投稿元:
レビューを見る
出てくる女の人たち、なんか好きになっちゃうなー。
『楽園のカンヴァス』のあとに読むと、少しライトに感じたけど、じわっと後から思い出すシーンがいくつかある。
投稿元:
レビューを見る
原田マハさんの小説はいつもやさしい。
人の生き方はリセットできるのか。旅を通して人と触れ合い、普段の生活では感じなかった気持ちと感覚にふれる。旅の終わりに爽やかな風がふく心がほぐれる短編集。旅にでたくなった。
投稿元:
レビューを見る
キャリアウーマンが仕事に疲れて旅に出る。そんな短篇集。
仕事や人間関係から逃げ出した先には、彼女たちを癒す出来事が待ち受けている!
頑張る女性を応援する、力が湧く物語。
そして、女性の一人旅もいいもんだ!と思わせる!
2014.9.27
投稿元:
レビューを見る
今日ご紹介させていただくのは原田マハさんの「さいはての彼女」という一冊。
4つの短編で構成された短編集ですがどの話もとても素敵な内容です。、
鈴木涼香は六本木ヒルズに本社を構える会社の社長。
25才で起業した涼香は30代半ばの現在まで結婚を考えることもなく、
時には恋人に裏切られながらもただひたすら会社を大きくしてきた。
そんな涼香が夏休みの休暇に選んだのは沖縄だったが、
あと数日で辞める予定の秘書が手配した便に乗り込んだところ、
到着したのは北海道の女満別空港。
手配を間違ったのかわざとなのか、
場所も違えば手配していたレンタカーも軽自動車。
悔しさと怒りで道端に車を停めて荒れる涼香の前に現れたのは、
小さな身体で大きなハーレーを乗りこなす少女。
少女と出会ったことで涼香の休暇は意外な方向に向かっていく。
(「さいはての彼女」より)
このほか、働く女性が主人公となっている物語3編入っていますが、
どの物語も主人公が「私」という一人称の視点で書かれていて、
どの物語も読み終わったときに爽やかな感動を得られます。
また、どの物語も仕事や生活で疲れた女性が旅に出て、
そこで出会った人々や出来事によって心の疲れが徐々にほぐれて行くという設定。
物語が旅を中心に描かれていて風景描写も素晴らしいため、
「こんな旅が出来たら楽しいだろうな」という気分にもなるんですよ。
原田マハさんの作品には「本日は、お日柄もよく」で出会い、
「旅や、おかえり」では爽やかな感動を得させてもらいました。
女性を主人公とした作品ばかりですが、
主人公以外の登場人物もやさしさにあふれた人が多く、
そういうことも読み終わったときの爽快さにつながっているんだと思います。
この物語は頑張って働いている女性の方にこそ読んで欲しい一冊ですし、
これからは働こうという中高生にも読んで欲しい一冊です。
働くということや人生で大切なものは何なのかということなどが、
優しく温かい物語の中に込められていると思います。
投稿元:
レビューを見る
旅のお供に連れて行った本。
いろんな想いをもって、旅に出る女たちのものがたり。
日常から離れて観る景色、出会いは、
思いがけない心の動きを与えてくれる。
ふだんには、発見できないことも、
新鮮な心の目が開いて、嬉しい出会いを差し出してくれたり・・・。
一人旅は、自分とむきあう格好のチャンスだと思う。
それが、どんなに輝いていて、日常にもどったときに
自分に力を与えてくれるのか、
ワクワクとおしえてくれる、素敵な短編集だった。
投稿元:
レビューを見る
妙齢かつ、人生の落とし穴にはまったバリキャリタイプの女性たちが、一風変わった旅と出会いを通じて、力を取り戻して行く短編集。
風のような女ハーレー乗りの凪、タンチョウヅルの集まる村とタンチョウレンジャー、普段の生活では出会うこともない革命的で、気持ちのいい存在たちとの出会いで、それまでの自分のアイデンティティーをぶち壊して、清々しく身軽になって帰っていく主人公たちがいい。
どっか、とんでもないところに旅に出たくなります。
投稿元:
レビューを見る
泣ける本です。
