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少しずつ繋がった短編たち。優しい登場人物たち。
サボテンは難しいイメージがあるけど、こんなカジュアルにプレゼントされたら凄い存在感だな。
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色々な恋の形があるなあって思ったし、サボテンにも色んな形があるし、意味もあるんだなぁって思った。
色んな種類のサボテンがいるように色んな種類の恋をする私たちがいる。正解なんてないけど自分が前を向いて歩いていける形ならそれは素晴らしいと思う。
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登場人物たちが超個性的(雑に表現してしまうなら普通ではない)のに、様々な形をしたサボテンを取り上げながら綺麗に纏めている。読後感も良好。
サボテンは個体によって成長スピードも、その仕方も違うそうです。真っ直ぐに伸びたり、曲がりくねったり、他のサボテンにくっついたり…そうやって一つ一つが、唯一の形を持ったものになっていくそう。
エピローグで鳥子さんが言った多肉植物に対する「時間が顔に出るのねえ。生まれ方より育ち方なのね」という台詞、さりげないけどすごく好き。過去の全てがそれぞれの今を作っているのは人間もそうだよなぁ…それがどんな形であれ…
多様性を認める温かさはやっぱり大事にしたいなぁと、しみじみと思いました。
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絶対的な恋なんてない。ひとりひとりの、個人的な恋があるだけ。
世間で言われている一般的な恋愛からはみ出た関係だってある。
ちょっと話がそれるけど、LGBTや夫婦別姓に文句つける連中はその事がわかってないので読ませてやりたい。
読んでも理解できないのだろうけど。
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いやー、恋とかしてみたいっすねー
生まれた時から持ってた素質はもちろんある上で、でも育つ過程で人と関わるうちにまっすぐ正しく成長できない時があって、それも色で個性で素晴らしいのだと背中を押すのが文学の務めかもしれない。
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2020/11/4
多肉植物を育てる人々の連作短編。
「処女のおばあさん」で幸せな気分になって、「絶対的な恋なんてない」で笑った。
独特の世界観で、人付き合いって難しいよなぁと考えさせられた。言葉にしないと伝わらない。
いろんな付き合い方があったっていいじゃないか。
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ナオコーラさんの本は実は初めて読みました。
確かにタイトル通りの極端なボーイミーツガールの短編集。3編ずつ短編が3セットあり、合計9編の物語。セット感も緩く繋がっており、少し違うセットの登場人物が顔を出したりします。私はこういう演出が大好物。
それぞれの物語の冒頭に象徴的なサボテンが写真付きで紹介されています。そして、物語の中にサボテンがそっと登場する。こんなにいろんな場面や人に寄り添えるくらいサボテンって種類が多いんだなと素直に驚きです。
お気に入りは、入鹿くんと勇魚(くじら)くんの海獣兄弟の物語。兄のクジラくんは引きこもりで松田聖子の動画を漁る日々。対してイルカくんは勉強、運動どちらも万能で大学にも進学中。ただ、読み進めてみると2人の印象が変わります。
3にしたけど、気持ち的には3.5って感じです
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多肉植物が節々で紹介される展開の仕方。いろんな恋の始まりを読めて、楽しかった。わたしは入鹿くんと付き合いたい。
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サボテンとの出会いと人生の転機。
恋愛小説というよりは迷子になった人が自分にとっての大切なものに気付くあたたかくて勇気の出る物語といった感じ。
サボテンは生まれ持った性質だけではなく生きた過程が自身の形に反映されるところが人生を表しているようで面白いと思った。
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色々な愛。恋愛小説は苦手だけど、どの話もふんわり優しい気持ちになれて好きでした。最初のお話がとっても好き
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第一話と第六話が好きだった。
恋の形は人それぞれ。短編集だけど登場人物たちがどこかで繋がっていて読んでて楽しかったです。
サボテンが毎話でてくるけどそれも大事な役割してた。
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「多肉植物って、時間だと思うんです」
「時間が顔に出るのねえ。生まれ方より育ち方なのね」
「ボーイミーツガール」の「極端」なもの、という題名が、恋愛の多様性に対する理解がまだまだされていないことを表しているようにも感じた。
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初めて読んだ作家さん。
表紙に一目惚れしました。
家族の短編で、それぞれにサボテンが出てくる。
極端なラブストーリーだけど、なんとなく情景が浮かんできて、おもしろかった。
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ショートストーリーの各短編が、最後に繋がっていくという構成で、わかりやすい表現で書かれており、グイグイ読めました。
ストーリーを繋げるアイテムが「サボテン」というのも良かったです。
色々な形の恋が描かれています。
ぜひぜひ読んでみてください
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自分のようなサボテンを探したくなる本。
登場人物それぞれの視点で描かれる短編集。
全く別の話かと思いきや、所々で繋がりや接点が見えてくる。
さまざまな恋愛観を各々の視点で描いていくが、どれも正解のように思う。
多様性のある恋愛観に触れられる1冊。