紙の本
くすりとも笑えない
2015/04/07 21:02
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者曰くコメディだそうですが、一つも笑える箇所がありません。
不況の出版業界の中でも、金を生み出す自費出版部門。
今やどんな大手の出版社でも自費出版部門があります。
印刷屋に原稿を持ち込めば、そこそこ豪華な装丁の本100冊なら数万円でできますが、大手出版社の自費出版部門にかかれば数百万円。
むろんそこには「プロの編集者による指導」などの料金が入っているとはいえ、いくらなんでも高すぎます。
しかしそんな自費出版被害者たちの声は、下ユル子さんのブログなどに、この本の数十倍も面白く書かれています。お金を出してこの本を買う価値は見出せませんでした。
しかしこの作者、たくさん本を出す割には文章が上達しないように思います。
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作中で自身の事を「元テレビ屋の百田何某みたいに、毎日、全然違うメニューを出すような作家も問題だがな。前に食ったラーメンが美味しかったからまた行ってみたら…」と言ってるけど、美味けりゃ次が楽しみでまた食いに行くよ。ラストは涙ドバー♪
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まあ、小説だから…
と思いつつも、少し耳が痛く
痛快なラストながら、
読後感がどことなくほろ苦い…
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★の評価が低いな〜
と思って読むの遠回しにしてました。
さくさく読み終わりました!
なんでこんなに評価低いんだろう、、?
どんでん返し的なのがないからかな〜
本好きには読んでて楽しい本でした!
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自費出版について、ある程度は知っていたけれど、ここまであこぎな商売だとは思わなかった。しかもそれを上回る方法があったとは・・・。
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出版業界のウラガワのお話。
途中の自虐ネタが効いててマル。
最近右方向に猛ダッシュをしているヒトという感がありましたが、こんな引き出しも持ってたのか百田氏。
なんだかんだで一流のエンターテイナーなのだな。
ラストはハートウォーミングで救われた。
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久しぶりに小説を読んで見ようかと思い、書店で手にしたのがこの本。パラパラとページをめくって読み易そうだったので購入を決めました。とにかく終盤にかけて引き込まれるように楽しく読む事が出来ました。牛河原の最後のひと言に、なんだか自分の心も熱くなりましたね。百田尚樹氏の名前は永遠の0でなんとなく知っていた程度だったけど、他の書籍も読んでみたくなりました。
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編集部長の牛河原さんの言うことに思わず頷いてしまう。よくよく考えれば若干の詭弁がある気もするんだけれど‥‥出版界の実情?物書きの現状?どの社会にもその社会の住人にしか判らないことがあるのね( ゚Д゚)!!!
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売れっ子作家さんが書くと,小説と言いつつ暴露本にみえる.実際そうなのかも知れないけど.不謹慎だという思いは微塵もなく,ただただ新鮮で面白かった.最後の一行は苦境の出版業界の救いに思えた.
以下あらすじ(裏表紙より)
輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人のいびつな欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。
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うーん。出版業界を皮肉って書いてるような。私が業界を知らなさ過ぎるのか、どうも読んでいて気持ちの良い作品ではなかった。とりあえず、主人公の牛河原が好きになれない。鼻ほじり過ぎ。
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とても面白かった。ちょっと最近飽きてきた感のあった百田さんの作品でしたが、この作品はとてもよかったです。コミカルな作品かと思わせつつ最後はドラマ仕立ての安定した結末で。「夢を売る男」よいタイトルですね。一気読みでした。
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出版業界の裏側の話。
自費出版についての裏話が面白かった。
これを読んだら文学賞などに応募するのも
怖くなりますよ。
著者の名前も出てきてるところが笑えた。
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出版業界の裏側。自費出版ブームである程度の注目は浴びてやりにくくなったかもしれないけど、業者も上手くやるなぁ…と。
もう何より作者のジャンルの幅広さに脱帽。作中で自身のことを自嘲気味に書いてけど、何をおっしゃるのやら。毎回同じ作者の作品とは思えない。天才クリエーターだな。
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さすが百田さん。
面白い中に、トゲをちりばめてます。出版界の裏。と言うか表かな。
こう言う本を書けるのも、百田さんならでは。
さすが元放送作家って感じです。
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色々と突っ込みどころと言うか、面白かった件はあるが、何よりも最後の終わり方が好きだった。
ほっこり。
詐欺紛いの会社なのに何故か応援したくなる。
これも百田某だからこそだろう。
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輝かしい自分史を残したい男根世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。「現代では、夢を見るには金が要るんだ」。牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人の歪な欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。