紙の本
青森3部作ラストは壮大
2018/05/17 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
青森3部作のラストはストーリーが壮大!ただこのストーリー展開は好みがでそうですね。現代と縄文の時空を超え、前世とも思わせる展開に加えてラスト後半の新たな展開も見事というしかないですね。優しさいっぱい、ステキな一文(名言)ありの幸を感じる森沢明夫作品にあっぱれです。桃子も幸せになれて良かった。クマゴロウさん、しっかり桃子を支えてほしいです。桜ちゃんもいつか幸せになってほしいですね。ちなみに桜ちゃんと、どこまで飲みあえるか一緒に、お酒をとことん飲んでみたいですね。もちろん八戸に行って飲みますよ(笑)
電子書籍
ふたつの時代
2017/10/19 21:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふたつの時代を行き来するようなストーリー展開がよかった。そして桃子さんが幸せを掴めそうで。作中、お酒飲んでばかりいたような気もするけど(笑)
投稿元:
レビューを見る
現代と縄文時代。2層構造の物語はとてもよい感じで進んでいたのに。
最後は息切れでしょうか。縄文のライアとマウルとサラの物語はなんの示唆もないままに立ち消えて。これまで接点のなかったパプアニューギニアが浮上して。土中のミサンガについての表記は矛盾を孕んでいて。
書きたい設定だったことは作者のあとがきでわかりましたが、その設定で伝えたいものは本当にありましたか?
そう問いかけたくなるくらい、救いのない話でした。
だって結局、子孫を残せない人間はだめな存在だってことでしょう?だから、桃子は子供を宿した。宿すことでしか救われなかった。
多くの女性、そうして男性にとっても救いのない話ですね。確かに生物の遺伝子は、子孫繁栄がプログラムされている。でも、人間の使命がそれだけなら、考える力も創造の力も授けられる必要はなかった。人間は間違いなく、生殖のみのためにこの世には存在していません。そんな結論を読みたかった。少し失望しました。
投稿元:
レビューを見る
多少状況は違えど、かつて私も桃子と同じ負い目を感じていた故に一緒に胸が痛かったり、色々な思いが巡る。それでも元気に前向きな彼女に憧れながら、そうなれない自分にジレンマも(^^;)。私は諦めた事を、最後に桃子は叶えられたことが嬉しい。読み始めから、ドキドキし、映像が浮かぶ…を通り越し、まるで自分がライアになった感覚に…現世より、縄文時代のライアになった感覚に…って何故に?(笑)でも本当に縄文時代は幸せな時代だったのね~一度行ってみたい
投稿元:
レビューを見る
異次元それぞれでの家族を育む二つの物語が、同時進行・共鳴連鎖する。ウエイトとして、ライアの物語の方に惹かれたせいか少々の物足りなさ。でも読後は、やっぱりハッピーエンド・ハートフル強ファンタジー感に充分満たされるなぁ♪。
投稿元:
レビューを見る
青森三部作 最終章。
青森の魅力が詰まってました。
あとがきでも書いてあるように
幸せのカタチは人それぞれ。
不幸のカタチだって人それぞれ。
普通の幸せのぬくもりを感じられる本でした。
縄文の魅力も感じられました。
投稿元:
レビューを見る
青森の旅本。
津軽百年食堂をDVDで観て
こちらに興味を持って読んでみた
最初は、どこがリンクしてるの???と思って読み始めたもののw どんどん引き込まれ
ミサンガと祈りの紐がリンクしてる辺りとか
クマゴロウさんの願いが通じる祈りで感動でしたwww
縄文時代の幸せ。 本当にその通り。
数字の5も好きになりましたww
投稿元:
レビューを見る
青森3部作の最後の本です。3冊のうち一番好きかもしれません。縄文時代と現代のリンクとかも、ロマンがあって素敵ですね。
投稿元:
レビューを見る
『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ 』に続く「青森三部作」の最終巻。
青森八戸を舞台に現代(津軽百年食堂の娘・桃子)と縄文時代(猟で歩行困難になりシャーマンに転身した娘・ライア)で呼応する恋の物語です。
森沢さんの面目躍如というところ。全てが暖かく優しい。
一言で言えばあり得ない「おとぎ話」かもしれない。しかし、それを承知しながらもしっかり読ませてくれる。そこが森沢さんの良いところだと思います。
投稿元:
レビューを見る
縄文文化にのめりこんで恋には晩稲の考古学者と 彼にひかれながら発掘の魅力に目覚める女性が 呑み歩き・食べ歩きしながら恋を育てていく 二人の会話が気持ちよく もう一度弘前に行ってみたくなった 今度は桜の季節に・・・
彼らと並行して描写される縄文時代の人々の暮らしぶりも生き生きと描かれている驚いたことに広い地球には今もそういう暮らしを続けている人たちが居るそうで この考古学者が調査に出かけ 縄文人の暮らしとこの物語が自然な形でつながる おかげで百年どころではすまない時代の奥行きが感じられ とても魅力的な本になっている
ところでこの女性が昔はカーリングにはまっていたという 「青森ドロップキッカーズ」も読んでみたい
投稿元:
レビューを見る
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』原作者としても著名な著者が描く話題映画の原作小説が待望の文庫化。縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、三五歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか…。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく二つの感動物語。
3部作最終作。
縄文時代のお話をもうちょっと書いてほしいと思うの。
そしてあのミサンガのその後も。
3部作ともに楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
青森三部作。縄文時代のお話と現代のお話がリンクしている。そしてやっぱりいい言葉が散りばめられてる。大好き!
投稿元:
レビューを見る
青森三部作の三作目。
現代と縄文を行き来しながら話を進めていくあたり、本当にストーリーテーリングが上手な方だと思う。
読みやすさは抜群なのであっという間に読み切れる。
悪い人間が一切登場しないのもこの方の作品の特徴であり、それゆえ読後感が爽快なのだと思う。
投稿元:
レビューを見る
誰に聞いたのか
忘れてしまったのだけれど
縄文時代の遺跡から
若い時に足を骨折したのだけれど
そのあともちゃんと生活をしていた
人骨の名残が出土した
そんな話を思い出しました
その時の時代にも
今の時代にも
変わらずにある
「人の思い」を
まぁ
さすがに森沢明夫さんです
見事な 心温まる
物語に仕上げておられます
ほっと させてもらいたい
そんな方には
ぜひ お薦めの
一冊です
投稿元:
レビューを見る
まさか、この3作がこんな形でつながっているとは!ヒンジになっていたのは、桃子さんでした。でも登場人物ではなくて、キーワードは「幸せ」です。いろんな形の幸せが、時間と場所をこえて絡み合う、とても素敵な三部作の結末でした。