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MAZE、クレオパトラの夢に出てくる神原恵弥の最新作。
このシリーズ、回を追うごとに難しくなってる気がする……笑。今回もウイルスの歴史や社会情勢がベースにあるからwikiりながら読みました 笑。
恩田さんならではのどんどん謎が増える感じは大好きやけど、少し中だるみがあったかなー。
あ、でも近年では珍しく謎はほぼ綺麗に回収されてます。恩田節は軽めかな。
恵弥のキャラはすごく好きなんだけど、主人公は第三者の方が読みやすいかなーってのも思ったり。
恵弥が賢すぎて……笑。
そして、見たモノを立体映像化できる能力って「きのうの世界」にも出てきたけど、持つ人によってこんなにもちがうんだなーとか思ったり 笑。市川さんも恵弥ぐらい強かならああはならなかったんじゃないかと。
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T共和国でウイルスハンターの恵弥は友人に頼まれた捜し人の背中を追っていた。彼女はアキコ・スタンバーグ。水質浄化の研究のスペシャリストだ。彼女は休暇と会議を兼ねてT共和国に訪れていたのだが、しばらくの夫とのメールのやり取りの後、“興味深いものを見つけた”と言ったきり消息を断っていた。彼女を探してほしいとアキコの夫から頼まれた友人の多田直樹に恵弥は依頼されたのだ。その彼女を見つけることができたのは、恵弥の本来の目的である“アンタレス”の部下との接触の後だった。
恵弥はⅮ・Fなる鎮痛薬の噂を何度か耳にしていた。習慣性がなく、効果が弱まることがない、魔法のような薬。
それをちらつかせるアンタレスに会うために、彼の招待を受けT共和国に来たのだ。
そんな恵弥の目の前で、アキコは通り魔によって刺されて死んでしまう。混乱する恵弥だが、アンタレスの指示の旅程は残っている。級友でありT共和国で店を持つ時枝満を巻き込み、彼のT共和国の旅は続く。
T共和国に蔓延する麻薬。それを最短期間でルートを作り売りさばく日本人“アンタレス”。Ⅾ.Fは『死の工場』。旅行中に出くわす美人刑事。もう一人の級友であり恋人だった橘浩文の追い詰められたような変貌。重なる出来事、事実の終わりに恵弥が手にする裏側とは。
神原恵弥シリーズ三作目と聞いて他の積読本を蹴散らして読み始めた。割にはなかなか読み終われなかったのは、育休が明けて仕事と子育てと家事に追われだしたから。物語はとてもテンポよく、恵弥のキャラも相変わらずでとてもよかった。夢に見るくらい楽しかった。
ラストが四作目を期待させるな、なんて勝手に思ったり。叶ったらうれしい。
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以前に行ったトルコを懐かしく思い出した。
シリーズ3作目とか。
初めて読んだのでこちらはなつかしさがなくて
いまいち盛り上がりに欠けた。
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めぐみ以外のいろんな設定をおぼえていなかった。相変わらずの肩透かし感だけど、はだになじむ。絨毯のエピソードはエピタフに出てきたなぁとか、アリスは薔薇のなかの蛇のあの家の子かぁとか要するに友達はあの子だなぁとか思いました。
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神原さん振り回される、の巻。軽快なやりとりや時にドキドキする場面など醍醐味は前作までのそのまんま、でしたが多少スッキリ感が多すぎて「あー、面白かった」という普通の感想になるのが良いのか悪いのか…笑。欲を言えばもう少し神原さんの活躍を見たかったかな、と思います。もちろん主役は彼(彼女)なんだけど、アタフタして終わり、という感じだったので。「コーヒー、飲む?」と同じ調子で「殺して、いい?」と言うエディがツボでした。続編また出るのかなぁ…。楽しみに気長に待ちたいと思います♪
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シリーズ物と気がつかず、どこかで見た人名だと思いつつ…。前二作は既読やねんけど、どんな話だったか全然思い出せない。
夜行列車のシーンが良かったな。ちょっと「出雲夜想曲」と被るけど。結末は、かなりあっけなかった。
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うわーっと盛り上がってた割に最後はわりと拍子抜けな終わり方ではありましたが、それも含めて恩田陸らしい^_^
