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読みやすかったです。ただ、妙に全体に軽い?ので、話のもつ重さとアンバランスな感じがしました。面白いといえば面白い小説です。
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台湾を舞台に描かれる青春ミステリー。400ページの長編小説ですが、最初から最後まで飽きさせることなく読ませます。読了感もさわやか。
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壮大な叙事詩。読んだ後の余韻が重い。血は水よりも濃いということか。ミステリーの要素もあり、読み応え充分。
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第153回直木賞受賞作
初読みでした。東山さん。
ハードボイルド小説なだけでなく、1970年代の台湾を舞台に繰り広げるエンタメ小説。
面白いとかではなく、ほんと申し訳ないのですが単に苦手分野です。すごい読みづらかった。台湾にいったことあってもう少し知識があれば違った感想もつことができたかもしれませんが。
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2015/07/16 直木賞
台湾人の作者。作者のおじいさんがモデル?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153641000.html
http://live.nicovideo.jp/watch/lv224868262
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2015年直木賞受賞作。
どこを見てもベタ褒めの本作ですが、読んでみたらその理由もわかるってもんです。笑
本格ミステリとしても素晴らしい出来ですが、特にその年代の中国、台湾に住まう人々の描写は脱帽の一言。
人の様々な繋がりと、それに伴う怨恨の連なり。
心理描写がよっぽど丁寧でないと、ここまでの面白さは出せなかったんじゃないかなと。
ネックは人名の読みがなかなか頭に入ってこなかったことぐらいです。笑
火花よりやや知名度は落ち込みますが、今年必読の一冊と言って良いでしょう。
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騒がれているし、エンタメを味わいたいから読んだけど
ちょっと男子向けかな。
乱暴な表現や暴力的なシーンが多いから
映画化されたら見ないだろうな。
でも、人の描写も上手だし
テンポもいいけど
静かな小説が私は好き。
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『それは連綿とつづく憎しみの連鎖の、もっとも美しい終わらせ方だった。わたしたちは血を流さないこともできる。しかし血を流さずに。いったいなにを証明できるだろう?』
台湾、国民党、共産党。
『祖父たちは、いっしょに食うこと、ちゃんと食うことに大きな意味があった時代に生き、そのために命を張ったのだ。』
台湾に行きたくなった。
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デビュー作を『本の雑誌』の献本企画で頂いて以来、細々と見守り続けてきた東山さん。
で、直木賞ということで「おおおお立派になって」と、何か嬉しくなっちゃった今作。
東山さんは文章的には読みやすいのですが、バイオレンス描写がそこそこありまして、それがちょっとつらくて全作は読めてないのですが、これは結構とっつきやすい方だと思います。
さて、主人公は台湾人の少年で、大好きなおじいちゃんが殺されてしまうところから物語が始まるのですが、犯人は見つからない。
それが少年は悔しくて独自に調べていくと、おじいちゃんは大陸から渡ってきた人で、つまり戦時中色々あった世代なんですな。歴史の暗部を抱えている人だったということが明らかになってくる。
それを何年もかけておっかけてくわけですが、もちろん主人公も成長していく過程で色々色々あるので、近代史ミステリでもあると同時に、成長小説、青春小説でもあります。
伝えたいことは、憎しみの鏈鎖をいかに断ち切るか、ということでしょうかねえ。
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直木賞候補になった時から読みたいと思っていた、日本在住の台湾人作家の本。70年代の台北から始まるこの物語は、国民党政権下に置かれた台湾が背負った歴史を主人公たちの家族が背負い、その中で秋生は鮮烈な青春を謳歌し、殺された祖父の過去を探る。台湾映画をも思わせる背景と疾走感あふれる展開は、台湾と大陸の戦後史に詳しくなくても楽しめる。これが日本語で読めるってすごいよ。台湾での映画化希望。
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直木賞、ということで。
実はこの作家さんの本は候補に選ばれてはいても自分的には圏外だった。(の、お詫びも兼ねてのイザ!読み)
国民性が違いすぎ・・・と端っからちょっと酸っぱいものが込み上げてくるような気持ちもあり、しかも台湾や抗日戦争のこともできれば知らなくていいようなことと思えたりしたり。すいません。読み進めるにつれ勢いのある文章とその内容に、血の呪いのようなものに自分まで取りつかれてしまった気がした。
チョイスすれば面白かったところが多々ありどこを引用・・・という箇所は特に見つからないのでけれど、しいて言えばコックリさん。
国民性の違いは否めないけれど人間のドロドロさは同じ。著者さん、台湾生まれとあるがもしや私小説的なところも?
犯人探しのミステリー要素も十分。
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東山彰良さんの作品は初めて
中国語読みの名前になかなか慣れず
なんども登場人物の名前読みを確認して
丁寧に読み進めた
戦後の台湾の喧騒、暴力や
台湾や中国の人たちらしい会話、家庭
昔の日本や中国共産党、台湾国民党の戦い
盛りだくさんの内容なんだけど
青春小説なんだよなと、最後は爽やかな笑いで読了
面白かった とっても
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1970〜80年代の 台湾が舞台の
青春ミステリー。
戦いによる 涙や血の流れ。
血脈の流れ。
時代の流れ。
台湾、中国、日本を行き交う人々の流れ。
タイトルに、筆者の たぎる想い感じました。
漢字の人名を把握するのに
苦戦しましたが(笑)
異国のワイルドな空気感が
絡みつくように伝わってきて。
淡いラブストーリーも、せつなく。
後半は謎解きに、
ぐっと引き込まれました。
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「今年の直木賞作品だよ」と上司が貸してくれた作品
台湾が舞台のお話
台湾について全く知らなかったので(スミマセン)勉強になるだけでなく
多少暴力的だけど家族や人間の温かさを感じるバタバタした感じが好きです
ただ、おじいちゃんを殺した犯人に思い至ってからが急にトントン拍子に話が進んだ印象で
それまでの満足感からするとちょっと物足りなく感じました
桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」の男性版って感じでした
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後半は盛り上がったけど、前半はよく分からないまま淡々と進む。前半の伏線が後半になって繋がっていくけど、人名も似たりよったりで難しい。後半の盛り上がりは素晴らしかった。