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待ってたよー。本当にどれだけ待たされたことか!
大好きな神原恵弥シリーズ。
まさかあの人やあの人も出てくるなんて!と嬉しい限り。ただ、設定が変わっている気がする点がありそこだけが納得いかない。満ってMAZEでは恵弥と中学時代のクラスメイトだったはずなのにな。
なんで本作では高校時代になってるんだろう。最近、出版された文庫では高校が同じという設定に変更されてるのかな。面白かったからいいけど。
本作「ブラックベルベット」、前作の「クレオパトラの夢」と内容はとてもよく似ていると思う。なんかもう少しなかったのかとも思うけど、恩田陸のわりにはラストはきちんと納得いくの終わり方だったし、話を広げわくわくさせてくれる手腕は素晴らしかった。
神原恵弥シリーズ、もっと書いてほしいなー。
久しぶりに「恩田陸」という作品が読めて嬉しい限り!
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まったく記憶に残ってなかった、「MAZE」「クレオパトラの夢」続編。
盛大な空中分解を期待していたけど、大きな滝の流れの結末が一筋の小さな流れだったみたいな結末に少し恨めしい気持ち。
結末がある方が逆になんだかなーと思ってしまうなんてのも変だけど。
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シリーズ3作目……でいいのかな?
このシリーズは前2作から随分と時間が経っていて、新作が出るとは思っていなかったので驚いた……。
会話劇のように軽いテンポでスピーディにストーリーが進むので読みやすい。久しぶりに読んだが、主人公のキャラクターも変わらず、すんなり記憶が蘇った。
オチが弱いのも変わらないがw、風呂敷の広げ方はやっぱり好きだなぁ。
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神原恵弥シリーズ第3弾。
T共和国での出来事。
全身に黒い苔が生えた死体?
アンタレス?アキコ?
最後はすっきり。
久々に面白かった。
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「MAZE」「クレオパトラの夢」に続く12年ぶりの神原恵弥シリーズ第3弾。
「小説推理」に8年かけて連載された作品。
面白かった!! 面白い、興味深い面白さとはこういうものだったと久しぶりに最初からから引き込まれた。
舞台はトルコ、イスタンブール。
イスタンブールで失踪したと思われる女性博士を探してほしいと頼まれた恵弥は、現地で時枝満と行動をするとともに、高校時代の恋人 橘浩文と再会する。
相変わらず、時枝満がいい味出しているし、途中から登場するエディもなかなかの奴。
外資系製薬会社に所属している恵弥自体がそもそも謎めいている。
みんな道徳心やら人として云々というのが少し欠如しているのがいいところなのかも。
最初に事件は起こるが、後はトルコを旅しながら、自分に接触してくる人物を待つ恵弥。
何かが起こりそうで、決定打がない不気味さと軽妙な会話。著者の得意とする分野だと思う。
西洋と東洋の出会う都市という、イスタンブールに行ってみたくなった。今はとても無理だろうけど。
(図書館)
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神原恵弥シリーズ第三弾。いや、やっぱり恩田陸は面白いよ、ホントに。
シリーズ1.2も新装版で出たことだし、まとめて読むとなおよし。
悪目立ちする外見で女言葉を話す四十男。製薬会社に勤めているようだがなにやら非常に胡散臭い。
T共和国である見本市に参加するという表の仕事と、人探しという「裏」の仕事。次々現れる謎、分からないことだらけの旅の仲間たちもなにやら魅力的でワクワクドキドキ。読み終わった後「ぷはーっ!」とビールを飲みたくなる。スタイリッシュなミステリだ!
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シリーズ第3弾。
前の2作も読んだはずで、まったく覚えていませんでしたが、面白かった。
真相は思ったよりもこじんまりしたものだったけれど、そこに行きつくまでが楽しめました。
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これはおもしろかった!!!
MAZE(神原恵弥)のシリーズで新刊が出るとは思っていなかったからびっくりでもあるし、これはきっちり風呂敷畳んだなー!!
やられた!
そして相変わらず、恩田さんの書く会話のテンポもたまらない!
p340の「なかなかスリルがあったろ?」は、恩田さんのセリフとして再生されました。
ははは!おもしろかった!
