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生まれ変わりなのか?ライアの章と、桃子さんの章が出てきます。
ふたつの章が繋がっているのか?と思い、読み進めましたが、結局どうなんだろう?
ただ確実なのは、桃子さんの方のカップルは、縄文時代が好きってことかな。
最後でちょっとあれ?と、おもってしまいました。もうちょっと近況みたいなのがほしかったかなぁ。
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青森三部作の三作目。
縄文時代を生きるライアとマウル、親友サラ。
現代を生きる桃子とクマゴロウさん。
遠く離れた時代をつなぐ絆にしびれました。
ロマンを感じるすごく素敵な一冊!
桃子と考古学者 クマゴロウさんの二人のお付き合いにキュンキュン♪ 縄文の知られざる魅力と「幸せのカタチ」を感じました。
マウル、サラ、族長、桃子の母、クマゴロウさん。みんなの気持ちが嬉しくて温かくて、自然と涙があふれてしまいます。
後半は涙、涙でした。
『普通って、なんて幸せなんだろうーー』
家族と一緒に笑っていられれば幸せ。
本当に普通って最高に幸せで、なにものにも代えがたい。
青森三部作、大好きなシリーズになりました♪
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縄文時代に生きる少女と現代の女性の不思議な絆の話。
縄文時代の生活や考え方などがとても面白かったし、青森の食べ物やお酒も非常に魅力的で、いつか行ってみたいなと思った。
設定も登場人物もとても良かっただけに、結末が残念だった。
「それぞれの生に意味があって、それぞれに幸せの形がある」ならば新たな命が生まれなくともハッピーエンドだったのではないかと思ってしまう。
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“青森三部作”の最終話。
これまで脇役だった桃子さんが主役を張る。
だけど、残念、あまり面白くない。
現代の八戸と縄文時代の話が交互に語られて進む物語だが、八戸の名所と旨いものが並ぶばかりの煮えきらない恋愛話が続き、これが太古の因縁と結びついているのは想像できるのだけど、思わせ振りなばかりで最後はなんだか尻切れトンボ。
それについては察してねという感じのまま、ミサンガの話がパプアニューギニアに飛んでいっちゃうというのはちょっとどうかな。
また、『人間として一番大切なことは子孫を残すことだ』という言葉に桃子が鈍い痛みを持ち、それを吐露する桃子に対し、母が『子は宿せなくても、もう充分に親孝行は果たした』と鎮めてくれたにもかかわらず、最後には子どもが出来てめでたしめでたしはないんじゃない。
七海は子を産んで幸せ、桃子は子は授からなくても幸せ、という話にならなかったのだろうか。
女は子を産んでこそ女、子を授かってこそ幸せという価値観を押しつけられているようで、とても印象が良くなかった。
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青森三部作ですが、この作品から読み始めましたが違和感なく読めました。バツイチで恋に臆病な桃子がとある人と出逢い、縄文時代の前世の自分達と交互に話が続きます。ラストが本当に良かったです。
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津軽食堂の続き!
後半まで姉ちゃんの話だって気づかなかった笑。
時代を超える恋愛っていう面で津軽食堂と同じ雰囲気だった。
でもこっちの方が重かったなぁ。
ミサンガとか祈りとか縄文時代とか、そういう伝統的?神話的な恋愛観もいいなぁって思った。
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07月-04。3.5点。
青森三部作、ラスト。
津軽食堂の長女、桃子が主人公。数あわせの合コンで遺跡発掘の公務員と知り合う桃子。縄文時代のライアという女性の物語と、桃子の物語が交互に。
面白かった。縄文時代と現代の桃子の繋がりが無理なく描写されていた。
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血縁関係なくお互いを思いやれる本当の家族、仲間っていいな。
読み進めると前世と現世の繋がりがわかってきてラストは感動。
心が温かくなる一冊。
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41/100
バツイチ、35歳で恋に臆病になっている桃子が人数合わせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。
彼の誘いで遺跡発掘にめざめた!
古代の人々の豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な2人の思いは…
縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく二つの感動物語。
「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」に続く青森三部作!
三つ読んで完了となる。
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青森三部作もこれで完読。最強のサブキャラだった桃子さんが主人公。三部作の大円団的な雰囲気が良い。第一人称者が変わっていく手法が、心地いいテンポで読み進められます。
幸せになるコツが見出せる一冊。
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青森三部作のラストというのを知らないで読んでしまった。弥生時代は稲作がもたらされたから豊かになったというふうに教科書で習った時は思っていたのだが、欲が出てきて不幸になっていった。縄文時代は争いがなかったから続いたのだという説は目から鱗だった。「他者に喜ばれることを自分の喜びと感じられるのは人間だけだ」縄文時代のライアが族長に教えられてきた言葉は身に沁みた。ミサンガはちょっとファンタジーだったが、自分が幸せだと思える人が幸せな人だという根本的なことは変わらない。起こることは全て小さなこと。へいちゃらだね。
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青森三部作、ついに完結。
青森出身者としては、青森市、弘前市、八戸市と馴染み深い地名と、地元なのに知らなかったことなどもあり楽しく読めた。
今回の「ライアの祈り」を読んで、初めて八戸に縄文時代の遺跡があることを知った。三内丸山遺跡とも繋がっていることにも驚いた。
縄文時代は歴史の授業で何度も何度も習うのに、土器くらいの知識しかなくて、その当時の生活様式や暮らし、食文化などそこまで発展していたことに驚き。弥生時代になって、なぜ縄文時代の時のように生きられなかったのか、それは現代を生きる私達の課題でもあるのではと考えさせられた。
今回の主人公桃子さんもクマゴロウさんというかけがえのない人に出会えたこと、人と人との出会いは本当にかけがえのないものなのだと思えた一冊。
地元民としてはいろいろな方にこの三部作を手にとって欲しい。
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壮大なスケールのお話。主人公が母親にすべてを打ち明ける場面で涙腺が崩壊。主人公の幸せが嬉しかった。みんなが幸せなら自分も幸せ、その通りだと心から思えた本。時々読み返したくなる本。
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森沢明夫さんの津軽百年食堂、青森ドロップキッカーズに続く『青森3部作』の完結、『ライアの祈り』
青森といえば三内丸山遺跡に代表される縄文文化もあります。縄文時代から現代を繋ぐ壮大な構想に心が踊りました。
縄文時代は1万年以上も続いた平和で豊かな時代だったとの認識が広まっていますが、人が自然の中で幸せに暮らしていたことを思い起こさせ、そんな想いが、きっと現代にまで続いてきたのじゃないのかな、と考えました。
時代を超えての繋がりだけじゃなく、現代における家族の繋がりなど、森沢さんの作品は人と人の心やさしく温かな繋がりを感じます。
人は幸せだと思えることに満ち溢れていて、本当は誰もが幸せであり、他人を幸せにできるのは、そんな幸せに気づいて大切にできるから、幸せが広がっていくのだろうな、と読み終わった感想です。
誰かの幸せを祈ること、周りが幸せになることで、自分がより幸せだと感じること。誰かの幸せのために祈れる、そんな心でいたいものです。