挫折から立ち直るまでのお話だが、実にいい。
とにかく読んでみる価値のある本。
楽園のカンヴァスを読むのが楽しみになりました。
投稿元:
レビューを見る
仕事ばかりしている女性にそっと手渡したい。
肩の力が抜けて楽になれる雰囲気をもった話だった。
旅に出て、ちょっと違う日常を過ごすことって、自分をリセットするのに必要なんだろうな。
旅する時間が欲しいわ。
投稿元:
レビューを見る
2013/04/17読了
表紙で目を奪われた。軽く立ち読みして、購入決定。
旅かバイクか、その両方もしくは片方でも好きなら読んで損は無い。風を止めずに走る凪が、愛車サイハテと一緒に駆け抜ける。
それがもう、格好いいのなんの。
キャリアに悩まされ、社会の上のほうで生きることを決めた女性たちが、旅路の果てで出会う「出逢い」。
物語としてはすごく単純だがそのシンプルさがいい。
オートバイを愛し、オイルまみれになって、自慢のハーレーで日本を自由に駆け回る少女。冬の果ての地で鶴と一緒に生きる男性。
どんなに辛くても旅を続ける人々…
虚勢を張るのを止めたとき、ちょっとした爽快感が生まれる。
危険だけど自由にバイクを乗り回す娘を見守る母親の視点もあって、それで締めてるっていうのが一番効いたかも。娘がもたらした出逢いで、再出発できるというのも素敵だよね。
久々に良い短編集に出会えました。オススメです
投稿元:
レビューを見る
「旅に出よう。人生を、もっと足掻こう」って言葉、いかにもだけど、いいなあ、うまいなー。話の展開がうまくいきすぎて何度もツッコミをいれたくなったけど、いやされました。
投稿元:
レビューを見る
様々な女性達の再生をテーマにした短編集、
中でも題名にもある「さいはての彼女」には、震えました。
サイハテに乗るひたむきさの美しい女性と、
それに感化されていく一人の強い女性、
“ナギ、生きるんだ。越えていくんだ。”
最果てを目指すその二人の在り様が、一陣の風の様で、
心の澱を洗い流してくれる、風のような物語でした。
また、「さいはての彼女」の sideB となる、
「風を止めないで」もよかった、、
“ハーレー乗りって、みんなロマンチストなの?”
こんな話を読んだら、バイクに乗ってみたくなりますね。
まぁ、免許は持っていないんですけども(汗
“この風、止めないでね。”
自分の心の風を止めずに、ただひたむきに、、
そして真っ直ぐに乗っていきたくなる、そんな一冊。
投稿元:
レビューを見る
楽園のカンヴァスに続き、原田マハ作品2作目。
短編集なので読み易く、あっという間に読み終えてしまった。
いろんなレビューに書かれているとおり、旅に出たくなる。そして旅先でいろんな人と出会いたくなる。
ちょっと日常から離れて、自分を見つめ直すのも必要かも。
もっともっと原田作品を読んでみたいな。
投稿元:
レビューを見る
一気読み!、、ギスギスした世界をぶっ飛ばす~雄大な冒険。心の靄を洗い流す~清らかな染みる風景と手紙。居場所の見つめ直し~秘密戦隊の地。ロマンチスト上等!~風みたいな子の里。・・旅へ誘う様な魔法も有り♪…ラスト一行まで魅せる女性たちの不思議な磁力を持つ各短編。良いわぁー、この本!読まれたり!!。
投稿元:
レビューを見る
安心を手に入れようとして、私たちは壁を作ったり、線を引いたりする。
いつしかなぜその壁を作ったか忘れ、線があることすら忘れる。
で、ふとした時にその存在に気付き、囲われた部分の狭苦しさに息もできなくなったりする。
誰より自由だと思ってる人ほど、実は。
行き詰まってムキになりかけてる人へ。
たまには投げ出してもいいんじゃない?
しつこく足掻けばいいんじゃない?
カッコ悪くてもいいんじゃない?
その「カッコ悪さ」って、実はそれほどでもないかもよ。
そんなスカッとした気分にしてくれる人と風が満ちています。
投稿元:
レビューを見る
短編4作。旅がしたくなる本。たまには距離を置いて色々なことを見つめ直すことも大切だなぁと思う。
2013/05/24