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旋盤工の卵である青年の青春小説。できないことが悔しいと思って何度も作業を繰り返していく主人公の姿勢は腕がものを言う職人の世界に絶対に必要なものなんだろうなと思います。
登場人物の設定がそれぞれ強めなせいか、話の展開もやや強引で、お仕事小説と表現するには日常の業務風景があまり描かれていませんがが、それでも職人という仕事の格好よさを感じられましたし、楽しく読ませてもらいました。
削るっていうのは、単に精度を求めることじゃない。―削った製品を、使う相手に届けるってことなんだ。―(P333)
「いいや、主役は“刃物”と“素材”だ。職人なんて脇役だ…いや違う、演出家かもしれん。―」(P122)
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こういう話、好きなんよなぁ。話の筋うんぬんより、職人が出てくるのが。旋盤工の話。作業の様子がちゃんと頭に浮かばないのが悔しい。。参考文献の『トコトンやさしい旋盤の本』が欲しくなった(^_^;)
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代々続く歯科医師の家庭に生まれた剣 拳磨は親の望み通り歯科大に通っていたが、色々あって中退、家を飛び出す。たまたま通りかかった金属加工業に住み込みで働き始めることに。歯科技工が得意の拳磨は旋盤工として自信満々で臨む。この後は、挫折、将来の不安、友情、恋、宿敵の妨害と青春ものの王道ストーリーが展開されるが、勢いのある文章につられるかのように一気に読んでしまった。ストーリーにさほど重みは感じないものの、とても楽しく読めました。
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通称、削り屋職人の話し。普通に楽し。
2015.10.11
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旋盤工になるまでの話は少し蛇足的な感じもしましたが専門的な表現も出てきて、なかなか面白い内容でした。