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蘭学探偵・岩永淳庵シリーズ、2作目。
前作同様、蘭学というかカタカナ的な仕掛けを用いる相手との知恵比べのような展開に。相手がどういうカタカナ的な仕掛けを持って挑んでくるか、その点がこのシリーズの読みどころかな。その仕掛けが江戸時代にすでに開発されているのかと驚くような代物で、その時代の欧米では、想像以上に科学技術が進んでいるのが感じ取れる。前作では主人公を含め、キャラがあまり入ってこなかったのだが、2作目にして漸く慣れてきた。淳庵さんより、淳庵さんを事件に引っ張ってくる火付盗賊改の方々のほうが魅力的かも。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2015/06/post-8fef.html
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蘭学探偵第2弾。
蘭学探偵淳庵が、居候先の辰巳芸者の豆吉の浮気を疑って、
しょぼくれてしまう話が面白かった。
結局、全くの勘違いで、
旗本の父を亡くし墓参りしているうちに、
詐欺に巻き込まれていた話だった。
本当に余計なお世話かと思うが、
この話を1巻目にした方が良かったのでは。
登場人物たちに色がついたというか、
肉がついたというか。
あ、血肉が通った感じという表現が正しいのか?
トリュフ豚ならぬ、マツタケ犬の話も面白かった。
淳庵にはかみつき、
火盗改組頭になつくあたりは、さすが空気を読んでる。
それと、Armchair Detective の日本語訳は安楽椅子探偵ではなく、
炬燵与力だったらしい。