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日本を舞台にしたいつもの。トリックに期待というかキャラ小説。
今回はファンタジックな要素が多かった気がする。色んな伏線がとりあえず収まるところに収まったのも良い。
読後感ものすごく穏やかで爽やかだった。色々あったけれどきれいにまとめました感があって良かった。
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日本が舞台。平賀がロベルトに通訳してたり普段と反対なことが起こったり、宗教が日本の文化と混ざり合って複雑になっている感じとかも興味深かった。
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妹より。
一気読み。日本が舞台なはずなのに、何このアジア感!何となく自分の偏見を知れた気がする(笑)。
全ての事象には、ちゃんと理由があるんだね。本当に納得。そして神秘的な神儀に、なんだか全部持っていかれて気がするよ。
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20190821
バチカン奇跡調査官シリーズ9巻。熊本天草の不可思議な現象を調査することになった平賀とロベルト。排他的な集落の人々や隠れキリシタンの暗号に、遂に妖怪まで登場?
日本語がわからないのでロベルトの出番はなさそう…と思っていたのに、いつも以上に冴え渡る頭脳とコミュ力。平賀の行動力と思った以上の身体能力にも驚き。しかし、段々と奇跡調査というよりインディージョーンズになりつつあるような。
ロベルトは、平賀の集中すると回りが見えなくなる部分を心配し、自分がしっかりしなくてはと思っていそうだが、平賀にすれば、気づけばロベルトが危険に巻き込まれており、放っておくと死ぬんじゃないかと思っていそう。そして、遂にデレた?シンも見ものである。
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日本、島原ということで
流石に今回はたるい感じかなぁと思ってましたが
奇跡というより、キリスト教の理念のようなものを
とても綺麗なミステリーで説明頂いた感じでした
なんか、読み終わった時、物凄く清々しい気持ちに
今までとは違った感動と満足感を味わいました
まぁ、これまでのバチ奇あってのギャップ萌ですけどね。
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図書館で。
ロベルト・ヒラガコンビ日本に上陸。
天草のきりしたんが独特の戒律をもったキリスト教になっているというのは面白いなぁ。種の進化みたいだ。
そして何故か生魚が食べられないロベルトに共感してしまった。おかしい…刺身好きの日本人なのになぜ(笑)ロベルト神父はいつも奇跡調査では食べ物に苦労している感があり可哀想。
色々とひっくるめて奇跡なんだなぁとこの頃は思ったりもする今日この頃。
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ついに日本までが舞台に……外人さんから見た日本を意識しているようでいて、日本独自の文化や単語を注釈なく出してくるなど、なんだかんだ文章は日本人目線なので、何やらちぐはぐな印象は受けました。そしてロベルトが日本語に通じていないことに驚きを禁じ得ない……平賀の母語だから、しっかりマスターしているものだとばかり思いこんでいました(笑)
奇跡も事件も、今回はこのシリーズにしてはだいぶ大人しいというか、歴史解釈の方に重点が置かれている感じ。そして最後はやっぱりナショナルトレジャーになるのね。
またも犯人を取り逃してしまっていますが、この先、これまでに逃げおおせた面々が集結して何かやらかすのでは……なーんて妄想が浮かんだり(笑)
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逆さ霧って初めて聞いた。。いつも超常現象としてか言いようのない現象でも必ず最後科学的に解明されていく。内容はよく分からないけど笑、よくネタが尽きないなと感心する。
語学堪能なロベルトが日本語出来なかったとは。通訳が必要なロベルト。レア。
ロビンソンを助けた天使が体格の良い村人の男だったのは笑った。
あと、シン博士と平賀、ロベルト達との距離が少し縮まった気がする。シン博士好き。ツンデレ感がたまらん。
今回はローレンは出てこず。
さあ、次は天使と悪魔のゲームを見るかな。
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舞台が日本だったり、天草四郎を知ってたり、物語の背景にある文化や歴史の知識が薄らでもあったので物語がスムーズに入ってきた。
それにしてもあの拷問器具はマジ怖い。
なんであんなエグいもん思いつくんだろ
2023.3.25
48
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物凄くタイムリーなタイミングで読み始めた一冊。たまたま九州への出張があり、ついでに九州に住む友人と遊ぶ約束を取り付け、その友人が過去にバチカン奇跡調査官を紹介してくれた人物だったため「会うから続き読んどこ」とキャリーの中に放り込んでいたのである。ページ開いたら天草四郎が目に飛び込んできてえらいびっくりした。偶然に軽く動揺する。
そんな今回の奇跡調査、舞台は日本。平賀は日系人ではあるが、ほとほと日本が似合わないのが面白い。ロベルトが日本語が分からないため、通訳などコミュニケーション担当として奮闘する平賀も、なかなか新鮮だ。
これまで海外が舞台で、かつキリスト教がベースゆえに、一種のファンタジーと捉えて摂取してきたシリーズが現代日本の地を踏む。少し自分の頭がバグった感触は否定できない。畳敷きの部屋にロベルトが宿泊するの、すっごい違和感。シリーズにおける建築物の描写がとても好きで日本の建築はどうかな……と一瞬不安になったものの、それは杞憂に終わった。神島の地下教会、神秘的で心が洗われる思いがした。
言葉の壁は謎解きにおいて良い感じのハードルになっていたなあ。陰謀を働いた彼らはどのような結末を辿ったのだろうか。また神道儀式?に2人が参加したのには驚いた。キリスト教主眼である物語のベースは揺るがないと思っていたので。それと合わせて、平賀とロベルトの考え方や意識が柔軟なのも好ましい。侵略の歴史の解釈と、感情、そして未来への目線。副題にもなっている「原罪なき使徒」の許容。少しきれいごと過ぎるきらいもあるけれど、この2人の行く先は見届けて行きたいな、と改めて強く思ったのだった。