紙の本
どこがおもしろいのか理解できなかった
2015/06/01 23:22
10人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
WEBで発表されていた小説が出版になったそうですが、私の対したことのない読書歴の中で、この手の「WEBで大人気」作品は好みだったことがありません。
さて、この作品ですが、我々世界にある食堂が、ファンタジー世界に出現するという設定。出てくる料理は、我々にはなじみが深いですが、あちらの世界の住民には珍しいと言うもの。
特に料理についてのうんちくがあるわけではなく、各エピソードがリンクしているわけでもなく、エルフやリザードマンがビーフシチューやらビフテキやらエビフライやら、我々にはおなじみの料理を美味しいと言って食べるだけ。
食べる描写が特に面白いわけではなく。いったい何が面白いと思えるのか不明な本でした。
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ラノベやファンタジー系は読まないが、グルメ系は読むという人でも楽しめるグルメなファンタジー(?)小説です。
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飯テロ。読んでるとお腹がへります(´∀`)
普段食べてる料理を、他の種族目線で考えるという発想が素敵。トウモロコシを「なにかの木の実」と表現するところも面白い。ついつい出てきた料理が食べたくなっちゃいますね。
でも、味の感想が似てて一日で読もうとすると少し飽きます。本文中に「複雑な味」が何回も出てきたけど、複雑な味ってなんだろ?それで済ましてる感が否めないです。
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可愛い猫の扉の表紙に惹かれて購入しました。
ネット連載されていて人気の作品のようです。
まだ途中ですが、描写やストーリー展開が
とても私好みなので、きっちり読み終わったら
いろいろな人にお勧めしたいと思っています。
2巻も出るようなので、今からもう楽しみです。
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ううううお腹が減る…!
表紙の扉メインのイラストが印象的で買った後に気づいたけど、イラストエナミさんだったのか…!
悪魔のケーキの話好きだなあ…。ラムレーズンってあんまり好きじゃないのに食べたくなった。
あとカレーライスもストーリー的にすごく好き。
メニューもキャラも、次は何かな~とワクワクさせてくれるので、次の巻も楽しみです!
しかし、とにもかくにもお腹が減るので、夜中に読むもんじゃないな…。
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海老フライが食べたい!!!!!
読み終わってまずそう思った。食べるという行為をきちんと描ける作者にハズレなし! 大当たりですね。
出てくる料理、デザート、どれもこれもおいしそうで、読んだのが食後だったので良かったけど、お腹空いていたら、うう、となるので空腹時の読書は止めた方がいいでしょう(笑)
突飛な設定だと思うけれど、食べ物を通じて世界を描いていることに間違いはなく、そこにあるのはこちら側と変わらない世界だったりするのがとてもいい。
主人公(と言っていいのかな)の店の店主が深く別世界の人物たちと関わりあいになるわけでもないし、ただそこではみんながそれぞれの事情を抱えながらも食を楽しんで、救われていく姿だったりする。そこがいい。
今とにかく海老フライが食べたいと思う!!
(今夜は我が家は騎士ソースのシチューなのよぉ)
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料理の描写そのものにはあまり食指が動かなかったけれども、それを食べにくるファンタジー世界の人々の描写になんか引き込まれた。
短編集ということもあって読みやすいし、多分告ぎも買うかと。
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今日はひきこもろうと思って積ん読を読んでたら、豚の角煮が無性に食べたくなり買い物に行こうと思った。臨場感まぢ大事
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異世界の住人が7日に1度だけ開く扉を通って現代の洋食屋で食事するーというグルメファンタジー。
異世界居酒屋のぶと同じような設定ですね。装丁に惹かれて。
最近 小説家になろう×グルメものって多いの?
異世界から来たお客にはメンチカツとかエビフライとか未知の食べ物で、食べる楽しさが伝わってくる。ハーフリングのピッケとパッケの「クリームコロッケ」の話が好き。
装画:エナミカツミ
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ジャンルとしてはファンタジー、なんでしょうけど、ファンタジー的な剣に魔法、エルフにドワーフ、といった存在はあくまで話のスパイスのようなもの、本質は「食いしん坊万歳」のような内容です。
舞台はとあるオフィスビル街にあるレストラン。
平日は普通に営業してるけど、土曜日は特別営業。
だって異世界の各地に通じる扉が開いて異世界の住人がこちらの世界の料理に舌鼓を打ちにこぞって来店するんです・・・
扉には猫の絵が書いてあります。
名前は「ねこや」。
こちらの世界では一般的な洋食屋、異世界の住人からすれば「異世界食堂」ってワケです。
各章のタイトルはほとんどが料理の名前。
その料理をこよなく愛することになる異世界の住人がその都度主人公として登場します。大魔法使いだったり、王女様だったり、ドワーフの刀鍛冶だったり、王国の騎士だったり、食通のエルフだったり。異世界食堂ではそれぞれの好きな料理でアダ名が付いており、時にはどの料理が一番美味しいかで喧嘩が勃発することも!
