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玉岡かおる『負けんとき ーヴォーリズ満喜子の種まく日々ー』(新潮文庫)にも登場した広岡浅子。2015年秋からNHK朝の連続ドラマの主人公として登場、本書を手にする。朝ドラとは、全く違った主人公像、そして周りを取り巻く人びとも。三井家に生まれ、大阪の両替商加島屋に嫁ぐ。加島炭坑、加島銀行、尼崎紡績、大同生命、そして日本女子大学創設に関わった幕末から明治を駆け抜けた女性実業家の壮絶かつパワフルな人生が綴られている。「九転十起」を信条としたその生き方は、現在もなお我々に勇気をあたえてくれる。
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朝ドラの原作。
とにかく痛快!今ならともかく、時代を考えるとこんな凄い女性がいたというのは奇跡的。
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NHK朝ドラ「あさが来た」の原作本らしいが、かなりサラッとしか書かれていないので、少々物足りない
(もともと歴史に名を残された人物ではないようだが)
在学中は全く興味がなかったが
今更ながら
成瀬仁蔵先生も勉強中
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NHK朝ドラ『あさが来た』の原案本。ドラマとは多少ちがうけど、ドラマ同様、面白かったそ、広岡浅子さんという人の凄さに感心。
花子とアンの村岡花子さんや市川房枝さんとは勉強会で接点があったとのこと。
明治維新前後の激動の時代の話は本当に興味深いなーと。
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男尊女卑の時代、女性実業家として前に進む力がすごい。銀行に大学に保険、並の功績ではない。存在に感謝。
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朝ドラ「朝が来た」原案本。ドラマと少し違う部分もあるが、圧倒的な事実に引っ張られて読了。小説としては深みが欠けるが、事実のスケールの大きさにひきづられて読了。凄い人がいたもんだす。
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朝の連続テレビ小説で放映中の原案となった小説。
広岡浅子の生涯を描いています。
まだまだ女性の地位が確立していなかった時代にこんなにも激しく、心情を貫いた生き方をした女性がいたのか…、と感動しました。
自身のこと、商売のことだけでなく、その時代のこと、後の女性たちのことにまで目を向ける、広い視野を持ち、行動に移した女性。
毎日の~んびりと過ごすことに幸せを感じている私に、ちょっと”喝”を入れられた感があります(笑)
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丁度現在放映中の、NHK朝ドラ「あさが来た!」の原案本。
三井家に生まれ、大阪の両替商加島屋に嫁ぐ。加島炭坑、加島銀行、尼崎紡績、大同生命、そして日本女子大学創設。
三井という名前と、間を飛ばして、大同生命以降くらいしか実在の名前は聞いたことはなかったが、すごい女性実業家だったということでした。
テレビとは違って、チャラチャラ・ドロドロした人情話はほとんどなくて、ストレートに感動しました。
ただ、最終章あたりで、別荘や豪邸がバンバンと出てくるようになると、あぁ・・・所詮、上流階級のお話なんやなぁと興醒めの感もなきにしもあらずでした。
(2015/12/3)
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朝ドラ「あさが来た」の基になった本(原作ではないらしい?朝ドラ見てないのでわからない…)
明治の頃の女性実業家、広岡浅子さんの人生。
作者の意図したところだとは思うんだけれども、男性顔負けの思考や行動に、女性性、男性性とは…?とわからなくなってしまった。
このご時世、女性も働き続けることは当たり前になっているけれども、女性が働き続ける=男性と同じく働く、ではなく、それぞれの立場から補い合っていくのがベターだと思っているので読みながらもやもやしてしまった。
もちろん小説なのでそれが彼女の全てではないことは承知しているし、あとはそれでも今後も社会に関わっていきたいと思う上でとても勉強になった。
今後も読み返すと思う。
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朝ドラで興味を持ち、早速購入して読みました。ドラマで描かれている以上にエネルギッシュな方ですね。女性という立場故に大きく多くの壁がありますが、前向きな姿勢でそれを乗り越えていきます。是非とも生の講演を拝聴したかった。そう思わせる偉人です。
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朝ドラが大変おもしろく、実際のあさちゃんはどんなだったのかしらということで、読んでみました。
