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BCGが熟成させてきた「人材育成の秘伝のたれ」。成長・人材育成をテーマとした書籍であり、明示されていないが「内省」を成長の秘訣としている。
BCGでは次の3つの理由により高速な人材育成ノウハウがある。1.業務の難易度が高いこと、2.多様な人材を抱えていること、3.即戦力となる育成を求められること。
BCG人材育成では、マインドセット(内省)を身に付けることが重要であると捉えている。目に見えてわかるスキル(道具)を集めることよりも、ありもののスキル(道具)で戦う術を身につけよ、と主張している。失敗の原因を〇〇のスキルが不足していたから、と考えるのではない。たしかにスキル不足が原因だったかもしれないが、真に成長する上での原因はそれではない。
リバースエンジニアリングやアンテナ、他者からの学びなど、自分ごとと考えるテクニックを紹介している。どれもありふれたもの。
ー以下、メモー
目的志向でありたい姿をベースに成長の過程を考えるというのはその通りだと思う。ありたい姿をなかなか描けずにいるところが問題で、意思決定をできずにいる。マインドマップまでは書いた。
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・成長
自己認識、目標設定、マインドセットが必要
・失敗経験を上手に振りかえる
× なぜ、Aしてしまった
〇 なぜ、AでなくBを選んだのか、どういう思考を経てBという意思決定に至ったのか?
●伸び悩みの解消
1.目標を具体的に持つ
ビジネスにおいて顧客にどのような貢献ができるようになりたいか?
どんなことができる自分に、いつまでになってたいか?
2.思考のクセを見つける
自分のクセがわかることで、新しい考えかたを意識して身につけられる。
●成長を加速させるには?
量=学びのスイッチをonする時間を増やす
質=目を肥やす、行動を分解する、実践する
・スイッチON
作業をするのでなく、頭を使ってアクションする
自分の仕事が全体の中でどのような意味があるか考える
横で起きてること含めて自分ごと化して他人の経験を自分のものにする(メールのcc、全体会議、案件)
・目を肥やす
良い手本に触れてセンスを盗む
ネクストバッターマインド(次に自分が実践するならどうするか?)
・因数分解する
自分をリバースエンジニアリングする
行動に至るまでの思考を遡り、なぜそうした、そうしなかったのかを明らかにする。
・任され上手である
まず自分の頭でどう進めるか考える
そのあと上司と早めにコミュをとる
●育成する
徹底的に質問する、断言しない。
最近どう?から始める。
∟なぜ、どこが順調か、
∟課題ありなら、その課題をそのまま受け取ってないか
∟具体的な課題認識してるなら、ゴール設定間違ってないか
●仕事の任せかた
答えるべき論点を考える
検証すべき仮説を考える
仮説検証のためのタスクを考える
個別タスクを実行する
相手とタイミングをみて、任せかたを工夫する。
部下の育成をPDCAで捉えて高速でまわす
→上司側からチェックポイントをつくる。
(部下がセルフチェックできるようになるまで)
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「当たり前のことを実践することは容易ではないと実感する。」との記述が心に刺さる。育成はやって当たり前と思いつつ、やるパワー、やり方含めわかっているようで実践できてない事が多い
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思考や行動における落とし穴がとてもよくわかる本です。
自分自身のクセを知らなくては自分の強みが自分の足を引っぱることもある。
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学ぶ姿勢とどのような観点で仕事をしたら良いかについて書かれている。対象は、育成者と育成される側双方でBCGの実例を元に解説されている。特に興味深かったのは、人材の多様化と中途採用の普及による育成マネジメントであり、今と昔では、期待する能力も違う。それらは、コンサルタントの能力に近いという点でした。
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BCGの人材育成の考え方と実践方法がまとめられた本。特に以下の点が参考になった。
●成長のためのマインドセット
・他者への貢献に対する強い想い
・何度もチャレンジを継続できる折れない心
・できない事実を受け入れる素直さ
●努力を成長に繋げる方法
・正しい目標設定+正しい自己認識
・目標と現状の自己認識の差を埋めることが成長
●学びの面積を増やす法則
・学べる時間自体を増やす(量)
・時間当たりの学びの効果を増やす(質)
→常に学びの種を探し続ける
→自分の目を肥やしてインプットの質を上げる
→ネクストバッターズサークルから見る
→経験を因数分解して広く応用する
→実践して高速かつ大量に学びのPDCAを回す
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世界有数の戦略コンサルファーム、ボストン・コンサルティング・グループ。
その現役コンサルタントが、秘伝の育成ノウハウを初公開!
誰も教えてくれなかった、「本物のプロフェッショナル」への扉がいま、開かれる!
いくら世界のエリート本をたくさん読んで、スキルをみがいても、
それだけでは決して一流の域に達することはできない。
伸び悩みを突破し、「成長し続ける」人材になるために必要なことは何か。
本書では、多様な人材を超高速で戦力にまで磨き上げる「BCGの特訓法」を紹介する。
現役のコンサルタントが、自社のやり方を明かすのはきわめて異例のこと。
育てる側も、育てられる側も必見の1冊だ。
・跋扈する「スキルマニア」、蔓延する「チェックボックスメンタリティー」
・優秀だけど成果が出ない人。便利に使われ続ける人
・成長は手段に過ぎない
・今優秀な人より、これから伸びる人になれ
・会社は学びの場ではあるが、学校や研修機関ではない
・あなたは「あこがれのあの人」には決してなれない
・あなたのその強みは、プロとして通用するレベルなのか?
・頭を使わず、ただこなすだけの作業など存在しない
・一流は、すべての行動に理由がある
・「これから3週間、あなたを鍛えます! 」
・「最近どう?」から特訓は始まる
・「その目標は、ただのスローガンだね」
・なぜそうしたのか、なぜそう「しなかったのか」を厳しく問う
・「部下が育っていない」というマネジャーは、マネジャー失格
・チームとして成果を出すことと、育成をトレードオフと考えてはいけない
ほか
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2023/01/21読破
「育成」に関して、育成される側と、育成する側の両方の視点から考えられたメッセージが多く記載してありました。
著書にもあるように、実践内容を言語化すると「当たり前のことが多い」と記載がありましたが、感想としては、当たり前のことを継続して実施することが大切なんだなと改めて実感しました。
マネージャーとして中間管理職になった今、どちらの視点も学びになりました。
今後は、育成する側の「責任と自覚」、ハンズオフとハンズオンの「折衷案」にアンテナを張って成果に変えていきたいです。
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あまり参考にはならなかった。
期待したわりには。
出来ているかどうかは別にして、
分かっていることが多かった、
ように感じる。
堅苦しさも感じた。それも要因かもしれない。
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2015年出版。コンサルティングに携わる人間に限らず、仕事をし成長をするという過程に対するポイントがよくまとめられているように思った。成長に必要な要素、なぜ伸び悩むのか、また育つ人と育たない人の差は何か・・・。自分に当てはまるネガティブな部分も多く、身につまされる思いだった。本著の全部が正しいのではないかもしれないが、少なくとも業務に取り組む姿勢の参考にはなると感じた。