電子書籍
一読すべし
2020/01/31 08:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokoroko - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ版よりこの作品に入ったが、アニメ、漫画よりおふざけ感は減り、逆に細かな描写が増えているという印象だ。劇場版等と時系列が異なる場合があるから一巻目から読むべきであろう。
さて、この第四巻であるが、実史と同じく、共産主義者とも戦うことになることから始まり、帝国の孤立が更に深まる。その中で、主人公ターニャは第二〇三魔導大隊を率い、後方部隊の攪乱、首都攻撃を成功させる。特に、首都攻撃時のターニャの描写は、ここまで、幼女戦記を読んできた者として、連邦の象徴である銅像を始めとした政府機関を破壊したことによる高揚感が容易に想像できるものであろう。その後、軍の意識改革の必要性をとき、後方任務に近い任務を勝ち取ることに成功するが、自分の提案した部隊を自ら率いて実験せよとの命を受け、またしても全線勤務になってしまう。アニメではお馴染みの台詞である「どうしてこうなったー…」がターニャに降りかかる不条理さをより一層際立たせて存在Xの存在を読者に意識させている。
やはり、この作品の面白いところは、ターニャがその不条理なことを、この世界で得た仲間とともにはねのけていく過程であるが、それが結果的に自分の首を絞めているという強烈な皮肉。そんなひねくれた世界観を経験したい者は是非この作品を読むべきだろう。沼に嵌まることは保証しよう。
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これは、また一波乱ありそうな予感…?
父の仇と燃える少女に、ロリコンを拗らせた共産主義者。
後者の人物は色んな意味でアウトだと思いました。
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第一次二次大戦時のヨーロッパ的異世界へ「幼女」として転生させられちまった元エリートビジネスマンの物語、その第4弾。
とうとう泥沼の東部戦線編がスタートということで、ターニャさんは開幕からやらかしてくれますね。相変わらず首から上を狙うのが得意のようでなによりです。それゆけフリーダムファイター。ガンボーイは今のところ手持ちにありませんが。
しかし東方の赤い人たちはものっそい粘り強そうで。さすがは兵士が畑で採れる国ですねぇ。殲滅用にガンボーイが欲しくなるところですわー。
3巻にてターニャが銃を拾ったところから分かっていた展開ですが、その銃が目印にメアリーさんから仇敵認定されてしまいましたねぇ。ターニャと違い素質十分の大器晩成型のようですから、これから色々と経験を積んで、いずれ強大なライバルとしてターニャの前にたちはだかるのでしょう。某天パのように。いやいや、厄介なことです。
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相変わらずの面白さ。個人的には吉川英治の「三国志」や「宮本武蔵」に匹敵する各巻で見せ場を作るうまさがある。
久々に土日の二日で読了してしまった。
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今日は東へ明日は西へ、ではないが、南方戦線→東方戦線→西方戦線とこき使われて、またもや西方戦線に投入されるまでの話。第203増強魔道大隊が各地で著しい戦果を挙げる様は、読んでいて清々しい。話が長くてテンポが悪いのは、商業小説としてどうかと思わないでもないが、面白ければ許されるといったところか。
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この巻は東の連邦だ。元ネタはソビエト連邦だろう。ターニャは連邦のロリコンに好かれた。この事がこの後にどんな波乱を巻き起こすのか。
新たな戦闘団を作るが、これからキャラも増えるのだろうか。
これからずっと先に、戦争は終わる事は、途中に挟まれる新聞記者の取材日誌で分かっているのだが、ターニャの扱いが後世でどうなっているのか。60年後だとターニャは生きているはずなので、最終巻には出てくるのかな。
ターニャは前線から退きたいと願いながらも、あまりに優秀なので周りがそれを許してくれない。どんどん状況が悪くなって行くのが見ていて楽しい。
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南方大陸からはあっさり帰国して、今度は最大のイベント、東部戦線始まる!
というか、東部戦線開幕を派手に演出したなwww
開戦直後に首都を(政治的に)蹂躙するなw
そして、「評価」に不満を持った事を明確に表現したが故の…
まあ、それでも「自分で提出した新しいアプローチ」を「自分で実証する機会」を与えられるってのは評価の高さではある。(もはや人間扱いされてないのではないか問題はあるにせよだ(^^;
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相変わらず、分厚い本だなあと思うところ。シリーズを通して各巻500ページ超というのは、なかなか骨の折れる本です。
4巻は、南方戦線から首都へ帰還して、そのまま東方戦線に送られるところからスタート。
今年の初めに上映していた映画は、ほぼこの4巻の内容をベースにしているんですね。
東方戦線でのデグレチャフ少佐の恐ろしいまでの反共っぷりは、常軌を逸していますね。まあ、元々ですが(笑)
合理主義者のデグレチャフ少佐としては、徹底的なまでに非合理的な共産主義が大嫌いなのだそう。最早、執念ですね。病的ですらあります。
今回もデグレチャフ少佐の内心と、周りの受け止めがすれ違ってますね。デグレチャフは単純に後方勤務を希望したら、三者三様の受け取り方。ズレの箇所は巻を追う毎に少しずつ減っている気がしますが。
メアリー・スーの登場、サラマンダー戦闘団の編成と、話の転換期の4巻。
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「幼女」という主人公の属性(?)がある意味悪い方向にはたらき始めた巻となりました。「『幼女』戦記」なんだなあと思えてしまいました。ただ、その反面、ターニャちゃんの怖さが分かる回でもありました。
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著者が楽しそうだ。世界を我が手にって感じ。
世界大戦まっしぐら。それを最初から分かっているから止めようなんて思わない、むしろできるだけ打撃を与えておきたい。
でもそんなことは歴史を知らない他の人間には伝わらない。
そして取り逃す。
彼女にとって一番怖いのは、強大な戦力ではなく神への祈り。
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連邦が参戦します、国家の利益が見いだせないが
パラノイア?のためか、帝国への恐怖なのか謎だ
アニメとの違いは首都モスコー蹂躙が査問対象に
なった事と、友軍奪還作戦とかありサラマンダー
戦闘団誕生と面白そう・・・だが帝国の凋落の様
は涙がでてくるな、ろくな兵士を作り上げてない