紙の本
ステキです☆
2015/08/08 10:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
よく笑う猫みたいな主人公に、どんどんとのめり込んでいく王様。二人のほんわかする場面に、いいなぁと思うことばかり!側近の微妙な存在感に、んっ?と感じることはありますが、ステキなシンデレラストーリーです。
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芝居小屋で働く娘、瑶蘭はお金を稼ぐために貴族の娘の身代わりを引き受けることに。けれど身代わり先は悪名高い「墓掘り王」の妃だった。有能な王にすぐに正体を見破られるも、さらに好条件を提示され王の密偵となることに。王宮内に巣食う邪教の秘密を探るうちに瑶蘭に魔の手が…。
とにかく肉うどんが食べたくなった(笑)あと、仲良くなっていく瑶蘭と王様の掛け合いが軽快に進んでいくのでテンポよく読めた。なかなか素直になれない不器用で寂しい王様が、裏表のない素直で明るく優しい瑶蘭に癒されていくのが良かったな。ラストは事件も解決して王様も格好よくキメてくれるし、甘々な展開もあったのでなかなか良かったです。
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お金目当てで令嬢の身代わりをすることになった瑶蘭は、自分の相手が王とは知らず、しかも早々に正体がばれちゃって絶対絶命でしたが、多額のお金で王の密偵になることと了承。
堅物の王でしたが、瑶蘭の天真爛漫さにだんだん惹かれていて、最後はきちっと決めてくれました。
ただ、やり取りが漫才みたいになってきてるところがあって、やり過ぎな感じがしたところもあります。
肉うどんは思っていたのと違いましたけど、ちょっと食べたくなりましたね。
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主人公ヒロインは、旅芸人の瑶蘭(ようらん)。
元気いっぱいの彼女は、弟を思う気持ちから、ある身代わりの仕事を引き受けますが、そこから「墓掘り王」と悪名高い王と関わりを持つことに…。
が、実は王は、彼女の目から見れば不器用だけれど優しい人なのでした。
中国を舞台としたライトノベルですが、瑶蘭を守ると決めた王の、一見愛想が悪くて不器用だけれど、何と立派で凛々しいことでしょうか。それが王様というギャップが、この小説の意外なところであり面白みでもあります。
そして後半、元気いっぱいのヒロインが頑張ってきたことがやっと報われたという感じがして、ホッとします。
総体的な内容はラブコメの王道を行くとも言えるもので、安心して読めます。挿絵も、中国王朝華やかなりし時代をよく表わしており、ビジュアルイメージ豊かに楽しめます。
文字数も多めで、ライトノベルというジャンルでは読み応えがあります。瑶蘭と王が肉うどんを食べるシーンはほっこりしますね。
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二人の掛け合いが可愛らしく、P126あたりのほっぺむぎゅーなシーンは、気に入っている。
でも後半、もうちょっと胸キュンがあるかと思ったのだが、そうでもなかったな。
楽しかったし安定のルルル痒さなのだが、王道な話なだけに作者の他の作品よりちょっぴり物足りない。
どんなふうに胸キュンさせてくれるのかとワクワクしたが、もうちょっと追い詰めて欲しかったかな。丼4杯は、極太麺な神経だとちょっと思った。
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