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お腹抱えて笑う描写が色々。しかし、良い弟さんだなぁ。
コラムの言葉、お金以上 に私は「人生の指名が欲しい」って分かる。。。。
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こ、こんな読後感の漫画ある…?
1p目をめくって1話読み終わった後は「あれ、なんかこんな漫画なの?ひえー」ってまあ引くんだけど、恐る恐るページをめくって読み進めるといつの間にかひぃひぃ言いながら爆笑している。「何だこの漫画サイコーかよ!」とまで思う。しかし1冊読み終わった後だんだんのっそりと不安な気持ちが沸いてきて「もしかして、私もアル中かもしれない…」と思いはじめたら最後、その妄想に取り憑かれて何をやっても身が入らない。過去にやらかした酒席での失敗を思い出し昨日の酒量を反省ししまいには「そうか、私はもう二度とお酒が飲めないんだ…」と悟った気持ちになり涙まで出る。この感情のhigh&lowはまさに強い酒を飲んだ日の酔っ払いそのものである。怖い。もうこんな思いは懲り懲りだ。
この作者の自画像、どっからどうみても全然可愛くないし完全にヤバい人なのに何故だか不思議と親近感が持ててしまう。何故だろうと読みながら考えてハッとしたんだけど、これ…酒飲んだ次の日の鏡に映ってる自分ですね。とんでもなく似ている。この廃人はただのあの日の私です。
しかしどんなテンションでこの漫画描きあげたのだろう。昔、エッセイ漫画家が「なぜ女性漫画家が自画像をあんなに恥ずかしいくらいに美化するのかと思っていたけれど、自分で描いて見てわかった。自画像がブスだと描いてて楽しくないし画面が地味」というような話をしていて、ハアなるほどなあと思ったものだけれど、そういう次元を遥かに超えている。この漫画は、この画風は。
同じテンションでダイエット本とか禁煙本出してほしい。読んでるだけで15キロくらい痩せそうなやつ。
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いつも参考にしているブログで紹介されていたので購入。元々、著者の運営していたブログ『オリモノわんだーらんど』をいつも見ていたので、そのノリで。
うーん、評価に困る本だ。。。いや、言わんとしていることは分かるのよ。彼女の表現力の高さ、面白いおかしく書くスキルの高さと相まって、面白い作品に仕上がっているのは事実。
だが、それでいいのかな、と。アル中=アルコール依存症のハードルをすげぇ下げたんじゃないかな、という気がしないでもない。
アルコール依存症ってのは、どこに被害が及ぶって、当人の周辺の人達なわけよね。家族や友人など。その人達の声があまりにも少なすぎるんじゃないだろうか、と。加えて、周囲の人に恵まれすぎている点もある。もちろん誇張しているところもあるのだろうけど、家族の理解は高い(ように見える)し、周囲の友人も著者の奇行を楽しんでいる(ように見える)。読んだ人間に「この程度なら」と思われてしまうのではないだろうか。
一番の問題は、著者自身が巻末の鼎談で言っているが、「私はむしろ「記憶を飛ばした自分がどんなひどいことをしたか」を聞くのが好きです」という思考である点かと。それはネタにしかならないよなぁ、と思う。そういう思考は僕自身好きだし、そういう人間になりたいとも思ったりする。が、本書においてはそれはマイナスなのではないだろうか。
結局、著者自身、それほど危機感がないのかもしれない。死んでないし、家族との別離もないし、夫も残っているし、仕事もあるし、友人も切れてないし。どこかで「まだ大丈夫だ」と思っているのではないだろうか。そう見えるだけ、なのかもしれないけど。
僕は周囲にアルコール依存症の人間がいたことはないし、それに近しいケースも知らない。が、こんなもんじゃないよねきっと、とは思う。
アルコール依存症になった先にある現実を伝えきれていない、という点で、本書は物足りなさを覚えるし、予備軍的な人々をミスリーディングするのではないか、という点で危機感を覚える一冊である。
単なる娯楽マンガとして考えたら、それなりに面白いのだけどね。
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ブログが話題になってその内容も去ることながら、マン臭キツ子という強烈なペンネームに震えた。まさかその人がアル中になっていたとは。そしてその内容が凄まじい。自分自身アル中の気配を感じているが、それを認めたくないというのは皆同じらしい。自分の場合は家中の酒を飲む前に酔いつぶれてすぐ寝てしまうのでここまでの「エリート」ではないが、あすは我が身として肝に命じよう。文句なしに面白い名著。巻末の鼎談に載っていたまんしゅうさんは美人だった。
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著者の名前を見たことがあり、どんなマンガを描くのかの興味で購入しました。
すごい絵柄ですが、重たい話を重たいなりに深刻になりすぎないように描かれている印象です。
この1冊だけでは、まだどんなマンガを描くのかよくわかりませんでしたので、別のマンガも読んでみようかと思います。
