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ジャンル別のハンドブックは初めてですね。
オールタイムベストが無いとちょっと残念な気もします。
早川以外の出版社の作品まで入れる必要があったかという疑問も残りました。
まぁ、ジャンル別にした以上、重要作品は入れざるを得ませんけどね。
作家論はもう少しページ数が必要だった印象です。
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「ミステリ・ハンドブック」(1991年版)の新版と謳っていますが、ミステリマガジン2015年5月号、7月号の座談会に出席した人たちが挙げた作品と、編集部が討議のうえ新たな作品を加えた100冊を紹介しています。1991年版との継続性はなく別物です。
また、1991年版は「読者の選ぶベスト100」や「ジャンル別ベスト10」などが紹介されていましたが、新版は「キャラ立ちミステリ」、「イヤミス」、「ヒーローorアンチ・ヒーローミステリ」、「北欧ミステリ」など、翻訳ミステリ離れの客層を意識したカテゴリー分けになっています。タイムリーな作品が数多く挙げられていますが、正直言って何年か経ってもお薦め出来る作品ではないような気がしますし、100作品の内7割が自社から出版された作品ということもあり、ピックアップに不満が残ります。
また、巻末の作家論は載っている意味がよく分かりません。別の企画を盛り込んで欲しかったです。
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読んでない本は、あららこれ読んでない死ぬまでに読みたいものだと思い、既に読んでいる本は、死ぬまでにもう1度立ち返って読み直さなくちゃと思う。
北欧ミステリは1章立てるところまでジャンルとして確立してないんじゃなかろうか、「英米圏以外のミステリ」の章で、フランス、ドイツなどと一緒でもよかったんじゃなかろうか。一般読者の感覚から言うと、ちょっと優遇されてるな。
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「キャラ立ち」「クラシック」「相棒もの」などのテーマごとに2ページの書評を100冊分。少し及び腰の印象。ブックガイドは「これを読め!」くらいに押し付けがましくて良い。その熱量で人は本を手にする。
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既読は100冊中7冊。2冊は積読。
自分の海外ミステリを読む切っ掛けは、「どこかで聞いた」「何かで見た」なので、こういう本は嬉しい。
1年後には、既読の数が2倍くらいになってるといいな。
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手に取ったんだけど、違和感。そうか!「冒険・スパイ小説ハンドブック」を俺は期待していたのか!w。ユニークな切り口の章立てでまとめてあって楽しめました。
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ハヤカワだけでなく各社から出版されている名作ミステリを紹介しているブックガイド。
これまであまりミステリは読んだことがないので、本書のリストを参考に読んでいければと。
読み物も充実しているが、そこまで興味がなかったので一旦読み飛ばし。
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「へぇ、今度コレ読んでみようかなあ」と興味をもたせてもらえるところはいいんだけれど、ハヤカワから出ている書籍がメインで、それは当たり前といえば当たり前なんだろうけれど、他の出版社から出てる書籍でもオススメってもっとあるんじゃないかなあ~とちょっと残念。
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早川書房創立70年、ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40年の2015年に、編集部が選りすぐりの海外ミステリ100冊を紹介したガイドブック。 出版元に捕われず(ハヤカワが圧倒的に多いけれど)、キャラ立ち、クラッシク、ヒーロ-orアンチ・ヒ-ロ-、相棒もの、北欧ミステリなど10のカテゴリ-に分けられた、「最初の一冊」としてお薦めの名作ミステリへの誘い。 内容をすっかり忘れてしまっている既読の作品を懐かしみながら、これから読める名作の数々に大きな期待が膨らむ。
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10のカテゴリーに分けた100冊と7本の作家論を収録。カテゴリーの分け方がおもしろい。これから読みたい本をメモ。
1.個性豊か・キャラ立ちミステリ
「ボーン・コレクター」1997 ジェフリー・ディーヴァ
NY市警が事故で四肢麻痺の身になって引退しているリンカーン・ライムに協力を依頼。巡査のアメリア・サックスを助手に。
「古い骨」1987 アーロン・エルキンズ ワシントン大学の人類学教授・白骨の法医学的分析の権威ギデオン・オリヴァー教授
「解錠師」2010 スティーヴ・ハミルトン 1990.6月に起きた事件のため8歳だったマイクルは精神的ショックから口をきくことができなくなる。マイクルが泥棒と手を組み金庫破りをし解錠師となるまでの成長の日々。
「マルタの鷹」1930 ダシール・ハメット
「ミレニアム」2005-2007 スティーグ・ラーソン 三部作:ドラゴン・タトゥーの女、火と戯れる女、眠れる女と狂卓の騎士
