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ナチスと精神分析官 みんなのレビュー

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みんなのレビュー8件

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紙の本

ここから何を読み解こうか

2015/12/03 00:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いち映画ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の紹介文を新聞で目にしたとたんに、
どうしても読みたくなって買ってしまったのです。

ナチスドイツが降伏して
党幹部達が裁判を受けるために投獄される。
裁判を受けるにあったて彼らの心身にわたる
管理、監督をすることのなった精神分析官がいた。

著者は、最近、この精神分析官の存在を知り
親族に会うと、その資料がそのまま残されているのを
見つけ、その事をまとめたものが、この本です。

この分析官は、あるもくろもみを持っていました。

それは、あの残虐な行為をしてきたナチスの
心の病、その「悪の正体」を
解き明かせてみる事でした。

登場するのは
ルドルフ・ヘス(副総統)等々、二十人あまりの
ナチスの高官たち。
特にヘルマン・ゲーリング(国家元帥兼空軍総司令部)との会話記録が主になっているのです。

その、やり取りは実に興味深いものです。
なんの反省も見せない、この人物。
精神分析官が接すれば、するほど
得意になって自慢する人物。

さて
彼、精神分析官はナチスの悪の正体を見つけたのでしょうか…

ここれは書いてもいいと思います。
かれらナチスは、
特に変わったところは見受けられなっかた…
ごく普通の人間に過ぎなかったのです…

この本の後半は、精神分析官、その人、自身の、
その後の人生を追います。

一読した後、
まず感じたのは、
何か、欠けているという思いでした。

精神分析官は
ロールッシャハテストをもちいたとありますが
それから導き出された分析が一切書かれていない点です。
それは、著者自身が心理学者でないので
保留したと思われます。

次に、この本で欠如している点は
それは、社会環境との関わりという点です。

人を読み解く時
心理的存在としてか社会的存在としてか…

それは
人は生まれか、環境か、のいずれで決まるのか
に似ています。
今は、「氏」も「育ち」も関わっているという
考えに落ち着いています。

突き詰めて考えていくと
ナチスの毒性は現代にも生き続けている事です。

ついさっき読み終えたのが
「モンスター 尼崎連続殺人事件の真相」
一橋文哉・著 2014年

御存じであろうか
2011年11月、親族の告発により
ひとつの殺人事件が発覚する。
一人の遺体が発見されたものの、
これをきっかけにして8人の殺人が明らかになる。
加えて不明者、自殺者
(殺害されたと思われる)が10人余り
あるという大事件です。
中心人物である角田美代子は収監された後
すぐに自殺した為に事件の全体の
真相は不明になったのです。
その為に、その記憶が遠ざかっていった、この大事件。
著者は独自の方法で事件全体を解明しょうとして
書かれた本です。

仲の好い家族に取り入り手なずけ、身内にし、
暴行を加え、殺し合わせる、そのやり方。
逮捕されて同室になった女囚の目から見て
美代子は「普通のおばさん」に見えたそうです。
この人物の背景には
経済の歪みからくる尼崎という環境、
そして神戸の震災が影を落としている背景が見える。
読み続けているうちに、ナチスの行動と繋がっていく…
ナチスの「悪」は
過去の事ではないという思いで読み進みました。

さて
この「ナチスと精神分析官」
映画化されるそうです。
どこまで深めれれるかが楽しみでもあります…

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2015/05/31 15:43

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2015/07/10 22:26

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2015/12/06 22:59

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