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発表は
2018/07/03 16:40
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
雑誌発表は卯之吉、仲蔵、勝十郎の順。
りはは勝十郎のことを好きなのかと思ってたら違うのかな。
団十郎が小海老を疎ましく思う理由とか謎のままでもどかしい。
写楽というよりメインは歌舞伎かなあ。田沼意次と松平定信が絡んだ「勝十郎」が一番面白かった。
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おい、テメェラ、一ノ関圭の新作だゾ。
長編だ!
目ん玉かっぽじって読め‼️
ああ、担当編集よ、よくぞ続きを描かせてくれた。
俺ぁうれしくって踊っちゃうぞ。
つぎは小松直之さんの漫画家としての復活を待つばかりだ。
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画力がすごい。歌舞伎役者の、浮世絵師の迫力が、画からそのまんま伝わってくる。卯之吉編がいい。厚さもド迫力。
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なんと四半世紀ぶりとか。
「らんぷの下」をたまたま手に取り、それからのファンだけど四半世紀でも新作を待つ作家。
江戸の風物がまず目新しく面白い。
描いた時期がバラバラなのでキャラクターの顔が変化していてわかりにくところもあるが、劇画に慣れていれば特に問題なし。
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手塚治虫文化賞マンガ大賞、日本漫画家協会賞大賞のダブル受賞はもちろんすごいのだけど、それだから滅多に買わない単行本を買ったわけではない。受賞のおかげで、一ノ関圭の新作が出ていたことを知ることができたからである。ありがとう。見逃すところでした。
しかし、地域で1番マンガを所蔵するネットカフェには、一ノ関圭の作品が一冊もなかった。おいおい、一ノ関圭を知らないのか⁈もちろん、最近の上手い漫画家は多勢居る。しかしアシスタントの共同作業で描く以上、それはやはり工業製品に限りになく近いだろう。浮世絵師は画は結局1人で描いた。大量生産されて消費されるために、描いた。彼女のマンガにもその「迫力」がある。
全てのページが芸術品だと云うわけではないが、かなりのページがそのまま美術館に保存するべき「記憶するべきマンガ」になっているだろう。どうしてこんなところまで調べてるんだ、どうしてこんなカメラワークで描けるんだ、なんだこのぞくっとする目の輝きは。ありがとう。もうお目にかかれないと思っていた作家の連載が、こんな大判で、予想をはるかに越える分厚い本で、出会えるとは。
江戸歌舞伎周辺の「江戸」を、知る人ぞ知る絵師がここまでマンガで再現した。勘違いしてはいけない。「鼻紙写楽」は、写楽が主人公ではない。写楽の役者絵を表紙に持って来ているだけだ。天明から寛政にかけての歌舞伎役者群像こそが、この作品のテーマなのだ。また、その中で誰にも染まらずひときわ輝く「りは」という少女は、圭が好んで描く女性像だ。役者も浮世絵師も、その場その場で消費される。けれども、本人たちは人生をかけるだろう。その結果、何人かが歴史に残った。その不思議に、圭も魅せられたのに違いない。歴史を調べれば調べるほどに、田沼意次の政治には見るべきものがあり、松平定信の寛政の改革には窮屈さがある。そういう「視点の交換」もたいへん面白かった。
2016年7月読了
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先日の漫画新書から。これはまた、かなりマニアックな内容で。タイトルに写楽を冠する割に、当人はほぼ脇役的存在に過ぎず、被写体たる市川團十郎とその一家がむしろメイン。江戸時代の歌舞伎世界を、こういう観点から眺めてみるのもおつなものですね。なかなかの一品。
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衝撃的に面白い漫画体験。江戸の歌舞伎役者とその周辺の人々のドラマ。運命の悪戯に抗い、受け入れ、乗り越える強さが痛々しくも美しい。
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江戸中期の歌舞伎界や浮世絵の絵師達の群像劇
25年の大河ドラマ予習として読んだけどそんなこと関係ないぐらい人物達が魅力的で話も面白かった
続きが読みたいー
絵が綺麗だし江戸時代の街並みや雰囲気、芝居小屋のことなんかもわかってもちろん予習としても良かったと思う