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自らのアル中とリハビリ体験にまつわる率直なエッセイまんがである。筆者は芸大卒でもあり作画のボキャブラリーは十分ある。ひどいペンネームなので購入ためらわれたが、メンタルが自虐的に振れたところからこのような名前を選んでしまったらしい。あまり教条的な描写ではなく、断酒時に「ちょっとだけ」飲酒に誘われてスリップしてしまうような経験も率直に描かれている。戦後ならば無頼派文学に類するような表現になるが、少し前では吾妻ひでお、内田春菊などのマンガ、現在ではブログからこのようなエッセイマンガとして表現されるのだろう。
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http://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/04/25/111126
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ウケた。アル中になってどうしようもなかったの、思い出して描いているので、実際をもっと酷くかったんでしょうね。他人が描くアル中のようすを見てみたいものです。
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アルコールに悩んでいる人、アルコール医療に関わっている人は必読ですね。シュールな絵柄で最高です。自画像と実際は違うことは最後まで読めばわかりますが。
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すごいなあ。
家族は大事です。
ちょっとだけ、視線を変えたら見えるんだけど、見えないものですよね。
でも、自分を吐き出せるだけいいのかも。それすらもできない人は多いですから。
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話題のコミックエッセイ。はじめてのまんしゅうきつこ。
現実逃避から飲酒に走り、酩酊と失敗の繰り返し、自己嫌悪を経て医者に掛かり、立ち直るまでをかなりユーモラスに描いています。
女性視点で楽しく読んだのですが・・・ちと軽い(^_^;)
コミックエッセイって事もあるのですが、アル中関連は中島らもの小説やエッセイで何冊も、そして何度も繰り返し読んだので、どーしても比較してしまって・・・
アル中を知るには最適な本だと思いました。
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アルコール依存症は病気です。「不認の病」とも呼ばれます。マンガは面白くていいですが、酒害は恐ろしいです。お酒との付き合い方、考えさせられます。
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気がつけば朝…はっ!
という展開が多すぎ^^
ただいま絶賛夏休み中の自分は「一日中パジャマ」してますよ〜。好きな時に冷蔵庫開けてビール缶をプシュッと開けt……あれ??http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-1134.html
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これは賛否両論になるのは必至の本。
評価する側は、おそらく依存症でない人(あるいは依存症を認識できていない人)で、お酒の失敗ネタが微妙に面白く、あるあると共感もし、その上女性の失態なので下世話な興味も満足させてくれるからだ。
一方で眉を顰める側、すなわち自身が依存症の人、依存症から辛うじて脱出した人、家族や周りに依存症を抱えている人にとっては、依存症をネタにし、しかも扱いが軽く、おまけに彼女の再飲可能性が極めて高いことが手に取るようにわかるからだ。
中島らものように、結局は破滅を受け入れる結果になるのか、あるいは再生を果たした小田嶋隆のようになれるのか、もし才能があるのなら、是非とも再生を持続していただきたいと願うばかりだ。
追記(自身のFBより転掲)
まんしゅうきつこ(他にろくでなし子・辛酸なめ子・腹肉ツヤ子・魔神ぐり子等・・・)という下品系ペンネームで話題、かつ書名の「アル中」に惹かれてに手に取る。
ブログが話題になり、「面白いものを書かなければというプレッシャー」から始まり、「対人・漫画・文章に対する恐怖心」からアルコール依存症となった体験をコミックにしたものだった。
内容は面白くもあり悲惨でもあり、自虐とは言えネタにすべきか疑問もあるが、中途半端な自称酒(呑み)のプロとしては、マスコミに弄られた挙句のスリップ(断酒した依存症の方が再飲し再発すること)の危険性を感じないでもない。くれぐれもご自愛を。
(「自分の心配をした方が」との天の声が微かに聴こえはする)
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ついついげらげら笑ってしまって暗くなる。
ブーメラン。
これは「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」でも同じことを思ったが、
本書は内臓に直接響くので。
小田嶋さんと中川淳一郎と鼎談していた。