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写真と甲虫そのものがとても美しい。コンピューター処理の写真処理技術ができて初めてこの本を作ることになったというが、それがよくわかる。
プラチナコガネは実在のものとは思えない。
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確かにきれいだが、個人的には無意識の派手な虫に対する警戒心を抑えながら見る必要があった。
虫に対しては色より機構的な美しさの方に関心があるかな。
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九州大学総合研究博物館助教(2015年)の丸山宗利さん。昆虫の研究者として様々なフィールドで研究を行う傍ら、昆虫の写真を熱心に撮影なさっている。
この本は、丸山さんが研究で出会った昆虫のなかでも特に美しいものを集めた写真集である。もちろんそれぞれの種名や採集した場所のデータもありますが、学術的なことより、一般の方が見て、美しさに感動してもらえることをめざして作られたそうです。
その言葉通り、この本には、キラキラと光り輝く昆虫たちの写真でいっぱいです。とにかくきれい。輝いてます。不思議な模様があるものも。まさに自然の美。
どの昆虫もきれいですが、個人的には、プラチナコガネ。こんな色の虫がいるのだと驚きました。
その昔、その美しさに魅了された収集家も多かったそうです。
非常に美しい虫ですが、ものによっては、世界規模で開発によって生息域が少なくなり、個体数が減っているものもあるとのこと。
私たちが豊かな便利な生活をしている陰で、自然環境に影響を与えてしまっていることは、忘れてはならないように思います。
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自然界にはメタリックな光沢は無い…というのは想像力不足であることを思い知らされる。どのページを見てもきらきらと輝く甲虫ばかり。青や緑、赤というのは知っていたが、白金色まであるとは思わず驚いた。写真hあ確かにきれいだが、自然の中で生で見るのには勝てないだろうとも思った。
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生物の中でも、甲虫の数は群を抜いている。
そして本書に集められたのは、キラキラ美しい甲虫たち。
写真のとり方にも最新の技術が使われています。
→ CombineZM(ZP)の使い方 - 丸山宗利研究室 - Google Sites
2015/07/20 新刊棚で見つけて 読み始め、一気に読み終わる。
内容 :
金色のクワガタ、ターコイズブルーのゾウムシ、翠緑色のコメツキムシ、オパール色のオサムシ…。
こんな色合い見たことない! ひたすらに美しい甲虫、そのなかでもとくにきらきらと光輝くものを厳選して写真で紹介。
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ほぼ写真集。しかもゾウムシ、ハムシ、オサムシ、コガネムシ等。カブトムシやクワガタはほとんど出てこない。(キンイロクワガタのぞいて)
ホウセキゾウムシの多様性はすごい。なぜ自然の中でこんなデザインになるのだうか。
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昆虫にハマっている9歳の息子と読む。
今まで甲虫というと、カブトムシやクワガタなどビジュアル的に渋いイメージがあったけど、これほどまでにカラフルで美しい甲虫がいるなんて。
タマムシ系のきらめく色彩もキレイだけど、ゾウムシ系のパターンもオシャレだなぁ。草間彌生ばりの水玉模様やカラフルなストライプ、縞模様など。
息子のおかげで少し世界が広がった気がする。
お気に入りの甲虫
カブトハナムグリ
キンギンコガネ
アシグロキンコガネ
ラトレイユキンイロクワガタ
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甲虫たちの写真が美しい。いつまでも眺めてられる。
標本写真は深度合成法によるもの。虫の金属光沢は太陽光の下で初めて自然な発色を見せるので、撮影は困難を極めたとのこと。どうりですごく美しい……!そしてこの写真はそんなに簡単に真似られないものだとしる。
昆虫採取と標本作製、残酷だと責められるけど、それよりも、熱帯雨林を切って作ったものたちを消費する行為の方がはるかに昆虫を葬り去っている。昆虫採取はむしろ、新種の発見や、博物学の発展に役立っている。
昆虫の金属光沢、擬態に向かないと思いきや、太陽光のキツイ暑い地方では、強い光線に紛れて擬態できている、というのが面白い。
甲虫たちの模様のデザインと色合いが美しすぎる。甲虫の模様をモチーフに服飾デザインとかキャラクターデザインとかして遊んだら面白そう。
チリオサムシ、ムカシタマムシ、カタゾウムシ、ニジモンコガネハムシが特に好き。フトタマムシ、毛が生えてるのがキモカワ。ムネモンケブカフトタマムシは、水玉状に毛が生えてるのが不思議。
きらめく仕組み、のコラムのところの、超拡大した羽根の写真がすごい。カタゾウムシの模様、黒字にスパンコールを散りばめたようになっていて面白い。
カタゾウムシと、カタゾウムシに擬態するカタゾウカミキリの比較画像も面白い。本当によく似せている。自然ってすごい
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図鑑というよりはヴィジュアルブック。
全ページカラーで大きな写真もあり、見やすい。
創作品のモチーフとしての使用◎
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輝く甲虫に特化して昆虫を紹介する、ポップな図鑑風の写真集。
プラチナコガネの仲間がどれも可愛らしい。ゾウムシの模様のお洒落さとバリエーションの多さには驚かされる。
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この世に知られた生物 約160万種
その内昆虫(昆虫綱) 約100万種
その内甲虫(コウチュウ目) 約40万種
本書ではそんな甲虫の中で、特に色彩や輝きの美しさが魅力のものが取り上げられている。その数約200種。
全体的にキラキラとした宝石のような輝く虫が多い。
またキラキラとしたもの以外にも、ゾウムシの模様の多様さ、ムカシタマムシの派手なベターっとした原色にも目を惹かれる。
この甲虫の色彩のメカニズムは、虫の表面の微細な鱗毛や穴と光の関係(構造色)と虫側の色素によるものということである。詳細には理解できないが、それはともかくとにかく美しい。
光、虫、目、神経、美しさを感じさせてくれる心、全てに感謝する。
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きらめくのは読者、ではなくて甲虫だ。
きらめいていてすごい、のだが、この本が偉いのは、そのきらめきを再現すべく写真をがんばったところ。深度合成を行ってあらゆる場所にピントがあい、太陽光のもとでもっともきらめく甲虫を出来る限り再現すべく、種によって光源を変えて撮影したのだという。
きらめきだけでなく、肉眼では見えないようなテクスチャーも記録されている。こんなに凸凹してるのに、キラキラしてるんだ〜。
惜しむらくは、きらめきにこだわるあまり、外国産の虫が多数を占めていることだ。この詳細テクスチャーで、カブトムシやノコギリクワガタといった普通の虫も見てみたい。それに日本にだって、福岡伸一さんがこだわったルリボシカミキリのような美しい虫もいる(けど、死んじゃうと色が変わってしまうそうだ)。
各虫の漢字表記だとか、写真にそえられた特徴が手書き風フォント(いや、手書きか)だったりと、全体的に演出をしようとして微妙になっている感がある。写真の凄さが少し削がれてしまう気がする。ちょっと、もったいない。
写真と被写体が圧倒的だけど、昆虫はすごい、の著者でもあるからコラムもまた昆虫愛だ。どうして甲虫たちはきらめくのか。これがまた、思っているよりフクザツな事情がある。見て楽しく読んで楽しい本。