中編的シナリオ。
主人公が読んだ官能小説の内容が、そのまま現実で演じられていく……という感じのテーマこそ同一ですが、中編と短編の組み合わせに近く、それぞれ登場人物が異なります。

謎に関しては語られることはなく、それぞれ新しい物語を描き始めるところで話が終わるので、ある意味きっちり終わったという読後感はないかと。