この人はエンターテイナーだなぁ…そこがすごく好き。
舞台になってるトルコは前から興味あったけど、これ読んでさらに行ってみたくなりました。
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最初の雰囲気はすごく好きなんだけど最後の肩すかし感がどうも。殺人事件の下りも微妙だし。
ただ、続編につながりそうな布石が何個か出てきたのな楽しみではある。
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東西文化の交差点・T共和国。この国で見つかった、全身に黒い苔の生えた死体。入国後に消息を絶った、気鋭の女性科学者。ふたつを結びつけるのは、想像の域を遙かに超えたある事実だった―
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『MAZE』 『クレオパトラの夢』に続く、神原恵弥シリーズの三作目。今回の舞台はT共和国である(イスタンブールと都市名を出しているのに……)。独特の異国情緒あふれた舞台設定と、謎の死の病、そして友人に依頼された人探しとその当人の死。そして、かつての高校の同級生三人が顔を合わせるという偶然(?)まで。謎の要素が冒頭から矢継ぎ早に並べられ、どこへ連れていかれるのかいささか不安になる。誰が味方で誰が敵か、ほんとうの目的は何なのか。恵弥の夢見と現実が出会ったとき、するすると絡まりが解けて道筋が見えてくるのである。スリリングでありながら、どこか物憂い雰囲気も漂う一冊である。
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図書館で借りた本。
シリーズの3作目。
今回恵弥は、前作で知り合った多田の依頼でT共和国に「アキコ・スタンバーグ」と言う、有名な水質学者の日本人女性を探しに来た。
偶然見つけたアキコを追う最中、アキコは何者かに刺殺されてしまう。
アキコは、そこそこ名の知れた有名人なのに、ニュースでの取り扱いが小さい事に疑問を持つ。
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「MAZE」、「クレオパトラの夢」に続く12年ぶりの神原恵弥シリーズ第3弾。覚えてませんて、12年も前の事なんて(笑。このところ挫折続きで2年ぶりに完読できた恩田作品ですが、本作は逆に軽薄すぎて全く物足りません。「夜のピクニック」移行どうにも相性が悪いようです。
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すごく面白くなかった!振り回すだけ振り回してオチが酷すぎるし、回収されない謎はあるしすっきりしない。そもそも女言葉を喋るバイセクシャルの主人公に一ミリも感情移入出来なかった…
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読了後、シリーズものだと知りました。確かに知らなくても読めましたが、道理で人物描写があっさりしていて、最初掴みずらいと思いました。最初から終盤まで謎だらけで、どんな結末なのかワクワクしました。結果、なんだかあっさりした終わりだなぁと思いました。何か大事なものを読み落としてしまっているのかと不安に思うほど。 それともこれが恩田作品なのか、読み終わった後も謎だらけです。
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久しぶりの恩田陸。イスタンブールに行きたくなって困った。
異国の旅の雰囲気を十分に感じさせつつ、ミステリアスなフラグがあちこちに散りばめられて、魅力的な恩田ワールドになってる。近刊の中では質のいい作品だったかなー。
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シリーズ三作目。謎の薬、奇病の噂、そして殺人事件、と読みどころは盛りだくさん。そしてやっぱり恵弥が素敵だ! 彼とお友達になりたいですねえ。他のキャラも魅力的……エディも素敵です。お友達になったら頼もしいかも?(笑)
陰謀めいたあれやこれやが次々出てきて、はらはらさせられっぱなしの展開。いったい誰が怪しいのか……いや、みんな怪しいですってば。その中で明かされる真相は「え、そんなことだったの!?」とある意味あっけにとられてしまうのだけれど。これはこれでほっとさせられました。とはいえ、恐ろしい事実はひっそりと隠されていそうなのですが。