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紙の本
開拓団はなぜ送られたか
2016/06/27 19:07
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マハラオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
満蒙開拓団は「満洲事変以降、45年の敗戦までに満洲および内モンゴル地区に、国策として送り込まれた入植者約27万人のことを指」す。そもそも「満蒙開拓団」がなぜ生まれたか。満洲事変の翌(32)年の試験移民492人は「在郷軍人会所属の独身男性からなる武装農業移民団」だった。ところが現実の開拓団は「すでにそこにいた中国人」を追い出し「無理やり連れて来た日本人を突っ込む」ものにたちまち変質した。「中国残留孤児」は「満洲国」に親が「満蒙開拓団」として移住して生まれた子(あるいは伴った子)で孤児となった者である。残留孤児はなぜ満洲(現中国東北)に「残留」したのか。敗戦時に親と一緒に帰国できなかったからである。満洲事変の背景にある満洲大豆の問題を解き明かす第二章が明快。読み応えのあるのは第三章の満洲重工業開発。満洲の工業化が共産党政権下で「鞍山鋼鉄公司」なった経緯も興味深い。
読み物としての特色は「立場主義」の糾弾。「その立場に立てばだれでもそうするだろう」と考えるのであれば「学ぶ・教える必要もない」のだから。
紙の本
満州暴走 隠された構図
2020/07/31 23:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:denndennmakimaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
帝国日本の夢と希望の楽園、満州。
その夢と希望はやがて日本を泥沼の戦争へと引きずり込んでいく。
なにを間違ったのか。なにがいけなかったのか。
近代化の光と陰を、経済学からの実証的検分から読み解き、
日本社会がいまだに抱える宿痾を鮮やかに抉り出す。
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