2.新発見いっぱいクラシックミステリ
「災厄の町」1942 エラリイ・クイーン まずはこれを強く推すとある
「さむけ」1964 ロス・マクドナルド 私立探偵リュウ・アーチャー
「魔術師を探せ」1964 ランドル・ギャレット 現在と歴史的過去を往復 ダーシー卿シリーズ
3.かっこいい!ヒーローorアンチヒーローミステリ
「大穴」1965 ディック・フランシス ほかに「利腕」「敵手」「再起」「度胸」「興奮」「決闘」「重賞」 がおすすめ
「黒と青」1997 イアン・ランキン スコットランド、エジンバラが舞台。
「シティ・オブ・ボーンズ」2002 マイクル・コナリ ボッシュ。
「警察署長」1981 スチュアート・ウッズ 1919年ジョージア州の田舎町テラノに初めての警察署長としてウィル・ヘンリー・リーが就任した。
「完璧な絵画」1994 レジナルド・ヒル ダンジール警視シリーズ イギリス・ヨークシャー州エンスクーム村
「苦い林檎酒」1986 ピーター・ラヴゼイ 1943年と1964年の出来ごとを現在の時点から語る。イギリス・サマセット
「クリスマスのフロスト」1984 R・D・ウィングフィールド 「フロスト日和」 フロスト警部。
「地上最後の刑事」2012 ベン・H・ウィンターズ ニューハンプシャー州コンコード警察のヘンリー・パレス刑事 「カウントダウンシティ」がフィリップ・K・ディック賞。
4.どこかユーモアのある「楽しい殺人」のミステリ
「ゴミと罰」1989 ジル・チャーチル
「ママは何でも知っている」 ジェイムズ・ヤッフェ
「猫は殺じをかぎつける」リリアン・J・ブラウン
「静かな水のなかで」2008 ヴィヴェカ・ステン スウェーデン
5.胸にぐ矢とくる相棒物ミステリ
「特捜部Q 檻の中の女」2007 ユッシ・エーズラ・オールスン
「深い疵(きず)」2009 ネレ・ノイハウス
「スコッチに涙を託して」1994 デニス・ヘイレン
「初秋」1981 ロバート・B・パーカー
6.北欧ミステリ
「湿地」2000アーナルデュル・インドリダソン アイスランド・レイキャビクが舞台
「��眠」2009 ラーシュ・ケプレル 冬のストックホルムが舞台
「黄昏に眠る秋」2007 ヨハン・テオリン スウェーデン・エーランド島が舞台
「極夜(カーモス)」2009 ジェイムズ・トンプソン フィンランドのラップランドが舞台
「コマドリの賭け」2000 ジョー・ネスボ 他に「その雪と血を」2016 「真夜中の太陽」「ファントム」2020
7.英米園以外のミステリ
「裏返しの男」1999 フレッド・ヴァルガス仏
「マーチ博士の四人の息子」1992 ブリジット・オバール仏 他に「死の仕立て屋」2004
「シンデレラの罠」1962 セバスチアン・ジャプリゾ仏
「謝罪代行社」2010 ゾラン・ドヴェンカー独
「犯罪」2009 フェルディナント・フォン・シーラッハ独 「犯罪」2011「罪悪」2012「コリーニ事件」2013「禁忌」2015「テロ」2016「刑罰」2019
「風の影」2001 カルロス・ルイス・サフォン(スペイン)
「沙蘭の迷路」1951 ロバート・ファン・ヒューリック(蘭)
「六人目の少女」2009 ドナート・カーリッジ伊
8.読みだしたら止まらないエンタメ・ミステリ
「エアフレーム 機体」1996 マイクル・クライトン
「戦慄のシャドウファイア」1987 ディーン・クーンツ 「生存者」
「死の蔵書」1992 ジョン・ダニング
9.後味がくせになるイヤミスに薦めるミステリ
「あなたに不利な証拠として」2004 ローリー・リン・ドラモント
「わらの女」1956 カトリーヌ・アルレー
「女彫刻家」1993 ミネット・ウォルターズ
「半身」1999 サラ・ウォーターズ
「特別料理」1956 スタンリイ・エリン
「アデスタを吹く冷たい風」1961 トマス・フラナガン 「短編ミステリの200年3」2020
「ホッグ連続殺人」1979 ウィリアムL・デアンドリア
10.時代を作る・作った 新世代ミステリ
「千尋(ちいろ)の闇」1986 ロバート・ゴダート
「ボビーZの気怠く優雅な人生」1997 ドン・ウィンズロウ 「犬の力」2006 「ストリートキッズ」1991
「ミスティック・リバー」2001 デニス・ルヘイン
「ラスト・チャイルド」2009 ジョン・ハート
「忘れられた花園」2008 ケイト・モートン
「二流小説家」2010 デイヴィッド・ゴードン
「シャンハイムーン」2010 SJローザン 他に「どこよりも冷たいところ」2002
「ローラ・フェイとの最後の会話」2010 トマス・H・クック
「ゴーン・ガール」2012 ギリアン・フリン
「世界が終わってしまったあとの世界で」2008 ニック・ハーカウェイ(ジョン・ル・カレの息子)
「ピルグリム」2013 テリー・ヘイズ
「その女アレックス」2011 ピエール・ルメートル
2015.5.25発行 図書館
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図書館でたまたま見つけて、ブックガイドなら手元に、ってことで入手・読了。ハヤカワに特化しているでもなく、単著でもないから、系統とか年代とか、概ねバランスよくチョイスされている印象。繰り返し目にする作品もちらほらあるけど、それだけ推薦度合いが高いってことだな。要チェックや。中でも気になったのは下記。
キリング ヒューソン △
湿地 インドリダソン ◯
催眠 ケプレル ◯
あなたに不利な証拠 △
ジェゼベルの死 △
ブラックダリア ◯
忘れられた花園 △
二流小説家 △
ゴーンガール △
世界が終わってしまったあとの世界で △