料理の描写も臨場感にあふれてるので、空腹時に読むのは厳禁です。発作的にバカ食いしてしまう恐れあり!要注意です。
原作はネット小説として「小説家になろう」というサイトで発表されたものです。すでに文庫本数冊のボリュームは掲載済み。多少の手直しはありますが、ほぼネット掲載と同じです。文章のクォリティも高く、そして料理の想像をかきたてるただのファンタジーと括ってしまうには惜しい小説だと私は思います。
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元はネット小説である、とある洋食屋を舞台にした連作短編である。
一話に一つ料理を題材に取っていて、その料理をおいしく食べる異世界からの客人が描かれているが、そのキャラも様々で非常に幅広い。
そのキャラ同士もしっかりした世界観の中でところどころリンクしており、料理がメインながら、きちんとファンタジーとしても成立している。
総じて、質の高い作品だろう。
この内容でさらに続巻を出していくのは難しいところがあるが(物語としての発展性は乏しいところがある)、この巻は素直に星五つと評価したい。
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料理描写も良いけどそれを背景に描かれる(こちらから見た)異世界のファンタジー描写も良くて、両者のバランスが絶妙で面白い。
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友人が気に入っていたようだったので買ってみた本。大変おもしろく読んだ。
ニッチなところを巧く突いてきたなぁという印象。
もともと、料理漫画というのはよくあるが、料理小説というのはあまり多くない。というのも、視覚的情報をうまく伝えられないからだと思う。
絵で伝わる情報量というのはすさまじい。
例えば素材の良さ、調理法の目新しさ・または伝統のすばらしさなどは、究極VS至高のアレみたいな漫画だったり、意外な組み合わせで日常にも使える手軽さを教えるレシピ風なら、お料理パパ的なアレだったりする。
けれどアレらも、絵が無ければちょっと伝わりにくい。
文章表現のみで「美味しそう」と思わせるなら、誰もが想像できるもの、一度は食べたことがあるものじゃないと難しいのだ。
では定番料理に……となると、それをきちんと大げさに表現してくれる設定なりキャラクターなりが必要になる。味皇的な人が。
ただ、普通に考えて、コロッケやメンチカツ、エビフライは、どんなに良い材料を使っても、どんなに腕の良い調理人が仕上げても、味皇みたいなリアクションをする人は現代日本にはいない。
この小説の巧いところはそこだ。
定番料理を丁寧に解説することで読者の「美味しそう感」を煽る。→今までにもある。特に漫画には多い。
+
いわゆるファンタジー的な「異世界」と定期的に繋がる扉で異種族と交流を持つ。→よくある。ライトノベルや漫画などに多い。
+
「異世界」の住人に「現代日本の定番料理」を食べさせる。(!)
最後にコレを持ってくることで、「食べたことのない美味さ」を自然に引き出すのが巧い。
現在もネットに連載中ということで、連載中のものや、改稿前の掲載作品も読んでみたが、編集さんがしっかり良い仕事をしていると思う。もちろん、作家の筆力あってのものだけれど、編集さんに導かれたのかなと感じる部分が幾つか見受けられた(邪推だったら申し訳ない)。
結果として、ネットで読んでいたとしても、本を買って損はない1冊になっている。
ヒーロー文庫ってあまり聞いたことないのに…と思ったら、ちょっと意外な主婦の友社だった。
さすが料理に関する本はしっかりしている……というべきだろうか。
とりあえず、続刊に期待。
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読んで字の如く、七日に一度土曜は異世界に扉が現れる異世界食堂の話。メニューそれぞれに異世界人の贔屓がいて小話が傑作でした。短編集で何処から読んでも大丈夫なので、気軽に読みたい人にお勧めです。
特別編「豚の角煮」
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『異世界○○』というパターンが流行っているのか、この本も他の異世界物小説(居酒屋)を探している時に見つけました。
現代日本ではありふれたメニューでも、〈あちらの世界〉の人にとっては見慣れない異世界の食べ物。ひとつひとつ大げさに感動したとしても、違和感はありません。
その新鮮な感動を空腹時に読むと胃袋が刺激されます。
少々気になったのは、どの世界のどの種族の視点なのか?と描写に時々ぶれがあったところです。
常識の違う2つの世界、また扉の外の世界には複数の文明があり、様々な種族が住んでいるため読んでいて引っかかってしまいました。
1巻の最後ではレギュラーメンバーになりそうなキャラクターが登場しているので、2巻以降も楽しみに待ちたいと思います。