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初読。図書館。『MAZE』『クレオパトラの夢』に続く神原恵弥シリーズ第3弾。舞台はトルコ(1ページ目で当てられたよ)。『MAZE』の時枝満、『クレパト』の神原和見、多田直樹、若槻慶子、橘浩文とオールスター総出演というだけでワクワクする。謎の広げ方もうまいし、科学、政治、外交、経済の最新ネタもあり、観光地の描写もあり、友情物語もある。まさにてんこ盛り。今までよりもハードボイルド色が増してて、一瞬別の作家さんと錯覚しそうなくらい。まあでも変わらぬ恵弥さんに久しぶりに再会できて、嬉しかったです。
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シリーズ第3作だそうだが、前作『クレオパトラの夢』が刊行されたのは12年も前である。神原恵弥という主人公の名前も、忘れかけていた。
神原恵弥シリーズ(と言うのか?)は、風呂敷を広げるだけ広げて畳まないことが多い恩田陸作品の中では、きちんと畳んでいる方だと言えるだろう。『クレオパトラの夢』は、2時間ドラマのような見事なフィニッシュに感心したくらいである。
外資系の製薬会社に籍を置く神原恵弥は、東西文化の交差点・T共和国(トルコか?)に飛ぶ。表向きには見本市参加のための出張だが、別の目的があった。大都市イスタンブールで偶然ターゲットを見かけた恵弥は、後を追うが…。
神原恵弥というキャラクターについて触れておこう。れっきとした男性だが、いわゆるお姉キャラである。しかも、高校時代には…以下自粛。この人物設定は、果たして必須なのか、毎回悩む…。普通に友人として付き合える、盟友の満はすごいな。
前作は国内が舞台だったが、今回はワールドワイドに展開する。謎の薬や、全身に黒い苔が生えた死体の噂。恵弥に接触してくる、アンタレスなる人物。広がる風呂敷に高まる不安…失礼、期待。うーむ、何だかのんびりトルコ旅行しているような。
標準的なページ数だけに、遅読の僕でもすぐ終盤が近づいてきたが、収束の気配はまったくなし。どうするんだこれ、と思っていたら…。正直なところ、プロローグのあのシーンを読んだ瞬間に、そんなことだろうとは予想できたんだよなあ。
風呂敷を畳んではいるけれど、これだけ壮大な舞台や背景にしては、小ぢんまりとした畳み方というか…。フィニッシュの見事さでは前作に及ばないだろう。ちょうど書店には、前作『クレオパトラの夢』と前々作『MAZE』の文庫版も並んでいるので、よろしければそちらもどうぞ。恩田陸初心者にも手を出しやすいシリーズではある。
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製薬会社の女言葉の男が、T共和国で謎を追う。
物語の行方は中盤を過ぎても分かりません。まさしくミステリーツアーです。
ツアーは、何度も迷走し全く読み手が追い付けません。
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「MAZE」「クレオパトラの夢」に続く神原恵弥のシリーズ。前作の記憶はほとんどなく、覚えてるのは主人公がバイセクシャルということぐらい。イスタンブールやカッパドキアを巡り、何かが起こりそうな雰囲気で物語が進んでいく感じが好きです。ちょいちょいブラックなネタを挟みつつ、最終的には「そんな結末?」て感じです。最近出た本の割に鳥インフルエンザとか古い話が入ってるなと思ったら、2007年から連載されていたとは驚きです。
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前二作に比べるとミステリー度高くて楽しめた。
ウイルスハンターのはずがちっともウイルス関係ないし(笑)
ミツルがキャラクターの中で一番好きだなぁ。
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第3弾から読み始めましたからか(?)、女言葉を話す主人公になかなかついていけず、読み始めは女?男?と戸惑っていました。
頼まれごとばかりで、肝心の仕事をきちんとやっているのか、少々不安になります。
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恩田さんの描くキャラの中でもトップ5に入るほど好きな恵弥が登場するシリーズの新刊。ちょうどちょっと前に『クレオパトラの夢』を読み返したばかりだったので多田さんや慶子が出てきて嬉しかった。そしてなにより満!満も私の中ではトップ5に入るキャラクターだから、出てきた瞬間はニヤニヤしてしまった。