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『ビジュアル・コンプレキシティ』の著者による、ダイアグラムの基本構造のひとつ、樹状図に焦点を絞ったコレクション。
階層性、入れ子構造、成長をメタファーとした時間軸など様々なものをのみこめる形式である。
後半、さまざまなバリエーションが示される。インタラクティブでなければかえって分かりにくいような双曲樹などもおろしろい。
ともかく、歴史的なものも含めたコレクション画像がひとつひとつ面白い。
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20190831 中央図書館
一言で要約したり語ったりできないようなデータセットや事柄の全体を、限られた空間に落とし込むテクニックの展覧会。コミュニケーション・ツールとしての実用性は、おそらく無い?が、見る人の発想や、以後のものの見方や考え方になんらかの影響を及ぼすことはできるだろう。
システムの混沌から、スタティックな構造を写し取るということは、空間から空間への写像、一種の数学的な「変換」に関する研究でもある。
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【動機】インフォグラフィックの理解を深めるため
本書では、聖書の知識をまとめたりするためにも、ずっと以前から樹をモチーフにした図があったことがまず紹介される。樹の形に要素を乗せながら分類していくところからはじまり、枝を出す向きや形を変えながら発展していくようすが、図の種類ごとにまとめられている。
骨子の部分を理解しておくことで、出版物などでみられる一見複雑な形でも、ベースを見出しやすくなると思う。