いろんな設定とか登場人物なんかはだいぶ違っているけど、ドラマとほぼ同じ描写のところもあって、ドラマ見てるひとが読めば楽しめると思う。
まー、そんなことよりこの主人公浅子のパワーというか才能というか、ほんとにこの時代にこんな女性実業家がいたんだ!とびっくりぽんですよ。後輩たちに読んでほしい一冊。
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朝ドラのファンであることが、きっかけで読みました。浅子さんのハンサムウーマンぶりに脱帽です。転んでも転んでも、起き上がり、新しいことに挑戦し続ける姿勢に恐れ入るばかりです。大河ドラマでもいいのではないかと思ってしまいました。ドラマの今後の展開が、どのように描かれるのか楽しみです。
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NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の原案本。
ドラマが面白いので(個人的には)、原案本となった本書を読みたいと思い、購入。
「文庫版あとがき」に書かれているが、著者がこの「広岡浅子」の生涯を小説にしようと思ったきっかけが、また偶然のめぐりあわせというか。
江戸幕末期〜明治・大正までを生きた女性実業家・広岡浅子さん。
その判断力、行動力、実践力、感心するばかりである。
「損得勘定」と言えば、言葉の響きは悪いかも知れないが、広岡浅子さんの場合、将来必ず人のために実を結ぶことを考えて行動したように思えた。
座右の銘というべき「九転十起」。
なにか困難があっても、そこから何かを得、次に活かす。
筆者の丹念な資料の読み込みや関係者への聞き込みの成果で、活き活きと広岡浅子の生涯が描かれている。もちろん史実ではなく、フィクションではあるが。
事業を興しては、また次の事業へ。本当に休む間もなく次から次へと行動する。「あとがき」による著者の「偉大なり広岡浅子、恐るべし広岡浅子」は、正にその通りだと思う。
ドラマでは、どのような展開に脚色されていくのかわからないが、小説後半の、明治時代に活躍した錚々たる人物のつながりも興味深く読んだ。
ただ、全体的には面白く、広岡浅子の生涯を知ることができたが、後半部分に出てくる土地・数の購入のエピソードが多くなり、鼻白む。
(時代)小説としても、いささか、時系列的に広岡浅子が手がけた事業の数々を挙げているような感もあり、きめ細かい心理描写がなく、物足りない感じもある。
本書を読んで損はしなかった。
一人の人生、希有な人物を知ることができ、よかった。
いくつか広岡浅子の言葉から。
「商売上手は、一に才覚、二に算用、三には始末である」
「信用がつくと、自然に人が金を運んでくる」
「本ばかり読んで、世の中から遠ざかったら何もならへん。本の虫になって、常識ない人間になったらあかんで。生きた学問せなあかん」
「商売で儲けた金は、広く社会に還元していかなければならない」
「何でもはじめから無理と思ったら結果もそのようになります。無理でも目的を立ててどうしたら完遂できるか、焦点を絞っていくことが大切です」
まだまだ、たくさん感服する言葉がある。
確固たる信念・理念があるからこそ、激動の時代を生き、活躍したのだろう。
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NHK朝ドラ「あさが来た」の原案本。
ドラマのあさちゃんは、まだ、「女」の部分が出てるけれど、この本の中の浅子は、もう「男の中の男」
先見の目があり、視野が広く、そして、人を寄せ付ける。女性実業家として、とても魅力のある女性です。誰よりも早く炭鉱に目をつけて、鉱山経営をし、加島銀行創立、広岡商会設立、大同生命創業、日本女子大学創立に深く関わる・・・
聞いてるだけで、これの一つでも、成し遂げるのに、相当大変であるのに、彼女は一生のうちに、これだけのものを成し遂げた。
なぜここまで出来たのか?
実家が、「三井」だったこと。嫁ぎ先が、大阪一の両替屋だったこと。すなわち両家が資産家であったということ。
それから、周りにいる男たち(夫も含め)が、浅子の味方であったこと。
五代友厚、渋沢栄一、大隈重信、伊藤博文、など、一般市民なら、絶対に遭遇しないであろう人々に、三井家によって、引き寄せられたこと。このような、バックグラウンドがあって、そこに、浅子の商売人としての能力が加わって。
男尊女卑の世の中で、ここまで、出来たのは、広岡浅子の計り知れない才能が、その時代に開花したからなんだ、と痛感しました。
浅子が数字に強かったことが、後の日本女子大附属高校に影響してるのかもしれない。
ここの高校は、数学は、数ⅢCまで、全生徒が必須らしい。理数に力を入れている、学校です。
ここにも、浅子の影響が及んでいるのかもしれません。
読んでいて、楽しかったです。
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2015.12.22.朝が来たのモデルになった広岡浅子の生涯を描いた作品。朝ドラをみただけだったら明治初期にこんな女傑がいたとは思えなかったが、実際におられたと知ってとても新鮮で勉強になった。人間的な魅力を描いているといういみでは朝ドラの方が勝っているとは思った。