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文字通り、高学歴でモンスター化してる人について取り上げた一冊。
もちろん、高学歴じゃなくても自己愛が強い人はいるけれど、高学歴だとより強化され、しかも社会的地位がある分厄介という話。
今は「無自覚型のナルシスト」が蔓延する「自己愛過剰社会」であり、その代表が米トランプ大統領という話だが、今後ますます増えるであろうこの手の人に対してどう接するかが問われると強く感じた。
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しょっぱなから、「高学歴で迷惑な人が増えている。」(3頁)ときた。
悪い意味で有名になった人々の実名とともに、その行動を分析することから本文は始まる。
その人々の姿を見て、「うわ、最悪」と思うけれど、どうしてこんな行動を彼らは取ってしまうのか、私にはわからない。
頭の良い人ならば、その行動が割に合わないとわかるはずなのに。
彼らの行動の根底にあるものは、特権意識、想像力の欠如である。
彼らは繊細なナルシシストであり、それゆえ自分が傷つけられることに耐えきれないし、それを極度に恐れてもいる。
はて、これは自分のことか?
私も自他ともに認めるプライドの高い人間であり、学歴は1.5流くらいにしておこうか、繊細で短気だ。
この「うわ、最悪」なモンスターたちと何が違うのか?
程度の差こそあれ、変わらないのではないか?
本書では目の前にいる人から身を守るためにまず「気付く」ことが大事だと述べている。
二点あるうちの一点は「自分の直感を信じる」(185頁)だそうだ。
なんだか心もとないが、案外的を射ているかもしれない。
「あれ?」「なんかこの人、イヤだ」は100%当たるものではないが、当たることも多い。
自分を曲げすぎて苦しむよりは、無駄な戦いで消耗するよりは、三十六計逃げるに如かずだ。
その一方、自分がモンスターになってはいないか、省みることも重要なことだ。
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ある団体で、じわじわとターゲットにされている感が続き、
活動がひと段落したので、こういう系の本を読み始めたうちの一冊。
具体例が多く、対処法は、最終章。
「まず気づく」← これが遅れた自分。
これまでの子育て人生では、良い仲間や関係性に恵まれてきたことを、改めて実感。
世の中に出ると、理解を超える様々な価値観の人がいること、自分も正義感や常識が独りよがり過ぎれば、陥ってしまうかもしれない怖さを感じた。
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高学歴で世間知らずな人の行動は、はた目には面白い。当事者はたまらんな。自分は高学歴ではないが、モンスターが当てはまるときもあるか?と感じるところもある。被害を受けぬよう、与えぬよう。
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強い特権意識、想像力と共感の欠如、現実否認、状況判断の甘さ、自覚の欠如。
事例に挙げられた高学歴な方々の失敗(本人達は多分思ってない)は低学歴ながらも反面教師として見習いたい。
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このテの話は学歴に限ったことではないでしょう。
たまたまその自信につながるアドバンテージが学歴なだけで、根拠のわからない自信で威張っている人もよく見る。
「一流大卒」をほかのものに言い換えても成立します。
基本的に資質の問題だと思うし、学歴の高さと仕事の出来は比例しないし、高学歴といったアドバンテージが一つ多いだけ。
この地アトルをつけることで、ルサンチマン解消のために手に取ってもらえればいいなといった感じでしょうか。
専門分野にこだわるあまり視野狭窄となり誤診したという事例を読んで、自分も気を付けなければと感じた。