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原本はNot Always So: Practicing the True Spirit of Zenとなっており、日本向けにビギナーズ・マインド2とタイトルがつけられています。続編というわけではありませんが、鈴木導師の法話がこちらの本のほうがわかりやすかったです。ビギナーズ・マインドも読みましたが、こちらは「禅問答ってこんな感じなのか」と、ちょっと小難しい印象を持ちました。しかし、こちらは”まだ”法話の中にすっと入ってくるようなフレーズがたくさんありました。
わかりやすさから言えば、こちらを先に読むとよいかと思います。
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サンフランシスコで禅を伝えた鈴木俊隆老師の法話集第2弾です。平易な言葉で、ただ座ることを説いていきます。
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太陽が ある時刻に昇り ある時刻に沈むように我々も同じことを繰り返す、ゼロに戻りゼロからはじめる。つまりそれは一瞬一瞬を完全に生きることだ。修行を向上させようという努力は邪道。どこへ行ってもなにがあろうと自分に出会うことが必要。また前作より『師』との関係についても多く書かれてあった。師の精神が自分自身のスピリットと同じであることを見出すなら勇気を持って修行を継続できる。
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前作よりもより具体的で分かりやすくなったところと分かりにくくなったところがある。やはり座るしかない。只管打座。
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アメリカの精神文化に大きな影響を残した鈴木俊隆老師の『禅マインド ビギナーズ・マインド』第二弾。
法話録をもとにして編集されたものです。
俊隆老師が語った禅の真髄が、分かりやすい言葉で語られています。
「空ずるというのは否定することとは違います。たいていわれわれが何かを否定するときには、それをそれ以外の何かと入れ替えたいと思っています。青いコップを否定するとき、私は白いコップを欲しがっています。誰かと口論していてその人の意見を否定するとき、あなたは自分の意見を他者に押しつけようとしているのです。多くの人はたいていの場合そういうことをやっています。
しかし、われわれのやり方はそうではありません。自己中心的な考えという後からつけ足される要素を空にすることによって、ものごとの見え方を浄化するのです。ものごとを見てそれをあるがままに受け入れるとき、ある物を別な物と入れ替える必要はありません。ものごとを「空っぽにする」というの はそういう意味なのです。 ー 95~96ページ
先週、日曜学校の子供の一人が私が坐禅をしているところを見てこう言いました。「私にもできるわ」。彼女は脚を組んでまた言いました。「さあ、次はどうするの? これでどうなるの?」彼女の質問はとても面白いと思いました。あなたたちの多くが同じ質問をするからです。あなたたちは毎日ここへやってきて禅の修行をします。そして私に聞きます。「さあ、次は何ですか? これでどうなるんですか?」 ー 196ページ